読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
1.14(月)読了
長男は殺し屋、次男は弁護士、三男は刑事、長女は詐欺師、母親は泥棒という、それぞれ秘密を持った早川ファミリーが織り成すユーモア・ミステリー。 この無理な設定におもわず笑ってしまったが、内容はまずまずといったところ。 とある石油成金の宝石を狙って、長男は殺して奪う、長女は騙して奪う、母親は忍び込んで奪う、刑事の三男は警護する!というありえない設定。弁護士で常識人の次男は気苦労が絶えずダウン寸前・・・。 この本の主題は、ズバリ家族愛!(と言い切る) 良いも悪いも家族は助けあって生きていくもの、という著者の主張が感じられます。多作で有名な赤川次郎氏ですが、この「ひまつぶしの殺人」というタイトルはどうにかならなかったのか。題名と作品との結びつきも薄いし。この題名だけで、「・・・読むのやめよう」となる人もいると思う。実際、私も読む予定はなかったのだが、友達に借りた手前読まざるを得なくなったのだ。 この本は家族4人での朝食の会話からスタートしますが、実はこれを書くにはかなりの筆力が必要です。実際に3人以上の人物が会話をする場面を書いてみるとわかりますが、それぞれの発言を誰がしたのかが不明瞭になってしまいます。発言人物を明瞭にするために「・・・と、美佐子は口火を切った」などのフォローを入れたりしますが、それも不自然になりがちです。かといって連発したら読みにくくなる。 ものの本にも書かれていましたが、3人以上での会話は筆力が向上してから挑戦するのが吉。それまでは決して3人以上を対面させない!会話させない!これにつきます。 PR |
カレンダー
プロフィール
HN:
とし
性別:
男性
趣味:
読書、コーヒー、ジョギング
最新記事
(06/30)
(05/31)
(04/30)
(03/31)
(02/29)
(01/31)
(12/31)
(11/30)
(10/31)
(09/30)
ブログ内検索
最古記事
(01/08)
(01/09)
(01/09)
(01/10)
(01/11)
(01/12)
(01/13)
(01/14)
(01/15)
(01/16)
フリーエリア
最新CM
最新TB
アーカイブ
アクセス解析
|