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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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7.9(水)読了
第3回ホラー小説大賞長編賞佳作受賞。

阪神大震災の時期の兵庫・大阪を舞台とした、多重人格障害(解離性同一性障害)の少女、森谷千尋と、彼女を助けようとする、エンパス(精神感応能力者)、賀茂由香里の話。

この本を読むのは、実に3度目です。最初に読んだときは、衝撃を受けました。このような題材を、これほど巧みに書く人が出てくるとは、と。そして、この人は絶対に、大ブレイクする! と思いました。

貴志さんの本を他にも読みたいと思ったのですが、その時点では、彼はまだ、デビューしたての新人でした。よって、この1冊きり。非常に口惜しかったのを覚えています。
それほど、才能溢れる、すばらしい作品を書く人だと思っていました。

彼の本が1冊出版されると、すぐに購入して読み、また次を楽しみにする。この繰り返しが何度か続きました。私の予感どおり、彼は書くたびに、何かの賞を獲ったり、作品が映画化されたりして、あっという間にホラー小説界の大御所となりました。

最近では、倒叙推理小説や本格推理小説、大長編SFなども書かれており、さまざまな分野で力を発揮されています。

この本が貴志祐介の処女作、と思っていたのですが、実はそうではありませんでした。彼はその10年以上前に、他の作品でデビューしていました。
その時に発表した作品を作り変えて、今年の初めに出版したのが、大長編SF作品『新世界』(上・下)。400字詰めで1800枚というから、すごい。
まだ購入していないので(すみません)、近々、購入して拝読したいと思います。

ちなみに、今回、3読だからというわけではありませんが、ものすごい時間をかけながら、舐めるように読みました。100ページくらいまでは、PCで模写しました。比喩や表現法などをメモしながら。
その結果、「キャビネ」という単語が3度出てきた。こりゃあ、収穫。貴志氏はキャビネ好きだったのだ!
冗談はさておき、いろいろ気付くところがありました。ありがとう、貴志先生!
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