読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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7.4(土)読了
四国にある霊峰の頂上にたどり着けば救われる、そう信じて頂上を目指す男児2人と女児1人。彼らは精神科に入院している患者たちであった。頂上にたどり着いた彼らを待っているのは、悲惨な出来事だった。 それから17年後、彼らは社会に旅立ち、刑事、弁護士、看護婦となった。17年ぶりに再会した彼らは、それぞれ問題を抱えていた。ある殺人事件をきっかけに、彼らの過去を巻き込んだ物語が再開される……。 10年前にベストセラーとなった小説の上巻。ドラマ化もされた人気作。 いわゆるトラウマを背負った、あるいは大人になったACの問題をテーマとした作品といえるかもしれません。AC特有の家族関係、問題を特徴的に描いています。 天童氏の作品はこれが初めてですが、精緻な文章は秀逸です。巧い作家だと思います。内容も興味を引くように仕掛けが施されていて、推理小説を読むような感覚で読み進めることができます。登場人物もそれぞれ個性があっておもしろい。 上巻では、山の頂上で何があったのかを正確に書いていませんが、これも仕掛けのうちでしょう。下巻では問題が一気に噴出して、ジェットコースターのような展開になることが予想されます。 ハードカバーの2段組、上下巻あわせて1000ページ近くあるという超長編で読みごたえも抜群です。 夕食時に鬼ころしを飲んだ。お酒は成人しないと飲めないので、「永遠の仔」の3人は事件を起こした子どもの頃は当然飲めない年齢だったわけ。親子で酒を酌み交わすとあんな事件はなかったのだろうか、と考えてしまった。 PR |
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