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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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3月31日

「向田理髪店」(奥田英朗)  
北海道の寂れた田舎町が舞台。
理髪店の店主を中心に、町の復興に取り組む人々を描いています。
東京で就職したが町に戻って理髪店を接ぐと言い出した息子、中央官庁から出向してきた若い官僚は町の発展策を提示し、青年団は祭りの宣伝に取り組む。
極めつけは役所が取り付けてきた映画の誘致。
殺人をテーマとした暗い内容の話で町の人々には不評だったが、以外にも国際的な映画賞を受賞してめでたしとなる。
後味の良い佳作。

「あ、バシャールだ!」(ダリル・アンカ USP)
バシャール本。対談。
いつの間にか新刊が出ていたので読んでみた。
USPはユニバーサル・シェア・プロジェクトの略で、有名ブロガー4名が集まりバシャールと対談するというのが趣旨。
質問内容がひどい。
いままでのバシャール本で質問されていた内容の繰り返し。その場で考えた浅い内容、もしくはミーハーな内容が非常に多い。
バシャールから「お分かりですか」と回答について聞かれると、「すっごくよく分かりました!」と言ってあっさりと次の質問に移ってしまう非常に頭の良いブロガー4名。私には分かりにくい回答内容も多かった。
ブロガー4名のそれぞれの振動数などミーハーな個人的内容の質問にもうんざり。そんなの知りたくもない。途中で読むのをやめようかと思った。根性で最後まで読んだけど。
間違いなくバシャールとの対談本では最悪の出来(私にとっては)。
この手の対談では聞き手の力量が試されるのだと改めて認識して一冊だった。

「帰郷」(浅田次郎)
短編集。戦後に服役した軍人を描いている。
戦後日本の様子がよく描かれており、ストーリーも良いものが多かったので満足できた。
自衛隊と軍隊との絡みの一遍もあり、両者の比較ができて興味深かった。
浅田氏自身が自衛隊への入隊経験もあることから、かなりリアリティがある。
駄作は1作もなかった。万人にお勧めできる一冊。

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