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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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「イン・ザ・プール」(奥田英朗)
いわずと知れた、精神科医・伊良部一郎シリーズの初作。
3度目くらいですが、やはり面白い。主人公の伊良部がコミカルで、キャラが立ってる。それでいて、不思議と患者を治してしまう能力があるのもいい。
読後感良好。

「金持ち脳と貧乏脳」(茂木健一郎)
月初めに読んだ本なので、内容をあまり覚えていない。
金持ちになるタイプの人が取る行動と貧乏人のそれを比較していた、と思う。
こういった本は、まあ、そういう考え方もあると参考にする程度がいいのかもしれない。

「本当にあった奇跡のサバイバル60」
1900年代の遭難その他によるサバイバルな体験を60紹介している。
1つ数ページで簡潔に紹介してくれているので、さらっと読むことができるが、内容はなかなかハードだ。アメフト部の飛行機遭難による人肉食事件などの有名どころや、聞いたこともない恐ろしい話など、ホラー好きにも満足できる内容になっている。
図書館の返却期限の影響で途中で返してしまった。また借りようかな。

「空中ブランコ」(奥田英朗)
伊良部一郎シリーズ2作目。直木賞受賞作。
初作よりもキャラが練られているような感じで、さらに面白くなっている。
短編形式だが、どの作品も全て面白い。ある種、神がかり的なエンタメ本といえる。
奥田氏は本当にエンタメが巧いと思わせてくれる本。

「三日間の幸福」(三秋縋)
ラノベの受賞作? 特に本の紹介には書かれていなかったように記憶しているが、内容は大賞を受賞していてもおかしくないものだった。
人生の時間を売った大学生と、その大学生を監視する同学年程度の監視員の女性。その2人のやり取りにより構成されている。シンプルだが感動できる素晴らしい内容になっている。文章も整っており、これからが楽しみな作家だと思った。

「僕が七不思議になったわけ」(小川晴央)
学校の七不思議を題材とした作品。ラノベ。
主人公が七不思議の1つとされてしまう内容だが、途中までは正直面白くなかった。文章もあまり上手くないし、ストーリーにほとんど関係ない内容(つまりは削ったほうがよい箇所)も散見された。
ラストはよかった。ネタばれになるので書けないが、2度くらいは驚かされると思う。
文章をブラッシュアップして、余計な箇所を削っていれば大賞も受賞できたかもしれない。惜しい。

「階段部」(櫂末高彰)
高校の階段を走り回るという部活動をコミカルに描いている。
なぜ階段を走るのか、そこに階段があるからだ、というノリの部活動。
登場人物が割と多めだが、それぞれキャラが立っているので楽しく読むことができた。
残念なのは、伏線を回収しきれていないところ。
なぜ階段部を設立したのか、そして刈谷と天ヶ崎との恋路、生徒会会長中村との過去、ヒロインが陸上部を辞めた本当の理由など、書ききれていない箇所が目に付いた。
もう少し推敲すれば、さらに良作になると思った。

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