読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2.6(水)読了
500人の応募者の中から見事に立花隆氏の3代目秘書の座を獲得した佐々木千賀子女史の秘書日記。彼女は小松左京氏の秘書を勤めていた時期もあったようです。 試験内容はとてもユニークです。 (1)歴代の大蔵大臣の名前をできるだけあげよ (2)科学者の名前をできるだけあげよ (3)次の人々の職業、肩書きないし仕事のカテゴリーを述べよ 鎌田慧、スパイM、川島雄三、C・L・ケーディス、山村暮鳥、フォン・ノイマン、中村元、ガルシア・マルケス、ウィルヘルム・ライヒ、スウェーデン・ボルグ、影山光洋、ラス・カサス(他38名) その他、英語訳、電話番、多数のペーパーテスト、能力自己評価、個人面接、試験レポートなど多岐にわたります。試験結果、最終選考に4~5人が残り、立花氏の鶴の一声で佐々木女史が合格しました。佐々木女史は英語が致命的に弱いという欠点があったが、他の分野では平均的に高得点をたたきだしていたのが合格の要因のようです。立花氏は非常に幅広いジャンルの執筆活動を行っているので、スペシャリストではなく有能なゼネラリストを選んだようです。立花氏いわく、最終選考を受けた20人は全員すばらしい能力の持ち主なので、この20人を引っさげて起業するのもおもしろい、ということを述べています。 立花氏は猫の絵が描かれた通称「猫ビル」で居住および執筆活動をしており、地下2階から地上3階のビル内には3万冊とも5万冊ともいわれる数の本が置かれています。女史はファイリングやスケジュール管理はもちろんのこと、立花氏の身の回りの細々としたことをこなしていきます。内容は本を読んでいただくということで。 立花氏の嗜好や習性、こぼれ話など秘書でしか知りえない事柄がたくさん書かれており、飽きることなく読むことができました。素直に書かれた文章も好印象です。最後のページはおもわず「アッ!」と驚いてしまうどんでん返しがありました。「さいごに」の佐々木女史が立花氏に宛てた手紙も、女史の気持ちが素直にでており「うーむ」と唸ってしまいます。まだ読まれていないかたのために詳細は伏せておきます。 PR |
カレンダー
プロフィール
HN:
とし
性別:
男性
趣味:
読書、コーヒー、ジョギング
最新記事
(06/30)
(05/31)
(04/30)
(03/31)
(02/29)
(01/31)
(12/31)
(11/30)
(10/31)
(09/30)
ブログ内検索
最古記事
(01/08)
(01/09)
(01/09)
(01/10)
(01/11)
(01/12)
(01/13)
(01/14)
(01/15)
(01/16)
フリーエリア
最新CM
最新TB
アーカイブ
アクセス解析
|