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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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4月30日

「天才の栄光と挫折」(藤原正彦)
ニュートンやハミルトンなど歴史上有名な数学者について、著者が現地に赴き母校や生家をたどる形で情報を集め、伝記風に仕立てた本。
半分くらいは著者の他の本で読んだ内容でしたが、アラン・チューリング、アンドリュー・ワイルなど数人については初めて読む内容だったので楽しめました。
内容はもちろん、藤原氏は文章も巧いので読んでいて気持ちが良いです。
かつて少年ジャンプ(だったか?)で掲載されていた「栄光なき天才たち」のような作品が好きな人は楽しめると思います。

「variety」(奥田英朗)
短編集。
様々な雑誌に掲載された短編を集めて一冊の本にしたもの。
どれも良作ばかりでしたが、特に最初の「俺は社長だ!」が良かった。脱サラして会社を設立したものの、思い通りにいかず苦難の連続、という内容。
シリーズ物にする予定だったらしいがシリーズ化ならず、そのまま埋もれてしまったそうだ。残念。

「宇宙からのメッセージ」(賢者テラ)
スピリチュアル本。
キリスト教を信仰していた著者がある日の体験により「悟り」を開いた。悟りの内容を書き記した本、とのこと。
結論から言うと、楽しめなかった。50ページくらい読んで「時間の無駄」と思い読まずに終えた。私としてはかなり珍しいことだ。
まず自分のことを「賢者」と名乗ることからして怪しい。
そして肝心の内容は、さも自分が宇宙の真理を悟ったかのように書き記されていたので不快でした。
他のスピ本で書かれていない内容とわざわざ断りを入れた上で「この世で起きることは、すべて決まっている」というスピ本でお決まりの内容が書かれていたのでガクッとしました。
文章全体から横柄さを感じます。読んでいてイライラしました。
自分で「悟った」という人ほど怪しいものはないと再認識させられました。

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