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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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4.12(月)読了
数年前に購入した本。そのときはうさぎを飼育したいと思っていたのだが、結局、購入できずじまいに終わった。うさぎは暑さ寒さに弱いので、うちで飼うとすぐに死んじゃうかもしれないと判断したためだ。夏暑く冬寒い家なので。

今回、ラットを3匹購入しました。雄1匹と雌2匹。雌の1匹はまっくろけの子。他2匹は白のアルビノ。爬虫類店で1匹400円で買いました。ハムスターはどのペットショップにでも売っているけど、マウスはどこにも売っていない。探すのに往生しました。

マウスの箇所を読んでみたのですが、わずか数ページしか載っていませんでした。ハムスターの3分の1です。どれほどマウスが迫害(?)されているかがわかります。飼育はわりと簡単で、ある程度の広さの飼育かごに新聞紙や干草などを敷き詰めて、水と餌を設置しておけばOKのようです。
確かに簡単なのですが、面倒くさい。水をこぼして床をべしょべしょにしたり、所かまわず糞をしたり、すごく臭いオシッコをしたり。プーンと臭うため、鼻が敏感な人は室内では飼えないかもしれません。まぁ、私はそれほど気になりませんが……。

面倒くささを差し引いてもあまりあるかわいさ。もともと人に慣れているためか、アルビノ2匹はすぐに手に乗ってきました。黒は臆病なのか、ケージ内を震えながら逃げ惑っています。そのうち慣れてくるでしょう。

びっくりしたのは、マウスのジャンプ力。30センチある敷居をジャンプで飛び越えてしまったのです! ホッパーの名のごとく、ものすごい跳躍。目を疑いました。やはり飼ってみないとわからないですね、動物って。
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4.8(木)読了
戦争論、従軍慰安婦問題について。
この時期の小林氏は戦争関係に力を注いでいるようだ。知識人たちとともに「新しい教科書を作る会」を発足したのは記憶に新しい。敗戦によって欧米から刷り込まれた自虐史感を打破し、正しい(?)歴史認識を取り戻そうというのが主題のようだ。

第二次世界大戦で日本が勝利していれば現在の日本の歴史教科書は180度変わっていただろう。つまり、アメリカのように星条旗バンザイになっていた。あの戦争は白人からアジア諸国を開放する「聖戦」であり、正しい行為だったと。

聖戦などというものは存在しないと思うが、やむを得ない戦争というのはあるだろう。それがWWⅡだった。日本は資源がほとんどない国家にもかかわらず、ABCD包囲網によって禁輸措置がとられた。ハルノートによって到底呑むことができない内容を突きつけられた。やむを得ず戦争を始めた。というのがゴー宣の主張。なるほど。

では、もしあのとき戦争を始めなかったら日本はどうなっていただろうか? そこのところの記述はあまりないようだ。失業者が増大して国の借金が大幅に増えるのは間違いないだろう。国としてのありようはどう変化していたのだろうか? 戦争を回避する手段は本当になかったのだろうか?
そのようなところをもう少し知りたいと思った。
4.6(火)読了
主に戦争論、従軍慰安婦問題について。
従軍慰安婦に日本軍の強制はなかった、と論を展開している。従軍慰安婦は現地人たちへのレイプ犯罪を避けるための戦時の処置であり、給料を支払われ、健康診断などもあったので、あくまで商行為である、とする。しかも東京裁判では「従軍慰安婦」問題についてまったく裁かれていない。そもそも問題提起がなかったそうだ。

では、なぜ戦後50年経過してこのような問題が出てきたか。それは謝罪が好きな国際的詐話士の某日本人(吉田某)が無理やり仕立て上げたからだ。すべてでっち上げである、と。

読んでいて納得できる部分も多かった。戦地において性欲をどのように満たすかは大事な問題だろう。満たせない性欲はレイプへと向かう。ならば軍で慰安婦を斡旋してレイプ犯罪を避けようということだ。問題は軍の強制があったか否かだが、親が生活に困って娘を斡旋屋などに売り飛ばすのは、かつての日本でもあった。悲惨な思いをした女性は存在しただろうが、それをもって軍の強制とは言えない。

小林氏の本だけを読んで鵜呑みにするわけにはいかないが、従軍慰安婦問題には何か裏があるのは確かなようだ。戦後65年経過しても戦争の爪あとは残っていると感じた。
4.5(月)読了
オウム問題、薬害エイズ問題など。
出版社との確執から、小林氏は「SPA!」を去り「SAPIO」で新ゴーマニズム宣言を再開する。

オウム、薬害エイズ問題、川田龍平、非加熱製剤についてなどさまざま描かれている。どれも重要な事件、問題だが、読むほうとしては、「また~」と思ってしまう。内容が暗いし、笑いもほとんどない。気軽に読める雰囲気はどこにもない。鬱的なオーラが本全体から漂っている。まあ、小林氏もオウムから殺されかけていたのだから、当然といえば当然なのかもしれないが……。

噂の貧相問題は完全に終わったようだ。1ページも描かれていない。完全に無視する方針なのだろう。末永穣の代わりも入れないようだ。1人減って仕事も大変だろう。オウムとの裁判は10数名の弁護団を組んで挑んだが、第3回公判で青山弁護士が無断欠席。あっさり終結。ちなみに青山弁護士は東京弁護士会から除名させられる。しかしオウムは除名しない。なんかなー。
4.1(木)読了
差別問題、言論・表現の自由、オウム問題など。
7巻で初めてオウム真理教が登場。坂本弁護士一家失踪事件を取り扱い、それが元で小林氏はオウムとの裁判、果てはVXガスで殺害されそうになる(計画のみ)。まぁ、「ゴー宣」みたいなヤバい本書いてたらいつかはこういう目に遭うかなと……。

あとは、「噂の貧相」(だったか?)という雑誌に、小林氏のアシスタントの末永嬢(ピャーポくん)の過去が暴かれ、迷惑がかかるからと彼女は退職した。個人的にアシスタントは私人と思う。私人の過去を書き立てるのはいかがなものだろうか。とても残念だ。

言論・表現の自由について。バットを握っている人物の指を4本に描いてはいけないそうだ。角度によれば4本に見えるのは仕方がない。つまり、絶対に5本に見える角度からしか描くなということ。無茶を言う。
言論については、「つんぼ」「カタワ」「めくら」などの言語は使用してはいけないという。時代小説を書いている人は苦労するだろう。だって、片腕を切り落とされた侍について書くとき、
「あいつはカタワ者ゆえ」
と書いてはダメ。
「あいつは腕が一本無いゆえ」
が正解。めくらは目が不自由な人、つんぼは耳が不自由な人、もしくは聾唖者。不自由だ。

言葉狩りというのかな。あまりなんでもかんでも規制するとギクシャクしてしまって、返って不都合が増えるのではないか。ほどほどがいいね。
3.31(水)読了
差別問題中心。
6巻あたりから新聞や週刊誌との「戦い」が開始されます。「知識人」と呼ばれる人たちを漫画でデフォルメして面白おかしく描きたてていますが、論旨はそれなりにまっとうなものだと思います。もっとも、描かれたほうとしてはたまらないでしょう。

ゴー宣を読んで、そこに書かれている「知識人」たちがあたかも悪者のように思う人もいるかもしれない。しかしそう思う人たちは、「知識人」たちの書いたものを少しでも読んだことがあるだろうか? 一方の主張だけを読んで、「こっちは正しい、こっちは間違っている」と判断するのは危険だ。特にゴー宣は若者中心に絶大な人気を誇っていた(今も?)ので、盲目的に小林よしのりが正しいと思い込む人がいるかもしれない。それこそ思考停止。そういう意味では、危険な書物ともいえる。

それにしても、知識人の漫画絵似すぎ。見てすぐあの人だと分かる。デフォルメ最高。しかし、もう一度言うが、描かれた方はたまらんだろう。
3.28(日)読了
言論の自由、エタ・ヒニンなどの部落問題などを中心に描かれている。

差別はいけないなどは小学校で誰もが教えられたことだろう。しかし差別はどこにでもある。差別の無い世の中など存在しえない。人間は差別をする生物だ。
部落について誰かが語ると、たちまちその場の空気が緊張を孕んだものとなる。ピーンと張り詰める。そして聞かなかったふりをして他の話題に転じたり、おざなりの答えを発して終わりにする。「部落」という単語にはそれだけの力がある。

もしかしたら、部落という言葉自体を知らない人もいるかもしれない。部落とは江戸時代に作られた身分制度のひとつで、最下層の人々のことを指す。蔑称で穢多(エタ)、非人(ヒニン)などのことである。
「身分制度? そんなの今の世の中にあるわけないじゃん」と思っている人。甘い。部落は日本の各地域(特に関西中心)に強固に根付いており、差別の的となっている。

関西在住の人なら分かると思うが、部落の人々は部落の人々と同じ地域に住んでいることが多く(部落地区)、その地域は周囲の地域よりも家賃が格段に安い。道ひとつ隔てて、特に理由もなく家賃がぐっと安い場所は、部落地区である可能性が高い(自殺者のでた部屋も安い)。
どこからどこまでが部落地区かは明確には分からないが、聞いたところによると、国には「部落地図」なるものが存在しているらしい。

少々話がそれた。小林氏の良いところは、タブーを破って真正面から言論で勝負していることだと思う。これは生半可な決意ではできない。AといえばBから反論され、Bを擁護すればAから攻撃されるからだ。通常人では神経が持たない。無論、応援者も多くいるわけだが……。
3.27(土)読了
漫画界の鬼才、小林よしのり氏が書いた漫画。
漫画といってあなどってはいけない。この漫画は主に政治経済や世の中の差別、矛盾などを取り扱っており、非常にするどいことを物凄い絵で描いている。

数年前に何度か読んで、久しぶりに読み直してみた。やはり凄いの一言だった。描きづらいことをズバッと描いている。そのためか、やばい人たちから脅迫状まがいの投書があとをたたないようだ。当然といえる。

コロコロコミックで「おぼっちゃまくん」を描いていた人なので、絵がすごいのは当然だが、字もずらっと書かれていて漫画を読んでいる雰囲気がしない。絵が描かれている風刺エッセイといったらいいだろうか。

2巻読むのに2日近くかかってしまった。本を読む以上に時間がかかる。20巻近くあるので、正味1ヶ月以上、「ゴー宣」を読むことになる。がんばろっと。
3.25(木)読了
元警視庁刑事、北芝健の第2段。警察の内情を赤裸々に語っています。

「たかじんのそこまで言って委員会」でたまにファンタジー北芝という名称でゲスト出演するので、知っている人も多いと思う。頭は切れ、空手の有段者でもあるということで、現役時代は(いや今も)とても優秀な警察官だったようです。優秀で人脈も豊富な北芝氏の語る警察の裏話は最高に面白い。えっ! と思うことも多々ある。警察とやくざは紙一重と言うが、まさにその通りと頷いてしまうのだった。

本を書いたり、漫画の原作をひねり出したり(まるごし刑事など)とマルチな才能を発揮している北芝氏だが、現在の職業はいったい何になるのだろうか? テレビでは、もう一度交番勤務をやってみたいと語っていたが、こんな有名人が派出所のおまわりさんをやっていたらびっくり仰天だ。
うちの近くの交番に似ている警官がいたが、まさか北芝氏なのではないか……などとひそかに思っている。
5.29(火)読了
エッセイ集。
バブル後期に書かれた本なので、その当時の雰囲気がぷんぷん漂っている。
内容といえば結婚、恋愛、仕事。その三点しかないのかという感じ。林真理子に似ていなくもないが、話題の豊富さ、テイストなどは到底彼女に及ばない。劣化版というところか。

松原氏は人生のある段階でスピリチュアル(死後の世界)にハマッたようで、死後の世界についても言及している。敬愛する人はイザドラ・ダンカンというモダンダンスの創始者だそうだ。ダンカンの本は私も読みたいと思っていたので、早速図書館で借りようと思う。

軽く読めるエッセイなので、電車やトイレなど隙間の時間に読むのに適している。それなりに共感できる部分もある。だた、随所にある思い込みや達観したような書き方がちょっと鼻につく。文章の語尾も「~である」を多用していて気になる。
細かすぎるのかなぁ……。


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