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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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8.9(火)読了
数学者にしてエッセイストの藤原氏。代表作の『国家の品格』はベストセラーにもなりました。

藤原氏の本を読んだのは『若き数学者のアメリカ』が最初でした。本著によると、その本はアメリカでの研究生活から帰国した藤原氏に、父親である新田次郎が「その経験をまとめておいたらどうか」と言ったことで執筆されたそうです。そしてそれが無事刊行されることになり、数学者にしてエッセイストの藤原正彦氏が誕生。親の七光りではないかと言う人もいるかもしれませんが、どっこい藤原氏の文章は気品にあふれており、そこらの作家そこのけの文章力とユーモアがあって面白いです。

特に、国家とはかくあるべきという一貫した思想が光ります。
イギリスやフランス、ドイツはお金はないが世界中から尊敬されている。なぜか。それらの国が一貫した思想を生み出したからだ。イギリスの騎士道、フランスの芸術、ドイツの哲学……。日本も経済不況が深刻になり、経済が2流となってきた現在、世界から軽視され始めています。日本は世界から見放されないためにも、確固たる思想や価値観を持たなければならない、それが「武士道」である、と。

本著では、新渡戸稲造の「武士道」が何度か取り上げられています。パラパラとページを捲ったことはありますが、ちゃんと読んだことはありません(だって、難しいんだもの)。もう一度「武士道」読破に挑戦してみよう、そのように決意を固めた次第です。

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