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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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4.8(木)読了
戦争論、従軍慰安婦問題について。
この時期の小林氏は戦争関係に力を注いでいるようだ。知識人たちとともに「新しい教科書を作る会」を発足したのは記憶に新しい。敗戦によって欧米から刷り込まれた自虐史感を打破し、正しい(?)歴史認識を取り戻そうというのが主題のようだ。

第二次世界大戦で日本が勝利していれば現在の日本の歴史教科書は180度変わっていただろう。つまり、アメリカのように星条旗バンザイになっていた。あの戦争は白人からアジア諸国を開放する「聖戦」であり、正しい行為だったと。

聖戦などというものは存在しないと思うが、やむを得ない戦争というのはあるだろう。それがWWⅡだった。日本は資源がほとんどない国家にもかかわらず、ABCD包囲網によって禁輸措置がとられた。ハルノートによって到底呑むことができない内容を突きつけられた。やむを得ず戦争を始めた。というのがゴー宣の主張。なるほど。

では、もしあのとき戦争を始めなかったら日本はどうなっていただろうか? そこのところの記述はあまりないようだ。失業者が増大して国の借金が大幅に増えるのは間違いないだろう。国としてのありようはどう変化していたのだろうか? 戦争を回避する手段は本当になかったのだろうか?
そのようなところをもう少し知りたいと思った。
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