読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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3.2(日)読了
<あらすじ> 68歳の主人公、小歩危ルカ(中島らもの分身)。十数年前に「死ぬまで踊れ」という小説を書き、350万部を売り上げて数億円の印税を受け取る。子どもが自立した後に奥さんに逃げられ、自宅を1億円で売却し、現在はホテル住まい。普段はテレビ出演を断っているのだが、昔の友人の頼みでNHKに出演し(徹子の部屋をもじった番組)、放送禁止用語を連発する。トーク役としてレギュラー出演している19歳の少女「クク」は大笑いして、賛同する。当然、多数のマスメディアから苦情とともに、ルカの宿泊しているホテルに取材申し込みが殺到する。酒場で出会った50代のミュージシャンのもとに避難。5日間過ごして帰る。 タイトルのロカとは、ルカ老人が購入した18弦のギターのこと。ルカはいつもこのギターを持ち運んで、作曲し、ときには路上で弾き語りなども行っていた。ロカは酒と薬物が欠かせない俗物中毒者でもあった。クク少女と外食をして、ロカは少女のことが好きになる。そしてロカはククをデートに誘う。夕方5時に雷門で待ち合わせだが、したくをしていて現在は4時半過ぎ。いそいで金庫から30万円ほど取り出し(何に必要かは不明)、無理やり財布に入れてタクシー乗り場まで急ぐ。そのとき、通りかかった警察から職務質問を受ける。「こんな時に。よりにもよって職質(不審尋問)かよ!」 上記の一文の後、らも氏は飲食店の階段からすっころんで逝去。よって、この作品は未完で終える。南無。手塚治虫の「ネオ・ファウスト」「ルートヴィヒ」も氏の死去により未完だが、こうなってくると続きが気になってしまう。思わず勝手に続きを書いてやろうかと畏れ多いことを考えてしまう。しかし、惜しい人を亡くしたものだ。 PR |
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