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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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8.3(水)読了
『ホームレス作家』の続編。
そのほとんどが妻子を取り戻すために品川区と戦う話に費やされています。

品川区が妻子に生活保護を支給し、著者と逢わさない状態にしているのですが、読んでいて釈然としない箇所がたくさんあります。どうも、品川区は誤って妻子に生活保護を支給してしまったようで、その違法性を隠すために著者をDVに仕立て上げ、挙句の果てに妻子と離婚させようと画策したようです。ありえない話と思ってしまいますが、この本を読む限りではそうとしか考えられません。

役人は間違いを犯さない存在というのが建前ですが、それはつまり、役人は間違いを犯した場合は、その間違いは間違いではないということのようです。カラスは白いということです。そのように捻じ曲げられるとしたら、法律など空しいものになってしまいます。

品川区の対応は腹立たしかったですが、同時に、著者ももう少しどうにかならなかったのかと思ってしまいます。当人にしか判らないような苦悩、もどかしさはあると思うのですが、言うべきところでもっと言わないと主張は通らない、と思います。相手の言葉に絶句して無言でいるだけでは、相手の主張を受け入れてしまうことになりかねません。本著には何度かそのような場面が書かれています。それがもどかしかった。

結局、嫁さんとは離婚の調停の場面で話は終わっています。子供の監護権は嫁さん、親権は著者という方向で裁判を行っていたようですが、その後どうなったのか気になります。顛末を知りたいですが、第三部を書くのは蛇足といったところでしょう。

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