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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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3.23(日)読了
小児ガンに冒されている9歳の子どもへの、キューブラー・ロスの返事の手紙。
余命3ヶ月と宣告された小児ガンを患っているダギーは、周りの大人が死についてなにも教えてくれないので、医学博士のキューブラー・ロスに手紙を書きます。それは、命とはなにか、死とはなにか、そしてなぜ子どもが死ななければならないか、という内容のものです。ロスは非常に心をうたれ、娘のフェルトペンを使い、簡単な言葉にカラフルなイラストをそえて、ダギーへの返事を書きました。

子どもにもわかる平易な文章で、人間はなぜ生きるか、なぜ死ぬか、死とはどういうことか、ということが書かれています。どのような状況にあろうとも、神様はすべてを知り、無条件の愛を送ってくれています。なぜならば神とは愛の名だからです。神は愛しか知りません。神は差別をしません。神はすべてを知っています。すべての子どもを大切に思っています。だから、人生には偶然というものはありません。

本には英語の原文も書かれていて、とても平易な文章なので、こちらで読んでもいいと思います。ロスのカラフルなイラストもとても美しいです。
余命3ヶ月の宣告を受けたダギーは、医者の予想を大幅にくつがえし、13歳まで生き永らえました。

キューブラー・ロスは「On Death and Dying(死の瞬間)」という本を出して、その業績が世界的に認められた医学博士です。また、彼女は、アメリカ・ホスピス運動の思想的な指導者として、また死の神秘をさぐるひとつの試み、「臨死体験」研究のパイオニアとしても活躍されています。
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