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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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3.28(日)読了
言論の自由、エタ・ヒニンなどの部落問題などを中心に描かれている。

差別はいけないなどは小学校で誰もが教えられたことだろう。しかし差別はどこにでもある。差別の無い世の中など存在しえない。人間は差別をする生物だ。
部落について誰かが語ると、たちまちその場の空気が緊張を孕んだものとなる。ピーンと張り詰める。そして聞かなかったふりをして他の話題に転じたり、おざなりの答えを発して終わりにする。「部落」という単語にはそれだけの力がある。

もしかしたら、部落という言葉自体を知らない人もいるかもしれない。部落とは江戸時代に作られた身分制度のひとつで、最下層の人々のことを指す。蔑称で穢多(エタ)、非人(ヒニン)などのことである。
「身分制度? そんなの今の世の中にあるわけないじゃん」と思っている人。甘い。部落は日本の各地域(特に関西中心)に強固に根付いており、差別の的となっている。

関西在住の人なら分かると思うが、部落の人々は部落の人々と同じ地域に住んでいることが多く(部落地区)、その地域は周囲の地域よりも家賃が格段に安い。道ひとつ隔てて、特に理由もなく家賃がぐっと安い場所は、部落地区である可能性が高い(自殺者のでた部屋も安い)。
どこからどこまでが部落地区かは明確には分からないが、聞いたところによると、国には「部落地図」なるものが存在しているらしい。

少々話がそれた。小林氏の良いところは、タブーを破って真正面から言論で勝負していることだと思う。これは生半可な決意ではできない。AといえばBから反論され、Bを擁護すればAから攻撃されるからだ。通常人では神経が持たない。無論、応援者も多くいるわけだが……。
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