賭博破戒録カイジ11～13（福本伸行著）

10.27(火)読了
巨大パチンコ編。完結。
カイジたちのビルを傾けて奥倒しに乗るように、店側がパチンコ台を奥倒し。１段、２段目のクルーンで玉が３段目に突入するのを阻止する作戦にでた。しかし二重の奥傾斜によりクルーンから落ちた玉が排出されなくなり、クルーンの穴から玉が逆流を始める。しかたなく店側は奥傾斜を解除。玉が排出され始めたが、なぜか玉は詰まったままだ。そのはず、玉はクルーン内部の管で目詰まりをおこしていたのだ。
１段、２段のクルーンに加えて３段目のクルーンも詰まってしまった。勝利まで後一歩の所で、店側は最後の防衛策、大当たりの穴の噴出孔から空気を噴出させ、当たりを防ぐ手段に打って出た。玉はどんどん３段目に突入するが、どうしても当たりに入らない。そうするうちにカイジの持ち球が尽きてしまった。もはやここまでと思ったとき、おっちゃんが２０００万円をたずさえて登場。パチンコ再開。３段目区ルーンは玉で溢れかえり、ついに玉は大当たりに入る。パチンコ台はすべて開放状態、１玉４０００円の玉がガバガバ出始める。
支配人は７億の損を出し、１０５０年間地下へ。カイジ達は貸し金のおっさんに暴利をむしりとられたが、それでもなんとか地下の４５組を助け出す金だけは残った。無事４５組救出。借金完済、無一文にはなってしまったが、自由を手に入れたカイジたちだった。

おしまい。

巨大パチンコ編は見ごたえがあった。チンコロ勝負もよかった。そう考えてみると、最初のジャンケンから尻上がりに面白くなっているのに気がついた。どんどん面白くなるんだから人気がでるわけだ。
カイジは映画化されて、今週で２週連続の興行客第一位だそうです。私もそのうち観に行きたいと思っています。原作とどう異なっているかを観るのが好きなんですよね。穿った見方だ。