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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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10.20(水)2読目。
38歳の主人公がノルウェイの飛行場で過去を回帰したところから物語りは始まる。
東京で大学生活を開始した「僕」。学生寮の2人部屋で生活を始める。ルームメイトはどもり癖があり地図を愛する変人。その他、毎朝日章旗をあげて君が代を歌う学生服の2人組、抜群に頭がよく主人公と仲良くなる2年年上の男性など非常に濃いキャラが登場する。

高校時代から好意を寄せていた女性と再会。しかしその女性は心を病んでしまい、自らの意思で大阪の療養所のようなところで生活を始める。僕はその療養所を訪れ、そこでレイコさんと出会う。レイコさんは30代後半の女性で、7年間もその療養所で暮らしているという。音大出身でピアノを専攻していたとのことで、将来はプロピアニストを目指していたそうだ。しかしある日突然左手の小指が動かなくなり、プロのピアニストになることを断念。近所の子供にピアノを教えつつ、結婚し、子供を産んで平凡な主婦となる。しかし突然現れた女性徒にピアノのレッスンをしたことから、再び病状が悪化して療養所生活を開始したという。

村上春樹の代表作である「ノルウェイの森」のあらすじです。
ワタナベ君のことが嫌いという人は多いと思いますが、私は結構好きです。正直だし気遣いができるし頭も良いし。少々女たらしのところはありますが、それもまぁいいでしょう。手当たりしだいというわけでもないし、節度のあるお付き合いといったところだと思います。

それにしても初期の村上春樹の文章はきれいです。近年の作品は初期に比べて瑞々しさに欠けるような気がします。システマチックになったというか平凡になったというか。私は初期の作品のほうが好きです(特に「1983年のピンボール」だっけ?)。下巻に続く。
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