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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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12月31日

「君の膵臓を食べたい」(住野よる)
膵臓を病んで余命1年程度の女子高生。その秘密を知ってしまった地味なクラスメイトの男子。秘密を知ったことをきっかけに急速に接近していく2人。
人気の本なので読んでみました。病気と青春という王道ストーリーとなっており、好きな人は好きなのでは。ラストは典型的なお涙頂戴となっている。しかし悪くない。
タイトルの膵臓は特にストーリーに関係ないので、あえてつける必要なかったんじゃないかな。

「おやじダイエット部の奇跡」(桐山秀樹)
デブ親父が糖質制限ダイエットで劇的に痩せるまでを描いたドキュメンタリー。
いまでこそ当たり前におこなわれているローカーボダイエットですが、医師の間ではやや懐疑的に見られているようです。
確かに痩せる。糖質、炭水化物を抜けば劇的に体重が減少します。
私もやってみたことがあるので分かります。標準体重の自分でも、あまり苦もなく数キロ痩せたので、効果があるのは確かなようです。問題は副作用とか健康面かな。自己責任でやるとよいでしょう。

「こんなふうに生きればよかったのか」(山川鉱矢 山川亜希子 あさりみちこ 牧野内大史)
スピリチュアル対談。精神世界の大御所の山川夫妻が出ているので読んでみました。
わりと軽いタッチで対談が進んでいきましたが、途中からあさりさんの話がぶっ飛んでしまって、ちょっと重い感じになっていきます。いわゆる陰謀論とか人類のための自己の責任に目覚めてとか、純粋にそのまま受け取るわけにはいかないような雰囲気。こんなの他の人に話したら完全に変人あつかいされるんだろうなぁと。
牧野内さんは話の調整役で頑張っていたので好印象でした。

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11月30日

「未来を動かす」(バシャール 安藤美冬)
宇宙存在バシャールとの対談本。
この対談では個人的な内容が少し多かった気がします。仕事や性別、お金など多くの人が気になっていることがテーマだったので、割と興味深く読むことができるのではないでしょうか。
この本でもやはり鍵は「わくわくすることをやる」です。永遠に不滅の名言ですね。

「影との戦い」(ル=グウィン)
驕りと妬みから影を呼び出してしまったゲド。その影の正体は自分だった……。
不朽の名作にして教訓がテンコ盛りの作品です。児童書に分類されているようですが、これは大人も読むべきです。いや、大人が読むべきでしょう。
3読目にして初めて最後まで読むことができました。いつも最後の20ページくらいのところで読むのを止めてしまっていたので。ラストの辺りは少し地味だったかな?

「フードバンクという挑戦」(大原悦子)
企業や生産者から廃棄される寸前の食料を無料で引き取り、食べるものがない人たちに無料で配るというのがフードバンク。1967年にアメリカで生まれた活動だそうです。
廃棄される理由は様々です。野菜の場合は曲がっているから、缶詰の場合はへこんでいるから、あるいは表示に誤りがあるから。賞味期限が近いから。どれも食べるには問題ありませんが、それでも企業としては廃棄せざるを得ない食料がたくさんあるようです。
この廃棄される食料をなんとか活用できないかという「もったいない」精神とボランティアを掛け合わせたのがこの活動です。こういう活動は本当に応援したくなります。
2000年に入ってからようやく日本でも普及し始めて、現在では主要都市に拠点が整備されるまでに至っているようです。
とはいえ、本場アメリカに比べたらメジャーリーグと草野球以上の差がある。これからの盛り上がりを期待します。

10月31日

「実録アルコール白書」(吾妻ひでお 西原理恵子)
漫画家の対談。
元アルコール依存症の吾妻氏とアルコール依存症の旦那を持つイネイブラーの西原氏が超ディープなアルコール対談を行っている。
当事者だけあってアル中関係にかなり詳しい。西原さんも相当勉強している様子。
アル中に興味のある人は読むといいでしょう。生の話は貴重だと思う。

「臨死体験で明かされる宇宙の「遺言」」(木内鶴彦)
臨死体験を3度経験した筆者が語る宇宙の仕組み。
臨死体験3度というのはかなりの猛者だと思う。臨死の最中に過去や未来の世界に来訪し、膨大な情報を得てきたというからすごい。
ただし、あまりにも膨大な量の情報を得たため、脳容量が足りずに情報を思い出せないというオチもある。
個人的に織田信長が本能寺で死ななかったという情報はツボだった。あと、地球生命の誕生の情報とか。その手の話が好きな人にはお勧めできる。

「99%の人が知らない死の秘密」(山川鉱矢 阿部敏郎)
精神世界の大御所の山川氏と阿部さんの対談。
阿部さんのことは全く知らなかったけど、このふたり、かなり真逆の人生を歩んできたみたい。東大卒、国家一種合格、司法試験合格の山川氏。一方はロッカー(だっけ?)の阿部さん
でも、ふしぎと話がかみ合っているから面白い。死後の魂の行方についても意見がことなるようで、その点も興味深い。

「うつヌケ」(田中圭一)
漫画。うつを経験した著者の田中さんが、自分の経験したことやうつ病に罹患した人のことを描いている。
うつ病の乗り越え方が経験と共に描かれているところが素晴らしいと思う。罹患している人は読んでみるといいと思う。何かのヒントになるかもしれない。
絵柄が完全に手塚治虫だったのが笑えた。あとは藤子不二夫も混ざっている。著作権とかそういったところは大丈夫なんだろうか?

「創生の島」(バーナード・ベケット)
近未来の地球を取り扱ったSF作品。海外のSFの賞を受賞している。
主人公の女性とアカデミーの試験官とのやりとりで物語が進行していく。ヒロインの語りにより、その世界の状況がわかる仕組みになっていて面白い。
純粋に世界設定が好みだった。そしてヒロインによって語られる歴史物語が面白い。ずっと読んでいたいと思った。
最後のほうのある一文で結末というか、ネタがわかるようになっている。最初のほうで分かる人も多いでしょう。私も「そういうことじゃないかな?」と思ったくらいだから。
ネタが分かっていても面白い。万人にお勧めできる良書。

9月30日
「沖方式ストーリー創作塾」(沖方丁)
 小説の書き方の指南本。アマゾンで割と評価が高かったので読んでみた。
最初のほうの「先生」を連発する語尾ははっきり言って鬱陶しかった。読むのを止めようと思ったくらい。
我慢して読んでいると、ストーリーの作り方に入って行った。荒書きの箇所は参考になった。
全体的にはまずまず良いと思った。小説の書き方の参考になるので、興味のある人は手にとってみてもいいと思う。

「オイアウエ漂流記」(萩原浩)
南方の島に向かう途中に飛行機が墜落し、10名くらいの日本人と外国人が無人島で遭難するという、よく言えば王道、悪く言えばベタな内容の小説。
 おそらく十五少年漂流記とロビンソンクルーソーを下敷きにしたのでしょう。いかだを作ったり、海亀を捕らえて食べたり、みんなで頑張って遭難生活を切り抜けていきます。
 ラストはちょっとどうかなと思ったけど、まずまず面白かったです。特別、盛り上がる場面はありませんでしたが、淡々と進んで行くあたりが日記を読んでいるようで安心できますね。

8月31日
「恋と禁忌の述語論理」(井上真偽)
解決済みの事件を天才数学者にてアラサー美女の叔母に検証をお願いするという異色のミステリー。
叔母と大学生の僕の関係が微笑ましい。小説内の登場人物のキャラが立っており、いかにも漫画化やアニメ化されやすい内容だった。最初からメディアミックスされるように書いたのかも。
肝心の内容も面白い。短編形式に4つの殺人事件を検証していくのだが、天才数学者にかかれば即座に解かれてしまう。
ちなみにタイトルの意味は最後の最後に解き明かされます。思わず胸きゅんです。

「サバイバル Another Story」(さいとうたかを)
往年の名作漫画のアナザーストーリー。
元々サバイバルに含まれていた漫画のようですが、おそらく雰囲気がこの短編だけ異なるため、別冊として刊行されたのではないかと推測します。
滅亡したはずの都市が復興されているが、その都市は独裁者により統治されていたというお話。崩壊した都市文明というストーリーと一線を画する内容なので、別冊にして正解だったかも。はだしのゲンのような絵柄だったのにはちょっと驚いた。

「雨の日のアイリス」(松山剛)
人間の心を持つロボットが普及している世界のお話。
アイリスという女の子のロボットが大好きなご主人様を亡くしてしまう。そしてスクラップにされてパーツを繋ぎ合わせてボロロボットにされてしまう。とても悲しいお話。
元の話はあれかな、生きたまま火で焼かれた実話。もしくは手塚治虫の漫画でも似たような話があった。
最後はハッピーエンドといっていいので、まずまず読後感は良い。ただ、もう少し捻りがあるとさらに良かったかも。

「ビブリア古書堂の事件手帳」(三上廷)
古書を題材としたライトミステリー。ネットで評判がよいので読んでみた。
古書堂の店主は若い女性。普段は小心でまともに人と話もできないが、古書の話になるといきなりしゃんとして、キビキビと会話をしだすという不思議な人。美女で巨乳でメガネという鉄板の外見。おまけに病弱っぽく青白い肌で入院中という、好きな人にはたまらないシチュエーションでしょう。
内容はまあまあといったところ。2巻目以降は読まないかな。
それにしても、「恋と禁忌の述語論理」と雰囲気が似ているのはなぜだろう?

「イン・ザ・プール」(奥田英朗)
いわずと知れた、精神科医・伊良部一郎シリーズの初作。
3度目くらいですが、やはり面白い。主人公の伊良部がコミカルで、キャラが立ってる。それでいて、不思議と患者を治してしまう能力があるのもいい。
読後感良好。

「金持ち脳と貧乏脳」(茂木健一郎)
月初めに読んだ本なので、内容をあまり覚えていない。
金持ちになるタイプの人が取る行動と貧乏人のそれを比較していた、と思う。
こういった本は、まあ、そういう考え方もあると参考にする程度がいいのかもしれない。

「本当にあった奇跡のサバイバル60」
1900年代の遭難その他によるサバイバルな体験を60紹介している。
1つ数ページで簡潔に紹介してくれているので、さらっと読むことができるが、内容はなかなかハードだ。アメフト部の飛行機遭難による人肉食事件などの有名どころや、聞いたこともない恐ろしい話など、ホラー好きにも満足できる内容になっている。
図書館の返却期限の影響で途中で返してしまった。また借りようかな。

「空中ブランコ」(奥田英朗)
伊良部一郎シリーズ2作目。直木賞受賞作。
初作よりもキャラが練られているような感じで、さらに面白くなっている。
短編形式だが、どの作品も全て面白い。ある種、神がかり的なエンタメ本といえる。
奥田氏は本当にエンタメが巧いと思わせてくれる本。

「三日間の幸福」(三秋縋)
ラノベの受賞作? 特に本の紹介には書かれていなかったように記憶しているが、内容は大賞を受賞していてもおかしくないものだった。
人生の時間を売った大学生と、その大学生を監視する同学年程度の監視員の女性。その2人のやり取りにより構成されている。シンプルだが感動できる素晴らしい内容になっている。文章も整っており、これからが楽しみな作家だと思った。

「僕が七不思議になったわけ」(小川晴央)
学校の七不思議を題材とした作品。ラノベ。
主人公が七不思議の1つとされてしまう内容だが、途中までは正直面白くなかった。文章もあまり上手くないし、ストーリーにほとんど関係ない内容(つまりは削ったほうがよい箇所)も散見された。
ラストはよかった。ネタばれになるので書けないが、2度くらいは驚かされると思う。
文章をブラッシュアップして、余計な箇所を削っていれば大賞も受賞できたかもしれない。惜しい。

「階段部」(櫂末高彰)
高校の階段を走り回るという部活動をコミカルに描いている。
なぜ階段を走るのか、そこに階段があるからだ、というノリの部活動。
登場人物が割と多めだが、それぞれキャラが立っているので楽しく読むことができた。
残念なのは、伏線を回収しきれていないところ。
なぜ階段部を設立したのか、そして刈谷と天ヶ崎との恋路、生徒会会長中村との過去、ヒロインが陸上部を辞めた本当の理由など、書ききれていない箇所が目に付いた。
もう少し推敲すれば、さらに良作になると思った。

6月30日 3月読(うち2冊途中まで)
「刑務所なう。」(堀江貴文)
2011年(だっけ?)証券取引法違反で収監された際の刑務所生活を綴った本。
刑務所の中で記述し、手紙か何かで内容を送って、担当者がパソコンで文字化したものと思われる。
毎日の仕事や食事内容が淡々と書かれている。昼飯は、ご飯、味噌汁、筑前煮、香のもの、とか。
花輪氏の「刑務所の中」の漫画を意識して書かれていると見受けられる。淡々とした記述を読むのは嫌いじゃないので、それなりに楽しめた。

「刑務所なう。2」(堀江貴文)
1巻の続き。服役2年なので、さすがに1冊では収まり切らなかった模様。
刑務所内にもランク?があり、ミス無く仕事をこなすと段々と階級が上がり、賃金も上がり、服役期間は短縮されるシステムだとか。
賃金は滅茶苦茶安い。月々2000円とか。まあ、服役中だからもらえるだけありがたいんだろうけど、シャバであれだけ働いたら幾らになるんだろうか。時給860円×8で一日7000円弱として……どうでもいいか。
結構分厚い本なので、半分くらいしか読むことができなかった。

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(渡航)
ネットで割と評判の良いライトノベルだが、面白くなかった。
中二病気味の主人公のどうでも良い胸の裡を延々と読まされるのが苦痛だった。
半分も読まずにリタイア。高校生ぐらいの時に読むと面白いと感じたのかな?

5月31日

「失われた名前 サルとともに生きた少女の真実の物語」(マリーナ・チャップマン)
5歳の頃にさらわれて、ジャングルに一人置き去りにされた少女。彼女は生き抜くために猿とともに暮らし、猿を家族として生活する。
猿との生活描写は本の3分の1程度。その後、彼女は町に戻り、売春婦宿、メイド体験、ストリートチルドレン、脱走して修道院での生活(←ここも過酷)と、様々な人生の試練を乗り越えていきます。
本書の全てが真実かは分かりませんが、冒険物語としても優れた一冊だと思います。
書かれているのは人生の半生のみなので、続編が出版されるのかもしれません。良作です。

「ドキュメントひきこもり」(池上正樹)
ひきこもりの現状と高齢化について記載されている。
いったんひきこもりになると、なかなか一般社会に復帰できないのが現状。ひきこもる人々は長年対人接触を果たしていないため、対人恐怖やうつなどの神経精神病を発症している割合が非常に高く、履歴書の空白期間を含め、仕事に就けないケースが多い。
将来の生活保護申請予備軍ともいえるため、国を挙げてなんらかの対応を取る必要があると思う。

「友達の数は何人?」(ロビン・ダンバー)
表題だけ見ると何の本か分からないが、人間関係を含めた文化人類学の本と大まかに分類できると思う。
科学的考察を踏まえた論文のような形で小見出しとしてケースを紹介しているため、この手の雑学が好きな人にはお勧めかもしれない。

「四月は君の嘘」①~③(新川直司)
ピアノ、ヴァイオリンを題材とした青春漫画。
過去の失敗体験と亡き母親の呪縛からピアノを弾かなくなった15歳の主人公。
主人公を伴奏役に抜擢した天才ヴァイオリン弾きの少女(同級生)。
幼馴染や親友との関係も絡めた、愛と青春の成長漫画といえます。
今作の前にのだめが流行ったので、2番煎じ的にかかれた漫画かな? まあまあ面白い。

4月30日

「天才の栄光と挫折」(藤原正彦)
ニュートンやハミルトンなど歴史上有名な数学者について、著者が現地に赴き母校や生家をたどる形で情報を集め、伝記風に仕立てた本。
半分くらいは著者の他の本で読んだ内容でしたが、アラン・チューリング、アンドリュー・ワイルなど数人については初めて読む内容だったので楽しめました。
内容はもちろん、藤原氏は文章も巧いので読んでいて気持ちが良いです。
かつて少年ジャンプ(だったか?)で掲載されていた「栄光なき天才たち」のような作品が好きな人は楽しめると思います。

「variety」(奥田英朗)
短編集。
様々な雑誌に掲載された短編を集めて一冊の本にしたもの。
どれも良作ばかりでしたが、特に最初の「俺は社長だ!」が良かった。脱サラして会社を設立したものの、思い通りにいかず苦難の連続、という内容。
シリーズ物にする予定だったらしいがシリーズ化ならず、そのまま埋もれてしまったそうだ。残念。

「宇宙からのメッセージ」(賢者テラ)
スピリチュアル本。
キリスト教を信仰していた著者がある日の体験により「悟り」を開いた。悟りの内容を書き記した本、とのこと。
結論から言うと、楽しめなかった。50ページくらい読んで「時間の無駄」と思い読まずに終えた。私としてはかなり珍しいことだ。
まず自分のことを「賢者」と名乗ることからして怪しい。
そして肝心の内容は、さも自分が宇宙の真理を悟ったかのように書き記されていたので不快でした。
他のスピ本で書かれていない内容とわざわざ断りを入れた上で「この世で起きることは、すべて決まっている」というスピ本でお決まりの内容が書かれていたのでガクッとしました。
文章全体から横柄さを感じます。読んでいてイライラしました。
自分で「悟った」という人ほど怪しいものはないと再認識させられました。

3月31日

「向田理髪店」(奥田英朗)  
北海道の寂れた田舎町が舞台。
理髪店の店主を中心に、町の復興に取り組む人々を描いています。
東京で就職したが町に戻って理髪店を接ぐと言い出した息子、中央官庁から出向してきた若い官僚は町の発展策を提示し、青年団は祭りの宣伝に取り組む。
極めつけは役所が取り付けてきた映画の誘致。
殺人をテーマとした暗い内容の話で町の人々には不評だったが、以外にも国際的な映画賞を受賞してめでたしとなる。
後味の良い佳作。

「あ、バシャールだ!」(ダリル・アンカ USP)
バシャール本。対談。
いつの間にか新刊が出ていたので読んでみた。
USPはユニバーサル・シェア・プロジェクトの略で、有名ブロガー4名が集まりバシャールと対談するというのが趣旨。
質問内容がひどい。
いままでのバシャール本で質問されていた内容の繰り返し。その場で考えた浅い内容、もしくはミーハーな内容が非常に多い。
バシャールから「お分かりですか」と回答について聞かれると、「すっごくよく分かりました!」と言ってあっさりと次の質問に移ってしまう非常に頭の良いブロガー4名。私には分かりにくい回答内容も多かった。
ブロガー4名のそれぞれの振動数などミーハーな個人的内容の質問にもうんざり。そんなの知りたくもない。途中で読むのをやめようかと思った。根性で最後まで読んだけど。
間違いなくバシャールとの対談本では最悪の出来(私にとっては)。
この手の対談では聞き手の力量が試されるのだと改めて認識して一冊だった。

「帰郷」(浅田次郎)
短編集。戦後に服役した軍人を描いている。
戦後日本の様子がよく描かれており、ストーリーも良いものが多かったので満足できた。
自衛隊と軍隊との絡みの一遍もあり、両者の比較ができて興味深かった。
浅田氏自身が自衛隊への入隊経験もあることから、かなりリアリティがある。
駄作は1作もなかった。万人にお勧めできる一冊。



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