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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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6月27日(土)

「無銭横丁」(西村賢太)
短編集。いつも通り、ほぼ私小説。
今回は、久しぶりに「秋恵もの」も一編収録されている。過去の作品のように、酷く暴力を振るう場面があまりでてこない。若干、パワーが落ちた感はあるが、それなりに面白かった。

「大人のアスペルガー症候群」(加藤進昌)
最近、流行っているアスペルガー。アスペは知能が他の人と変わらないので、幼少期に見過ごされて、大人になって初めて確定診断を受ける人が出てくる。
アスペと非アスペの線引きは難しいようで、特に不自由なく日常生活を送ることができているなら、それは個性で済ませられる。
日常生活に支障が出て困っている人は、アスペの診断をきちんと受けて、それなりの対策を練るのも良いと思う。

「「あの世」の準備、できていますか?」(矢作直樹 田口ランディ)
医師と作家のスピリチュアル対談。
田口ランディ氏は義父母、両親を看取った経験から、矢作氏は医師として、そして両親と弟を看取った経験から、死に対する考え方を語っている。
スピリチュアルな考え方を身につけると、死に対する考え方が変わります。本能的には怖いのですが、死そのものがあの世への移行と考えると、消滅に対する不安感(というのか)はやわらぐ気がします。

「アドルフに告ぐ」第一巻(手塚治虫)
往年の名作漫画。4読目くらい。
アドルフ・ヒトラーを中心として、3人のアドルフ姓を持つ人物の人生を描いている。
ハードカバー全4巻のボリュームなので、読み応えはかなりある。
狂言回しかつ主人公である峠氏の魅力も十分で、ハードボイルドとして読むこともできる。
大人、子供を問わずお勧めの作品。
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5月30日(土)

「もっとあの世に聞いた、この世のしくみ」(雲黒斎)
前著に続き、守護霊の雲さんと黒斎の対話形式でスピリチュアルな内容を語っています。
抽象的になりがちな「あの世」の話を具体的かつ分かりやすく説明してくれているのでお勧めです。個人的には「神との対話」を超えた本だと思っています。
 
「大平光代のくじけない生き方」(大平光代)
「だからあなたも生き抜いて」の著者として有名な大平さん。
中学生で割腹自殺未遂、極道の妻、司法試験合格、大阪市助役とジェットコースターのような人生を歩んできた人の言葉なので重みがあります。
現在は子育ての真っ最中だそうです。
 
「天皇と日本人」(中傑高徳 矢作直樹)
対談本。医師の矢作氏が出ているので読んでみました。
内容はうろおぼえですが、日本は天皇を中心として成り立っている国、という一般的な意見の他に、スピリチュアリストとしての一面も語っていたような……。
天皇制の賛否はありますが、日本人の意識に皇室が強く根付いていることは確かだと思います。
 
「一私小説書きの日乗 野生の章」(西村賢太)
随筆。第3弾。前著、前前著と同様に日”乗”を淡々と綴っています。
今回は持病の痛風の他に右腕が痛むという、現在では珍しくペンで書き物をしている作家としては致命的ともいえる症状が発祥してしまいます。
痛くてペンが持てない状態で今作が終了していますが、その後、回復したのでしょうか?
 
「いのちが喜ぶ生き方」(矢作直樹)
医師、スピリチュアリスト(?)両面から書かれた生き方の本。
基本的に偏らない生き方をお勧めしています。食事に関しても、自分がおいしいと感じるものを食べる、よく噛んで食べる、感謝して食べる、食べ過ぎないなど、基本的なところを押さえていればOKという考え方。
一番いけないのが「べき論」。
~すべき、しなければいけないと考えると生きにくくなるし、人生が楽しくない。その通りだと思います。
4月29日(水)

「自閉症の僕が飛びはねる理由」(東田直樹)
重度の自閉症として生まれ育った男性の手記。本人は会話を交わすことが難しいため、キーボードなどを使用して文章を作成しているそうです。
自閉症の当事者が、なぜ自閉症者は奇異な行動をとるのか、なぜ突然騒ぎ出すのかといった、通常人が疑問に思っている事柄を答えてくれています。
自閉症者が書いているとは思えない文章は、まるで詩のようです。お世辞などではなく、本当に美しい文章です。感動しました。

「名探偵コナン③」(青山剛昌)
国民的マンガ。全館読破を目論見、図書館で借りましたが、ジェネレーションギャップがあるためか3巻で挫折してしまいました。面白くない訳ではないのですが、やはりギャップを感じる今日この頃です。

「魂と肉体のゆくえ」(矢作直樹)
 東大病院の現役医師が書いた本。スピリチュアル系。
残念なことに内容は忘れてしまいました。この人の本は対談本が面白かったので、全館読破しようと思い図書館で借りました。
良いことを書いていたと思いますが、あまり記憶に残っていません。

「おかげさまで生きる」(矢作直樹)
こちらも矢作氏が書いた本。スピリチュアル系です。
良いことは書いてあるのですが、どこかの本に書いていることのつなぎ合わせの感があり、正直面白くありませんでした。医師なのですから、病気や健康法など専門分野の内容を増やすなどの工夫があれば良いと思います。

「ロバに耳打ち」(中島らも)
らも氏の未読のエッセイがあったので読んでみました。
相変わらず、読ませる内容でした。短い文章でスパスパと切れ味鋭く文章を書いているので、読んでいて爽快感があります。
もう少し長生きをして、多くの作品を残して欲しかったなと思います。

3月31日(火)

「藤子・F・富士夫全集 少年SF短編③」(藤子・F・富士夫)
背の高いほうの藤子さんが描いた短編漫画。
見たことのある漫画が半分くらい入っていましたが、再度読み直しても面白いです。
パーマンやドラえもんを見ても分かるように、ノッポの藤子さんは夢のある作品を描くのが得意だと思います。一方、背の低いほうの藤子さん(我孫子氏)はダーク藤子と呼ばれていて、笑ウせぇるすまんやプロゴルファー猿などのように個性的で太い(?)作品を好んで描く気がします。 

「あの世に聞いた、この世のしくみ」(雲黒斎)
著者(黒斎)と守護霊(雲)との対話。「神との対話」の日本版みたなものでしょうか。
ふざけたような著者名ですが、内容は秀逸です。スピリチュアルの知識がない人にも分かりやすく、噛み砕いて説明してくれているのでお勧めです。哲学書としても読むことができます。

「跳びはねる思考」(東田直樹)
重度の自閉症者が書いた本。
自閉症者が何を考えているのか、そしてなぜ奇異な行動を取るのかといったことが分かりやすく書かれています。
驚いたのは、文章の上手さ。読んでみたら分かると思いますが、優れた詩を読んでいるように感じます。自閉症者(アスペルガーを除く)は頭が良くないと思っている人が多いと思いますが(私を含め)、この本を読むと認識が一変します。
著者は上手く話すことができないので、タッチパネルのようなものを指さして他人と意思の疎通を図っています。

「今、知らなければいけない重大な真実を語るメジャーな人々 vol.1」(五井野正、池田整治、滝沢泰平、増川いづみ)
原子力、核問題、宇宙開発、軍事兵器、環境問題など、その道の第一人者が公演で話した内容を本にしたもの。
最初に登場する五井野教授の話を面白かった。ロシア政府からエネルギー開発の主任のポストを打診されたり、ニュートン、アインシュタインの重力に関する理論は間違っていると語ったり、文型の私には難しい内容もありましたが、とても興味深く読むことができました。

「スピリチュアルメッセージ 生きることの真実」(江原啓之)
江原さんが自身の守護霊との対話を書籍化したもの。チャネリング本ですね。
生きることにどのような意味があるのかを分かりやすく説明してくれています。守護霊自身は江戸時代(だったかな)に地球に生を受けた人物なので、文章は古語で書かれています。「~でござる」とか。

「つかえる生物」(左巻健男、青野裕幸)
中学生くらいの教科書に出てくる生物の内容を分かりやすく解説してくれています。
イモリとヤモリの違い、遺伝子組み換え技術、生物誕生~恐竜~哺乳類誕生など、話は多岐にわたります。
教科書的雰囲気が強くてちょっと退屈な箇所もありましたが、恐竜あたりは面白かったかな。もうちょっとエンタメを入れると読みやすくなるかも。

「名探偵コナン」①、②(青山剛昌)
かなり昔に読んで面白かったので再読。
今読んでもそれなりに楽しめますが、対象年齢が小中学生ということもあり少し幼稚……と思ってしまう年齢になってしまいました。
今現在、TVでアニメを再放送しているので、まだまだ人気はあるようです。国民的漫画といってもいいかも。まだ連載してるのかな?

2015年2月27日(金)

「来るべき世界」(ルース・モントゴメリー)
2読目。スピリチュアル本。著者はアメリカで有名なガイドだそうですが、私は知りませんでした。
大いなるシフト(大災害)は、ウォークインを経験した魂がアメリカ大統領になった後に起こるどうです。その大統領は震災に備えて様々な政策を打ち出すそうです。
ちなみに、バラク・オバマは「その大統領」ではありません。となると、時期的には次の大統領が有力候補でしょう。男性大統領のようです。要注目。

「これでうまくいく【新版】人生のしくみ」(越智啓子)
過去世療法をおこなう精神科医。
日本版のパッチアダムスといえば分かりやすいでしょう。薬を使わずに笑いで病気を治すというのが信条のようです。
公演中にイルカの着ぐるみを着て笑いを誘ったり、そのほか普通の精神科医が行わないような方法で治療にあたります。
ちなみにハンター・アダムス氏と交友あり。

「食べること、やめました」(森美智代)
2読目。小脳が縮む病気で平均余命10年を告げられた森さんですが、究極の食養生である「一日一杯の青汁」生活により奇跡的に完治してしまいます。
食事に青汁を取り入れるのではなく、一杯の青汁が一日全ての食事というから驚きです。腸が草食動物のようになっているようです。
そのほか、「修行」の副産物としてオーラが視えるようになったり、自動初期ができるようになったり。
鍼灸師の資格を取得後は、悪いところが視えるという能力を治療に活かしているようです。

「人生に無駄はない」(江原啓之)
スピリチュアリスト、江原啓之の半生を綴った本。処女作「人はなぜ生まれ いかに生きるのか」や、漫画「江原啓之物語」をより詳しくしたような本です。
幼くして両親を失った江原氏は、とても辛い10代を送ったようです。霊が視える能力のため苦労したり、人に騙されたり。読んでいて気の毒になりました。
しかし全ては必然。辛い経験が人を磨く。あの誠実な人柄と素晴らしいカウンセリング能力は、自身の経験に拠るところが大きいのだと思います。
また、「オーラの泉」は霊的な世界を多くの人に紹介するという大きな役割を演じました。「スピリチュアル」が市民権を得たのも江原氏の業績です。日本における精神世界の偉人のひとり、といっても言い過ぎではないと思います。
2015年1月29日(木)

「あなたの人生を変えるスウェーデン式歯みがき」(梅田龍弘)
歯のメンテナンス先進国、スウェーデンの歯みがき方法を紹介しています。
スウェーデンではワンタフトブラシ(先端が尖っている1本ブラシ)で歯の隙間などの虫歯リスク箇所を磨き、その後に普通の歯ブラシで磨くという2段階方法が一般的だそうです。
私もさっそく電動ワンタフトブラシを購入し、2段階で磨いています。歯磨きに30分近くかけることもあり歯はピカピカ。磨きすぎに注意かも。

「手塚治虫の知られざる天才人生」(手塚悦子)
手塚氏の娘さんによる、漫画の天才手塚治虫の自叙伝。
これを読むと、手塚氏の多忙ぶり、天才ぶりがよく分かります。
死の間際まで原稿を描いていたなんて、生粋の漫画小僧だったんだなと思います。

「タブーの日本史 怨念の舞台」(別冊宝島編集部)
主に戦いで敗れた者、策略で殺された者などに焦点をあて、恨みを受けた側の末路を紹介しています。
源平合戦、元寇、壬申の乱など、超有名な歴史事項を元にしているので、歴史好きはもちろん、受験生などが読んでも楽しむことができると思います。

「ガラスの城の記憶」(手塚治虫)
2読目。冷凍保存技術で未来に目覚め、預金利子で大もうけしようとした一族。結果、叔父と姪の生身の年齢が逆転するなど奇妙なことに。
冷凍保存を望まなかった息子による父親殺し、遥か過去から生まれ出でた娘など、なかなか面白いストーリーでした。
なぜかラストは尻切れトンボで終わっています。途中で連載が打ち切られた結果でしょうか。その後の内容が気になります。

「少年SF短編」①、②(藤子・F・不二夫)
全て少年が主人公のSF短編漫画。
他の全集で読んだことのある作品も見受けられましたが、良作揃いだったので全て読みました。藤子作品はやはり面白いと再認識。

「本当は怖い雑学」
2読目。「知らなきゃよかった!」と思うような雑学を多数紹介しています。
個人的には「ラピュタ」(宮崎作品ね)はスウィフトの文学作品が元ネタで、その意味は「売春婦」。シータの名前の意味は「真のラピュタの王」なので、元ネタを参考に訳すると「真の売春婦の王」に。電車内で笑いそうになりました。

「リウマチ卒業生に学ぶ9レッスン」(中村司)
治らない病と言われているリウマチ。
祖母がリウマチで、リウマチを治すために鍼灸師となった中村氏だが、自身もリウマチに罹患。
その後、リウマチが治った患者さんの生活方法を実践し、わずか20日でリウマチを完治させることに成功したそうです。
リウマチ発症のメカニズムや対処法などが惜しみなく書かれています。リウマチ患者必読の本です。
12月30日(火)

「42歳からの通風・高尿酸血症」(谷口敦夫)
健康診断結果で尿酸値がほんの少し高めだったので読んでみた。
通風になったら足の親指の付け根が痛む。とんでもなく痛む。次第に痛みが上に上がってきて……通風になった人は薬をきちんと飲まなければ酷いことになる、ということが分かりました。

「スノウホワイト」(諸星大二郎)
現代版グリム童話の漫画。
SFチックな内容が多く、どことなく星新一のショートショートを思わせるような作品に仕上がっている。
基本的に怖い内容が多いが、感動する作品も少なくない。独特の世界観が良い。

「スーパー図解 関節リウマチ」(林泰史)
通風の可能性は否定された(自己診断)ので、最大の可能性であるリウマチの本を読んでみた。
初期の特徴として、朝起きたときの手のこわばり、手足の指の関節の腫れ、痛み。症状は左右対称性がある。基本的に治らないが、薬の服用により進行を遅らせることは可能。特に最近の薬は優秀なものが多いらしい。
自己診断の結果、関節リウマチの可能性大(朝のこわばりは無いが)。
年明けに専門医に診てもらうことにします。

「膠原病に克つ本」(松井良樹)
リウマチは膠原病の一種。膠原病は自己免疫疾患のこと。正常な細胞にもかかわらず、外敵と認識した白血球が攻撃し、炎症が起こり、関節や骨が破壊されたりする(リウマチ)恐ろしい病気。
その他、10個くらい膠原病があります。膠原病という名前の病気があるわけではなく、自己免疫疾患の病気の総称を膠原病と呼んでいるようです。小さい頃は高原に住む人がかかる「高原病」と思っていました……。

「万病息災」(吉武輝子)
自称、病気のデパートを自認する筆者のエッセイ。
病気のデパートだけあって、膠原病、白血病、大腸ガン、失明、その他、さまざまな病気や症状を患っています。
病弱な人というと青白くてひ弱なイメージがありますが、吉武さんはスーパー元気元気な女性で、執筆活動や講演活動、選挙協力、TV出演など、さまざまな活動を精力的にこなしています。性格は超ポジティブで、そしてお洒落好きなレディ。病室ではフランス製のフリフリのネグリジェを着込み、そのくせ下着にはサイケなふんどしを履いて、診察にきた先生を驚かせようと企てた経歴あり。
この本を読むと、少々の病気になっても、「なーんだ、大したことないじゃん!」と思わせられるから不思議です。
病気で気弱になっている人には、ぜひ読んで頂きたい本です。
11月30日(日)
 
「下手に居丈高」(西村賢太)
エッセイ集。いつもの通り、日々の行動を記録した日記風のエッセイ。
今回は編集者との喧嘩場面はほとんどなく、マイルドな作りになっている。ある意味物足りない。

「ルードウィヒ・B」①②(手塚治虫)
ベートーベンの生涯を漫画で描いている。
架空の登場人物を登場させ(変な文章)、ベートーベンの苦悩を浮き彫りにさせることに成功している。2巻で終わりではなく、3巻、4巻……と続ける予定だったのだろうが、おそらく手塚氏の死去に伴い未完の作になったものと思われる。

「やまいだれの歌」(西村賢太)
初の長編小説。主人公はもちろん、北村貫多。中学を卒業した後の生活、仕事先などの風景を書き綴っている。
面白かったが、短編小説に文字数を増やして長編にした感は否めない。短編よりも密度が薄いというか、説明過剰というか、全体的に文章が冗長気味。長編処女作にしては立派(←エラそう)。

「アミ3度目の約束」(エンリケ・バリオス)
アミ3部作の最終巻。
今回はさまざまな星に赴くほか、地球内部に住む優れた人類との遭遇や、主人公のフィアンセの星でハードボイルドな戦いを繰り広げるなど、いつもより刺激的な内容になっている。もちろん、所々に教訓を織り込むのも忘れていない。
最後はフィアンセと地球で暮らすことになって、めでたしめでたし。
3冊とも本当に素晴らしい本なので、興味のある人、ない人問わず読むことをお勧めします。
10月31日(金)

「ミドルエージのためのピアノ・レッスン」(伊能美智子)
ミドルエージからピアノを始めた人はどのようにレッスンをすれば良いのか。
生徒自信の練習方法はもちろん、先生側も押さえておくべきポイントが書かれています。
基本は、押し付けない、プライドを傷つけない、ゆっくりやさしく教える、だそうです。

「大人のピアノ 長続きのコツ」(大村典子 大崎妙子)
対談本。大人にピアノを教え続けて10数年の大崎先生。何でも50代以上限定のピアノ教室を運営しているそうです。
「大人も大歓迎」よりも、「大人しか入会できない」のほうが入会しやすい雰囲気があります。さらに良いのが「初心者の大人のみ入会可」。ただし教えるほうは大変でしょうね。
そんな苦労談、楽しさ、感動話なども盛り込まれています。

「ピアニストは指先で考える」(青柳いづみこ)
ピアノの練習方法、日常風景などをエッセイ風につづっています。
ピアノエッセイを読んでいていつも思うのですが、ピアニストには文章が巧い人が多い。青柳氏も文章で生計を立てているのかと思うほど(そういう側面もあるようですが)文章が巧いです。

「ピアノQ&A136」㊤(横山幸雄)
ピアノに関する疑問や質問などにプロピアニストの横山氏が答えています。
総質問数は136。質問多いですね。
私も独学でピアノを弾いていますが(下手です)、分からないことばかりで困っています。こういう本があると参考になります。

「ピアノQ&A136」㊦(横山幸雄)
下巻です。ピアノの練習方法、指使いといったオーソドックな質問から、コンテストの心得、プロになるためにはといった次元の高い質問まで多種多様。
内容は興味深いのですが、ピアニストにしては? (ちょっと小声)文章が下手です。

「一私小説書きの独語」(西村賢太)
エッセイ集。いつもながら日常生活を淡々と書いています。
この人のエッセイは日常生活の記録を淡々とつづっている感じで、吾妻ひでおの「うつうつひでお日記」に一脈通じるところがあります。(前も書いたか?)

「健康診断で血圧値が高めの人が読む本」(島田和幸)
ちょっと血圧が高め(85-130)なので読んでみました。
高血圧が原因で引き起こされる病気、血圧降下のための生活法、薬についてなど、オーソドックスな内容が書かれています。面白くはないけど、参考にはなります。

今月はピアノ関連の本が多いですが、お察しの通りピアノにはまっています。
細く長く、独学での練習を続けていければと思います。
9月23日(火)

「100年の難問はなぜ解けたのか」天才数学者の光と影(春日真人)
数学界のノーベル賞を受賞したにもかかわらず、受賞を拒否した人物に焦点を当てた作品。
ペレルマンは数学界の10の謎と言われるポアンカレ予想を解き明かし、フィールズ賞を受賞。本人は受賞を拒否。その理由を聞くために筆者は外国へ向かうが、最後までペレルマン博士に会うことはできなかった。
ポアンカレ予想や数学に関する簡単なレクチャーもあるので興味深く読むことができた。

「僕の死に方」エンディングダイアリー500日(金子哲雄)
流通ジャーナリストとして脚光を浴びた金子氏の闘病記。
癌で亡くなる寸前まで仕事や著述をし、生前に自分の葬儀の予約をするという姿に感動しました。テレビで笑顔を振りまきながら「お得情報」を伝えていた姿を思い出します。

「アミ  小さな宇宙人」(エンリケ・バリオス)
”地球人”ペドゥリート少年と宇宙人”アミ”の心温まる物語。
この本はすべてペドゥリート少年の”想像”を記録したものという体裁を取っていますが、宇宙の真実が書かれていると思います。物語としても一級品で、最後まで楽しく読むことができました。
本当に素晴らしい本なので、ぜひ一度呼んでみてください。

「もどってきた  アミ」(エンリケ・バリオス)
「アミ 小さな宇宙人」の続編。
アミが再び地球に戻ってきた。宇宙船には他星人の女の子が乗っていた。女の子とペドゥリートは「禁じられた」恋に落ちてしまう。それもそのはず、ふたりは魂の伴侶なのだから……。宇宙の真実とともに甘いラブロマンスを散りばめた珠玉の一冊。お勧めです。

「タエヌのスピリチュアル日記」(タエヌ)
チャネリング本。自身の守護霊はもちろん、額田王や秦造などの歴史上の有名人と対話し、さらには上記で紹介した「アミ」とも通信できるという、俄かに信じがたいタエヌ氏ですが、内容は素晴らしいです。
タエヌ(アトランティス時代?の彼の名前だそうです)氏は公務員を辞め、スピリチュアルの世界で生計を立てることを決意。理由は分からないが10の金融業者から借金をし、最終的には自己破産という方法で決着をつける。
金銭で悩んでいる際には霊から「そんなことで悩むな」と幾度となく言われるも、やはり悩み、眠れない日々を過ごすタエヌ氏。それはそうだ。
しかし、「たそがれ清兵衛」の映画に感動し、山上憶良から叱咤され、徐々にケセラセラの境地に近づいていったのでした。
内容は素晴らしいです。スピリチュアルな内容はもちろん、人生の悲喜も散りばめられており、非常に考えさせられます。地位や金銭だけが重要ではない、と思わせられる本です。


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