読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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6.10(水)
住信ロードサービスVISAカードというカードがあるそうです。 車のトラブルサポートとETC機能の両方を併せ持っていて、海外旅行の傷害保険もついています。これ1つ持っていれば、車に関するトラブル等がかなり軽減されるでしょう。 初年度の年会費は本人会員・家族会員とも無料。2年目からは2000円程度の年会費がかかります。 クレジットカードにETCカードも一体になっているため、別途ETCカードを発行する必要はありません。 きわめてスタンダードなカードといった印象です。 どのカードを持っていればいいか分からないという人は、この住信ロードサービスVIZAカードを保有しておくのもいいでしょう。 PR
5.18(月)読了
農家の人たちが作っている、さまざまなどぶろくの仕込み方を公開しています。 この本を読んでいると、ほんとうにたくさんのどぶろくの作り方があるんだなぁと感心してしまいます。そもそもどぶろくの原初の作り方は「噛み酒」(だったかな?)だそうです。これは人間が穀物やデンプン質の食べ物を咀嚼して、その咀嚼物を発酵させて作ったお酒です。この咀嚼の仕事は生娘に限られたとのことです。そうだよなぁ。おっさんが噛んで、ぺって吐き出して作った酒なんて飲みたくないもんなぁ。 当たり前ですが、原材料は米・イモ・ヒエ・粟といった穀類やイモ類です。基本的にデンプン(糖分)があれば作れます。デンプンから作ったらどぶろく、果実類から作ったらワインになるというわけ。なるほどね。 この本やネットを参考に、どぶろくを仕込んでみました。もちろん米麹も自分で作った。ほぼ完全自作というわけさ。いや、栽培や収穫はしてないから全然違うか。 ちなみに、米屋さんに行って「くず米ありませんか?」と言ったら、カメムシにやられた米5キロと7年前の麦1キロを無料でもらえました。米は20年度産のコシヒカリで新米だけど、精米が去年の11月なので半年経過しています。そのため変色している。虫が食ったところは黒くなってる。まぁ、蒸したら大丈夫でしょう。問題は麦。さすがに食えるかどうか自信がない。今度蒸してみようかな。
6.9(火)
最近、どぶろく造りにいそしんでいる管理人ですが(もちろん度数1%以下ね)、参考のためこのたび市販品を飲んでみることにしました。 上撰 辛丹波荒事(720ml)。 大関から発売された新製品の濁り酒です。 辛口という文句に惹かれて飲んでみたのですが、確かに辛い。ガツンと響くような辛さです。とはいえ飲みにくいことは全然なく、旨い。 アルコール度も17%とかなり高めで飲み応えも抜群。満足。 暑い季節には冷で飲むと絶品です。 結論。やはり市販品は旨い。自分で造るどぶろくとは比べ物にならない(当たり前)。 お勧めの一品です。
5.15(金)読了
簡単に作れるドブロク作成の本。 ネットでドブロクについていろいろ調べていたら、案外簡単に作れることがわかりました。それならば作ろうということで、図書館に行って借りてきたのがこの本。 <作り方> ①3合の蒸米を容器にいれ1.5ℓの冷水を注ぎ込む。 ②水温が40度未満にっていたら(人肌程度)、その中に米麹200g(生麹なら150g)とドライイースト10g(小さじ2.5くらい。パン用で可)、ヨーグルト大1を入れてかき混ぜる。 ③常温で放置。その日のうちに発酵する。夏場なら常温(30度)で2日半、秋冬でも3、4日で相当アルコールが出てくる。 ④適当な時期に布巾と漏斗でビンやペットボトルに詰める。冷蔵庫で冷やして飲む。 超簡単じゃん! ちなみに殺菌が充分ならヨーグルトは不要です。ヨーグルトは雑菌の混入を防ぐと同時に酸味付けの意味があるので、代わりにレモン汁(1スライス)やクエン酸、ヨーグルトの種菌1gでも可。 砂糖を混ぜたらアルコール度が上昇したり、麹の代わりに某胃薬を入れて発酵させたりと裏技もいろいろありますが割愛。知りたい人はネットで調べてください。 さて、麹はスーパーで200g350円します。米が1キロ300円~400円と考えると、麹は5倍もの値段です。これは高い。 ちゅーことで、麹と蒸米を混ぜて麹を培養する「共麹」という方法を使ってみました。麹って菌だもんね。……丸3日かけて3合の米と200gの米麹を掛け合わせたのですが、失敗(たぶん)。白い麹を作る予定が、黄色っぽい麹もどきになってしまいました。この麹は味噌作りに適しているようです。がっくり。 さっき、麹の種菌をネットで予約したので(30g330円。安っ!)、今度は米に直接菌を振りかけて培養してみようと思います。米代ももったいないから、10キロ2500円の米を購入しようかな……さすがに不味い米っぽいからパス。 どこかに安くてうまい米ってないですかねー。キロ100円くらいの。知ってる人はご一報を。 5.14(木)読了
5.13(水)読了
7つの初期短編集。1980年~82年の作品。 この本を読んだのは、ゴールデンウィークに私の叔父が遊びに来たときに、「村上春樹の『午後の最後の芝生』という短編は絶品だ。『ノルウェイの森』よりも良い」と酔って絶賛していたからです。 半信半疑に読んでみたのですが、確かに良い作品でした。14年前に大学生だった「僕」が夏休みに芝刈りのアルバイトをする話です。最後のアルバイト先で50がらみのアル中のようなおばさんの家の芝生を刈るのですが、どうも訳ありの家のようです。娘の部屋の箪笥を空けさせて、どんな人物かを連想させたり、死んだ旦那は芝刈りが好きだったと意味深なことを言ったり。結局結論じみたものはないのですが、青春のひと時を切り取った風景がよくあらわされています。素直で引っかかりの無い文章はさすがと思いました。 他の作品もなかなか良いものがそろっています。 「ヒツジ男」が出てきたりと、かなりユニークな話もあります。短編でおもしろいと思うのは浅田次郎の作品ですが、村上春樹も良いですね。佳作です。
5.9(土)読了
1970年代の京都を舞台とした青春奇談小説。 京都大学の主人公とその友達、2年年上の女の先輩、そして遥か昔に死んだ、とても美しい不遇の女優が物語を作っていきます。今回も主人公の友達が複雑な家庭環境という、浅田氏得意の設定となっています。お馴染みのパターンはすでに水戸黄門の域に達しています。 なかなか良い出来の作品だと思います。 ストーリー的にはどこかで聞いたようなものですが、雰囲気がとてもいい。最初は完全な青春小説と思ってみていると、途中から牡丹灯篭を思わせるような展開になっていきます。やめてよと思ったけど、これはこれで成立しているから見事。 タイトルの「活動瀉眞の女」の女は、半世紀も前に悔いを残して死んだ女優の亡霊のことだったのですね。最後は目出度く男ひとりを道連れに成仏していきました。魅入られた京大生の友人は不幸というべきでしょうか。死んで幸福という考え方もありますが……。
5.6(水)読了
第15回電撃小説大賞<銀賞>受賞作。 女だてらに東京で闇金融をする万城小夜。その利子は破格のトレイチ(10日で0.1パーセント)。みんな狐につままれたように借りていくが、最後には<ヴァンパイア>の名前が示すとおりに、客を自分の金融のフランチャイズに仕立て上げてしまう。 最後にはヴァンパイアの名のごとく、白木の柩に入ってしまう。皆泣くが、それはヴァンパイアの親だった……。 真藤氏は日本ホラー小説大賞やダ・ヴィンチ小説賞などで受賞しており、これで1年で4冠達成という快挙です。 本作品はレーベルがライトノベルですが、読んでみるとあまりライトノベルらしくはありません。やけに現実的というか、ぶっとんだ内容ではないためかもしれません。 面白いか否かでいうと、まぁ普通です。可もなく不可もなく。なぜ受賞したかを考えたところ、それまでに3冠を達成したという知名度が大きかったのではと思います。うがった見方ですが。 仕事を辞めて作家活動に専念しているそうですが、以後の作品はそろそろ刊行されるでしょうか? 次回作を期待します。
5.3(日)読了
題名通り、村上春樹と河合隼雄の対談。1995年の実現した対談で、村上氏が「ねじまき鳥クロニクル」3部作を書き終えた直後のもの。 河合隼雄がよしもとばななと対談した本を読んで、この本を知りました。読んでみてなぜか、村上春樹らしいと思いました。世の中に対するとらえ方が情緒的というか、堅苦しくシステムに嵌っていなくて、その感覚はそのまま小説に生かさせているように感じました。 日常的なことはあまり書いていなくて、主に心理関係や小説のことについて書かれています、というか喋っておられます。村上氏は3年半におよぶアメリカ生活から帰ってきた直後で、日米の違いについて話していたのが印象に残っています。アメリカは個人主義であるが、日本は個性を大切にというが、とうてい個人主義にはなりえない、ということなど。この辺は両方の文化を体験した人にしか分からないのでしょうね。 村上氏の真摯な人柄がよく現れています。興味深く読みました。
5.2(土)読了
第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞作。 江戸時代の頃の話。廻船問屋の倅に生まれた主人公は大甘の親に育てられるが、病弱でいつも熱を出して寝込んでいる。何より不思議なことは、妖(あやかし)の者を普通に見ることができることだ。 手代の2人は妖の者で、幼い頃から主人公の一太郎を陰日なたと守っている。 ある日、一太郎は1人で外を出歩いていたら、人殺しに出会う。薬種商人が殺され、一太郎も殺されそうになったが、なんとか逃げ切ることができた。この殺人者はある薬を追い求めていることが分かった。その薬とは甦りの薬で、死者を甦らせることができるという代物だ。そして甦らせたいものは、あと少しで妖になることができたという、石墨の思念だった。 題名のしゃばけとは娑婆気のこと。俗世間の名誉・利得などの欲望に捕らわれることの意味だそうです。物の怪になり損ねた石墨は甦りの薬で物の怪になろうとしたけれども、結局は一太郎たちに退治されてしまいます。 この本は友達が読みたがっていたところ、たまたま図書館で見かけたので借りて読んだのですが、あまり面白くありませんでした。せいぜいが「よくできた話」という程度で、20ページくらい読んだところで眠くなってしまった。眠気を我慢して最後まで読みましたが、最後まで面白くなかった。 よくこれで優秀賞を受賞できたなというか。好みの問題でしょうかね。 |
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