読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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8.5(火)読了
貴志祐介の第三作目。書き下ろし。二回目。 リストラされた男。気が付いたら荒涼とした大地に倒れていた。なぜこうなったのかは、記憶が無い。 小型ゲーム機には、「火星へようこそ」という文字。同じような境遇の、記憶を消された男女が9人。この9人で、生死を賭けたサバイバルが始める。 設定はかなりベタですが、内容は面白い。ようは、人工物のない場所で、少しの武器や食料、情報が渡され、最後まで生き残ったものが勝利するという、サムワンゲーム。『バトルロワイアル』のような感じといえばわかりやすいかな。 作中のゲームブックが、良い味をだしています。昔、流行りましたよね、ゲームブック。本をぱらぱらめくって、右上のサイコロの目だけページを進むやつ。最近あまりみないけど、またブームがこないかな。 ラストの火災はあまり気に入らない。ご都合主義というか、そんなことありえなーよ! ってな感じがプンプン臭ってくる。もうちょっと上手く考えられなかったのだろうか……。他が良いだけに、ほんの少し残念。 とはいえ、全体的にまとまっていて面白い。こういうのは好きです。 ラストは、読む人によって評価がわかれるところかな。貴志作品としては珍しく、叙情的なオチです。 『青い炎』も叙情的といえばそうだけど、より幽幻的です。ソースよりも醤油が好きな人にお勧めです(笑) PR |
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