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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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11月30日(日)
 
「下手に居丈高」(西村賢太)
エッセイ集。いつもの通り、日々の行動を記録した日記風のエッセイ。
今回は編集者との喧嘩場面はほとんどなく、マイルドな作りになっている。ある意味物足りない。

「ルードウィヒ・B」①②(手塚治虫)
ベートーベンの生涯を漫画で描いている。
架空の登場人物を登場させ(変な文章)、ベートーベンの苦悩を浮き彫りにさせることに成功している。2巻で終わりではなく、3巻、4巻……と続ける予定だったのだろうが、おそらく手塚氏の死去に伴い未完の作になったものと思われる。

「やまいだれの歌」(西村賢太)
初の長編小説。主人公はもちろん、北村貫多。中学を卒業した後の生活、仕事先などの風景を書き綴っている。
面白かったが、短編小説に文字数を増やして長編にした感は否めない。短編よりも密度が薄いというか、説明過剰というか、全体的に文章が冗長気味。長編処女作にしては立派(←エラそう)。

「アミ3度目の約束」(エンリケ・バリオス)
アミ3部作の最終巻。
今回はさまざまな星に赴くほか、地球内部に住む優れた人類との遭遇や、主人公のフィアンセの星でハードボイルドな戦いを繰り広げるなど、いつもより刺激的な内容になっている。もちろん、所々に教訓を織り込むのも忘れていない。
最後はフィアンセと地球で暮らすことになって、めでたしめでたし。
3冊とも本当に素晴らしい本なので、興味のある人、ない人問わず読むことをお勧めします。
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