大変結構、結構大変。―ハラダ九州温泉三昧の旅（原田宗典著）

8.6(土)読了
エッセイストの原田氏が九州にある温泉を旅して、その内容をエッセイにした本。

1999年に刊行された本で、この時の原田氏は38歳でした。企画先の社員やカメラマンを連れて、毎週（毎月？）のように取材旅行をしてエッセイにするという、なんともおいしい企画です。おそらく月刊誌の企画でしょう。

湯布院を中心に、九州にある有名な温泉を次から次に制覇していく原田氏一行。当然ながら料理もとても美味しく、旅行先での観光、釣り、ツーリングなども当然のように行っています。仕事なのか遊びなのかわからない状態です。

久しぶりに原田宗典の本を読んでみた感想は、文章がちょっと稚拙だなと思いました。おそらく中高生を対象にした文章なのでしょう。昔は「すげーおもしろい！」と思いながら腹を抱えて読んだ本も、年を経るにつれて「なーんかなー」と思うようになってきました。温泉の魅力を面白おかしく書いているので、それなりに楽しめます。久しぶりに温泉旅行に行ってみたいと思いました。