忍者ブログ
読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
[510] [509] [508] [507] [506] [504] [505] [503] [502] [501] [500]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

4.11(日)読了
主に戦争論について。
十六巻も続けざまに「ゴー宣」を読んでいると、ちょっとずつ思考回路が小林氏よりになっていく。戦争賛美ではないが、先の大戦は日本が悪いばかりではない、もっと自分の祖先に誇りをもて、という考え方だ。

なるほど、それはそうだ。戦争なんてものはどちらか一方が100パーセント良かったり悪かったりするわけではない。どちらにも言い分があり(それが無体なものであろうがなかろうが)、大義がある。戦の結果勝利した方が敗者を裁き、敗者は一方的に悪者にされる。勝てば官軍負ければ賊軍。日本は負けたから悪者にされた、というわけ。

むろん、日本軍があちこちで悪いことをしたのは確かだろう。しかしそれはどの軍隊もいっしょ。戦の最中にジャントルマンでいられる軍隊など存在しえない。アドレナナリンをばんばん放出させて相手を殺し、自分が生き残るのが戦争の本質だ。軍隊による戦時中の悪は当然存在するのであり、それは当然裁かれなければならないが、裁かれるのは敗者の軍隊であることがほとんど。であるならば、戦争における最大の悪は敗北ということになる。

負けるのが悪、というのが結論になってしまった。戦争をするならば勝利しなければならない。どんな大儀があるにせよ、負けは悪。イコール大日本帝国軍は悪。しかしこれは戦勝国によって押し付けられた思考法。この考え方から脱却せよと小林氏はゴー宣で語っている。一読の価値はあります。

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
プロフィール
HN:
とし
性別:
男性
趣味:
読書、コーヒー、ジョギング
ブログ内検索
フリーエリア
最新CM
最新TB
バーコード
アクセス解析