忍者ブログ
読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
[424] [423] [422] [421] [420] [419] [418] [417] [416] [414] [415]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

10.30(金)読了
中国、ネパールにまたがる大山脈のひとつ「ミニヤコンカ」。女性2名、男性五名、計7人のパーティで挑ん登頂の記録。

「たか号」で太平洋を漂流した手記を以前に読みましたが、その本の中で本著が紹介されていたので読んでみました。登山に関する本は「神々の頂」を読んで感動した記憶があります。PSの登山のシミュレーションゲームで予備知識も万全。そしていざ読み進めると……あぁ、やっぱり本物は違う。ピッケルを氷に打ちつけ、ザイルにしがみつき、クレバスを回避しながら必死に冬山を登っていく。迫力満点です。

C5を設営して、アタックをかけるのはたったの2人でした。しかし天候は最悪。結局、登頂まであとわずかの場所で無念の下山。そして遭難……。必死の思いでC2まで下りてくるも、パーティの5人は2人を凍死したものと断定し、テントもろとも撤収していた。2人は励ましあいながら下山していくも、あとからついてくるはずの相棒とは音信不通に。相棒は山で凍死したのだった。

死ぬ思いでBCBまで下山し、現地のイ族に助けられた著者。手の指は10本とも切断。足も2本とも壊死してしまっていた。第一級障害者となった著者だが、山への情熱は冷めてはいなかった。ヒマラヤは無理かもしれないが、山にかける思いは一生消えることはないだろう、という文章で結ばれている。

やっぱり実録だけあって迫力が違います。私は山に登ったことはないのですが、いつか登ってみたいとは思っています。山。なんともいえない魅力を感じてしまうのです。
PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
とし
性別:
男性
趣味:
読書、コーヒー、ジョギング
ブログ内検索
フリーエリア
最新CM
最新TB
バーコード
アクセス解析