読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
9.18(金)読了
泥の河、蛍川の中篇2編収録。戦後の「川」をモチーフとした文学作品。それぞれ吉川栄治文学賞、芥川賞受賞作。 文学作品ということであまり期待せずに読んでみました。「泥の河」はまあまあ、「蛍川」はあまり面白くありませんでした。情緒溢れる文章で当時の雰囲気はよく出ていると思うのですが、ストーリーがいまいち面白くない。特に「蛍川」は途中で読むのが苦痛になった。 考えてみると、芥川賞受賞作でおもしろいと感じた小説はほとんどない。皆無に近い。そのため、芥川賞作品=つまらない作品という図式が自分の中で定着している。エンターテイメント作品の直木賞受賞作はどれもそこそこおもしろい。ということは純文学はおもしろくないということになる。 とはいえ、おもしろくない作品が駄作であるとは一概にいえない。ニーチェはおもしろいか? マルクス関係の本で楽しめるか? 「カラマーゾフの兄弟」にいたっては最後まで読み終えた人を尊敬する。しかしそれらの著者や本は世界で一定の評価を得ている。 文学的価値と面白さは必ずしも比例しない、むしろ反比例する傾向にある、と言っては言いすぎだろうか……。 PR |
カレンダー
プロフィール
HN:
とし
性別:
男性
趣味:
読書、コーヒー、ジョギング
最新記事
(06/30)
(05/31)
(04/30)
(03/31)
(02/29)
(01/31)
(12/31)
(11/30)
(10/31)
(09/30)
ブログ内検索
最古記事
(01/08)
(01/09)
(01/09)
(01/10)
(01/11)
(01/12)
(01/13)
(01/14)
(01/15)
(01/16)
フリーエリア
最新CM
最新TB
アーカイブ
アクセス解析
|