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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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10月31日

「らもチチ わたしの半生 青春編」(中島らも・チチ松村)
対談本。
生まれてから20代までの青春時代をそれぞれ語り合っている。
チチ松村氏のことは全く知らなかったが、どうやらミュージシャンでラジオ番組などのレギュラーでもあるようだ。相方のゴンザレス氏と「ゴンチチ」というバンドをやっているらしい。
15歳から18歳、22歳から26歳など、年齢を区切って順番に人生を振り返っているので、時代背景なども分かりやすくて良い。
中島らもは灘高校入学後にグレる。酒、クスリ、ラリリ人生の始まり。順調にいけば国立大学に進学するところを、大阪の某芸術大学に入学するあたりはちょっともったいない。
ちなみに大学生活は退屈だったそうだ。

「らもチチ わたしの半生 中年編」(中島らも・チチ松村)
前述の本の中年編。
チチ氏は勤めていた会社を退職、音楽で身を立てる。
らも氏はコピーライターを経て作家生活へ。最初は会社員とコピーライター、作家を兼業していたらしい。後者のほうが仕事量、収入ともに多かったそうだ。
で、らも氏は作家一本で食べていくことに。
順調に国立大学を卒業して公務員あたりになっていたら名作の数々は生まれなかっただろうし、そう考えれば人間万事塞翁が馬。
なかなか楽しい本だった。老年編が読めないのが残念。

「時計仕掛けのオレンジ」(手塚治虫)
「時計仕掛けのりんご」という名作映画のオマージュ作品(と思う)。
国家転覆計画の実験として、周囲を囲まれた町中の米に妙なクスリを盛る。人々は思考能力を失い従順になる。それを日本中で行えば、という話。
ちなみに首謀者は自衛隊員。
特別面白いわけではないが、それなりには楽しめた。

「アイネクライネな我が回想」(茂木大輔)
オーボエ奏者、茂木氏がドイツに留学していた時代を綴っている。
ドイツ語関係の連載エッセイを本にしたものなので、ドイツ語に関する話題が多い。
ユーモア溢れる文章と、音楽家としての秘話などが多数盛り込まれており、予想外に面白い本だった。
特に、ドイツの老指揮者がよく発していた言葉、「ぶんだば!」はツボだった。

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