読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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2.17(火)読了
浅田次郎の初期作品。ヤクザの憩いの場である「あじさいホテル」は、その客層からプリズン(監獄)ホテルと呼ばれている。極道小説で売れっ子になった作家、木戸孝之助は叔父の経営するこのプリズンホテルに逗留することになったが、そこでの出来事はまさに、事実は小説よりも奇を地で行くものだった。 多数を占める極道とごく少数の素人さんが宿泊するこのホテル、木戸の宿泊した時はとりわけ妙な客層だった。任侠団体御一行は常のことだが、流れのヒットマン、超一流ホテルから飛ばされてきた支配人と超一流フレンチシェフ、会社が破産して心中希望の一家四人、そして――木戸孝之助の実の母親。 この小説は浅田次郎の自伝的内容になっているそうです。彼のエッセイ集をあらかじめ読んでいたので、「ああ、なるほど……」と合点がいきました。浅田氏は幼いころ両親が離婚しており、腹違いの兄弟も何人かいるそうです。その他複雑な事情が多数あったようで、とても苦労されたそうです。その実体験を下敷きにしてこの小説を執筆したと。 内容的には、まずまずおもしろいのですが、初期作品ということもあってか浅田氏の特色である緻密な文章は成りをひそめていて、軽いタッチですーっと書いているといった印象です。ややライト感覚で読めるので、一冊を読みきる時間は思ったより短いです。 「プリズンホテル」シリーズは全四巻あって、1994年にテレビドラマ化もされたようですが、よく覚えていません。これから一気に全巻読破したいと思います。 PR |
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