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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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10.22(金)2読目
直子の療養所を訪れた後、ワタナベ君は東京に戻り大学生活を再開する。本屋の娘、ミドリに惚れられて、彼女の父親の入院している病院を訪問し(末期がん)、その後ほどなく父親は死去する。
レイコさんの手紙により直子の病状が悪化しているので、専門病院でしばらくの間治療することがけってしたことを知る。病状は落ち着いて一度療養所に戻った直子は、その夜、自殺する。
直子の自殺により精神のバランスを崩したワタナベ君はフラフラと急行列車に乗り込み、山陰方面をフラフラと彷徨う。1ヶ月の放浪生活の末東京に戻ってきて、8年ぶりに療養所から出てきたレイコさんと会う。なんでも旭川で音楽教室をひらいている友人のもとで働くのだそうだ。そしてその晩、ワタナベ君とレイコさんは寝る。

十年ぶりくらいに読み返してみましたが、やっぱり良い本でした。
ストーリーなども忘れているところが多く、特に登場人物が3人くらい死ぬなんてすっかり頭から抜け落ちていました。下巻の終盤は太宰治のように陰鬱な雰囲気が漂っていましたが、最終的にはハッピーエンドのような形で締めくくられていたのでよかったです。直子はちょっとかわいそうでしたが。

それにしてもレイコさんと直子が住んでいた療養所ってどんなところでしょう。レイコさんは8年間暮らしていたそうですが、そんなことって可能でしょうか。半分スタッフのようになっていたので入居費は無料だったようですが。夫と子供もいるようですが、離婚はしないのでしょうか。

ワタナベ君はミドリと結ばれたのでしょうか。個人的見解だと、あのふたりは1年間くらい付き合って分かれたのではないかと思います。ミドリはかなり情熱的な女なので、そのうちワタナベ君の煮え切らない態度に愛想をつかして別れを切り出すことになると思います。恋は熱病のようなものなので。

そんなこんなを含んでいますが、「ノルウェイの森」はラヴ・ストーリーの傑作だと思います。そして村上春樹の代表作ですね。はやくノーベル文学賞受賞しないかなぁ。
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