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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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1.16(水)読了
思春期の課題にせまられた少女まいが、「西の魔女」(=おばあちゃん)との交流を通じて成長していく児童文学。題名からはファンタジーを連想させますが、ファンタジー的な要素は少なく、正当な少女・少年文学といった印象です。

この小説は「児童文学者協会新人賞」をはじめ、さまざまな賞を受賞し、100万部を超すロングセラーを記録した作品です。2005年はラジオドラマ化もされています。

作品を比喩で表現すると、「となりのトトロ」のトトロが棲んでいそうな場所で、「魔女の宅急便」のキキのような思春期の悩みに直面した女の子が、「もののけ姫」のヒイさまと共に暮らし成長していきます。
スタジオジブリが映画化しそうな薫りがそこはかとなくただよう一品です。

ジブリではありませんが、実写で2008年夏に映画公開されます。
キャストは少女まい役は新人の高橋真悠、「西の魔女」(=おばあちゃん)はシャーリーマクレーンの娘のサチ・パーカーが務めます。シャーリーマクレーンは大女優であると同時に作家でもあり、彼女の自伝的著作「アウト・オン・ア・リム」は日本の精神世界に大きな影響を与えました。その娘さんが魔女役とはナイスキャストです。
主題歌「虹」を歌うのは手嶌葵さん。彼女は「ゲド戦記」の挿入歌、「テルーの唄」を歌い注目を浴びた方です。透きとおった声がとてもきれいで私は好きです。また彼女は対人関係から中学校時代に不登校気味になったこともあるそうで、イメージ的にも少女まいとリンクします。すべてにおいてナイス・キャスト。

ちなみに「ゲド戦記-影との戦い」は高校生~大学生の間くらい(だったかな?)に読みましたが、これもすばらしい作品で「西の魔女~」とテーマも一致しており、思春期に自己の影に直面して成長するという心理学的要素が・・・止まらないのでこのへんで終了。

映画化されたらみてみたいと思います。公開が楽しみ。

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