読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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5.9(土)読了
1970年代の京都を舞台とした青春奇談小説。 京都大学の主人公とその友達、2年年上の女の先輩、そして遥か昔に死んだ、とても美しい不遇の女優が物語を作っていきます。今回も主人公の友達が複雑な家庭環境という、浅田氏得意の設定となっています。お馴染みのパターンはすでに水戸黄門の域に達しています。 なかなか良い出来の作品だと思います。 ストーリー的にはどこかで聞いたようなものですが、雰囲気がとてもいい。最初は完全な青春小説と思ってみていると、途中から牡丹灯篭を思わせるような展開になっていきます。やめてよと思ったけど、これはこれで成立しているから見事。 タイトルの「活動瀉眞の女」の女は、半世紀も前に悔いを残して死んだ女優の亡霊のことだったのですね。最後は目出度く男ひとりを道連れに成仏していきました。魅入られた京大生の友人は不幸というべきでしょうか。死んで幸福という考え方もありますが……。 PR |
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