忍者ブログ
読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
[39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

5.2(月)読了
かつて週間少年ジャンプで人気を博していた不良漫画。
なぜか家にほぼ全巻あったので、この機会に一気読みさせてもらうことにしました。

連載当時にジャンプを購読していましたが、この漫画はほとんど読むことがありませんでした。まず第一に、不良漫画は面白くない。第二に、不良が嫌い。第三に、ストーリーが全然わからない。
今回、最初から読み進めることでストーリーはわかるようになりました。少年漫画にしては結構複雑なお話です。登場人物も多いし、人物のほとんどが不良なので、主役級以外は判別がつきにくい。もう少し個々人の個性を際立たせる工夫をすればわかりやすくなると思うんだけど……。

ストーリー自体はどうってことありません。なんとなく喧嘩する理由ができてなんとなく喧嘩する。その繰り返しです。よって明確な目的や目標はありません。主人公の前田太尊の夢はボクシング世界王者になるということですが、ボクシングはほとんど関係ありません。完全な不良漫画です。

意外にといってはなんですが、それなりに面白いです。
シリアスだけでなくギャグもあり、暗いだけでないのがいいです。毛嫌いせずに読めばよかったと反省しています。20数巻あるので、しばらくは漫画漬けになりそうです。

PR

4.29(金)読了
トレーニング事務を経営している実業家の山本氏が書いた、筋トレに関する本。
筋トレを長続きさせる方法を主眼として書かれているので、筋トレの方法論を読みたい方は実践本をお読みください。

誰しも一度はフィットネス事務に通い、ムキムキ、もしくはスレンダーな身体を手に入れたいと思ったことがあるでしょう。大金をつぎ込んで会員になったけど、3日坊主でお金をドブに捨てたようなもの……という人は星の数ほどいると思います。

なぜ長続きしないか。それは、なぜ事務に通うのかという動機付けに問題があったからです。強力な動機それがトレーニングを続ける根性、努力、熱意を生み出すのです。ただ痩せたいというだけでなく、半年で8キロ痩せる! 27号のズボンを履けるようになる! といった具体的な目標が必要です。そしてそのためにはどのようなトレーニングをすればいいか、適切なアドバイスをくれる個人トレーナーがいればさらによいでしょう。

……というような、あたかも経営本を間違えそうな内容が熱意あふれる文章で続いていきます。ダイアー博士の本のようです。実は私自身、毎日自宅トレーニングとジョギングをしています。この5年間、個人的な理由でトレーニングをやすんで(さぼった)ことは(ほぼ)一回もありません。どうして続けられるのかと聞かれたら、「習慣だから」と答えるでしょう。歯磨きをする、トイレにいく、それと同列に「トレーニングをする」。そのためには、最低1ヶ月は嫌々でも、超低空飛行でも続ける必要があります。そのうち良い意味での「惰性」(習慣)が出来上がります。そうなるよう、がんばってください!(誰に対してだ)

4.26(火)読了
アカシックレコーダーのゲリーがアカシックとはどのようなものか、アカシックと繋がるためにはどのようにすればよいのかについて書いた本。

ちなみにアカシックレコードというのは、人類を含む宇宙のそれまでのすべての事象が収められている記録庫のことです。ここには過去・現在・未来のすべての情報が収められています。ゲリーはそこにアクセスすることができるので、あらゆる時代の事柄がすべて分かってしまうのです。

どちらかというと教科書のような作りになっているので、アカシックについて真面目に学びたい人にはお勧めです。本書の最後にはアカシックと繋がるための呼吸法や瞑想法なども記載されているので、実践してみるのもよいと思います。ゲリーいわく、正しい瞑想、呼吸法を数週間続けていれば、程度の差こそあるが、誰でもアカシックにアクセスすることができるのだそうです。反復、練習が大事ですね。

4.23(日)読了
犬、猫、小鳥の3種類のペットを中心に、動物が人間のことをどう見ているのか、動物と人間の機能と特性の差異などについて書かれています。

実は、鳥を飼っています。鳥といっても小鳥ではなく、もうちょっと大きな鳥。小型の鶏くらいの大きさでしょうか。昨年の6月に畑で卵を拾いまして、暖めていたら孵ってしまったという嘘のような本当の話。以来、ペットとして飼っています。

ペット君の環境を少しでも良くしたいと思い読んでみましたが、残念ながら大きな鳥については書かれていませんでした。それでも、動物が人間のことをどのように見ているかなど、参考になることはたくさんありました。鳥って、味覚や嗅覚はそんなによくないのですが、視覚はとてもよいそうです。空から獲物を見つけなければならないし、360度に気を配らなければならないので、当然といえば当然ですね。おまけに鳥は世界を4原色で見ているのだそうです。犬、猫が2原色(モノクロではない)、人間は3原色ですので、鳥はそうとうカラフルに世界を眺めていることになります。知りませんでした。

入門書のように簡単に書かれているので、さらりと読むことができます。犬、猫、小鳥を飼っている人には特におすすめです。

4.20(水)読了
数年前に流行った「スキムミルク」ヨーグルトを食べて痩せようという本。
最近、牛乳からヨーグルトを作って食べるのに凝っています。そのため一冊本を借りて読んでみた、というわけです。

数種類のヨーグルトを作った結果、さまざまなことがわかりました。加工乳、低脂肪乳はカゼインたんぱくが少ないので固まりにくい。脂肪は低いのでダイエットには向いている。菌によって固まりやすさ、味、効果が異なるetc......。現在食しているのは、「ダノンビオ」という割と高めのヨーグルトから作った自作ヨーグルトです。クリーミィで食べやすいのはいいのですが、酸味が少なくて物足りない感じがします。ダイエット効果があるという「恵」で次回は作ってみようと思っています。

スキムミルクでヨーグルトを作るとヘルシーなことは間違いありません。脂肪がほとんど入っていないのですから。しかし高い。1キロのヨーグルトを作るのに200円くらいかかってしまいます。それなら普通の牛乳を購入しても同じ。よって、安い乳飲料(100円未満)を購入して、そこに大匙1、2杯のスキムミルクを混ぜて、なんちゃってスキムミルクヨーグルトを作ることにしています。これなら100円ちょっとで作れるのでお財布にもやさしい。しばらくヨーグルト生活を満喫したいと思います。

4.17(日)読了
第16回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。
6人の男女が密室に閉じ込められた。犯人は嘘神と名乗る。用意されたのはギャンブルに使用する道具。ギャンブルに負けた者は、賭けた対象物を強制的に奪われる。パンと水が与えられ、水にはひとつだけ毒が入っている。最後に残った一人は生きて脱出できると嘘神は約束したが……。

長編賞受賞作ということで、図書館で借りて読んでみました。
結果を先にいうと、「これが受賞作?」と驚くほど低レベルの作品でした。

まずは設定がチープ。嘘神なんて本気で信じるだろうか? 人間に拉致監禁されたと捉えるのが普通です。たとえ監禁状態にあるとはいえ、同級生同士でこうも簡単に殺し合いをするなんて考えにくい。6人が6人とも重篤な精神異常者であるとしか思えない。
会話が下手。『リアル鬼ごっこ』の作者並み。「くははっ」「きゃはっ」などの笑いの連発は読むに耐えない。イライラする。
不要な過去のストーリー挿入多し。ストーリー展開に不要な挿話はばっさりカットすべき。
思想がチープ。作者自身の思想・思考の投影が多いのか、子供だましのような世界観が延々と語られている。21歳の作品なのでしかたがないが。

つっこみどころ満載の作品でした。途中で何度も読むのをやめようとしましたが、なんとか読了しました。最後にどんでん返しがあるわけでもなく、拍子抜けしました。ライトノベルとしてなら、かろうじて読めなくはない。ちなみに元ネタは『カイジ』ではないかと思います。ギャンブルで殺し合いなので。

選評は荒俣、高橋克彦、林真理子の3氏。
荒俣氏が本作を「まれに見る快作」「真の意味での『表現派』」「大賞に推した」とベタぼめしていますが、??? 高橋氏は、若いのに凄いと作品内容ではなく年齢を褒めるにとどまり(選評2行)、林氏に至っては選評無し。後者が2者が妥当でしょう。荒俣氏は、この作品を本気で素晴らしいと思うのならば、選評委員を辞めるべきです。敢えて言いますが、2次予選落ちレベルの駄作です。

4.14(木)読了
日本ホラー小説大賞「大賞」賞受賞作。
主人公の男が密林に迷い込み、すり鉢状の池に落ちる。真ん中には三畳ほどの亀の甲羅のような一枚石。男は石の上で生活しながら、蟹をとったり魚をとったりしながらサバイバル生活を送る。やがて男はその環境に適応し、生態そのものを変化させていく。

『山椒魚』と『変身』を足して2で割ったような作品ですね。星新一の短編で似たような話があったな。元ネタはその辺かもしれない。男が外国旅行に行く動機がやや幼稚でストーリーと関係ないことと、平凡であっけないラストを改良すればさらに良くなったと思う。現在のままでも十分面白いんですけどね。

この手のサバイバル生活では、十数年前に短編賞を受賞した『D・ブリッジ・テープ』がよかった。あとは、デフォーの『ロビンソン・クルーソー』。これははずせない。映画で観た『取り残されて』(って感じのタイトル)も面白かった。サバイバル関係って、男の血が騒ぐから好き。

4.11(月)読了
第七巻。ギャグとシリアスが入り混じったような話が多いです。
特筆すべきは恋愛。この巻のラストでは、ついに黒猫が主人公に告白をします。その結果、付き合うことになったようです。桐乃の恋人発生疑惑からはブラコンの様子が伺えて笑えます。桐乃がつれてきた(偽)恋人への父親の対応も笑えます。

予告編に書いてあったのですが、第八巻は恋愛編に突入するとのこと。主人公と黒猫の恋愛を中心に、おそらく桐乃、グリグリメガネ女(名前忘れた)の恋愛も出てくるかも……出てこないな。まぁ、黒猫が一番面白そうなので、期待しています。

八巻の発売はいつかなー。4月か5月と思うので、そろそろ図書館で予約したいのですが、まだ入荷していないようですね(セコイ)。ぜひ一番に予約して、新刊の芳しい薫りを嗅ぎながら(変態か)恋愛編を満喫したいと思います。

4.7(木)読了
下巻は、さらなる大量殺人へと発展して行きます。
自分の犯行を気付かれそうになった蓮実は、自分の生徒であり愛人でもある女子高生の殺害を企図します。高校の文化祭の準備中に屋上へ呼び出し、突き落としたのはいいが、その犯行が他の生徒にバレそうになる。仕方なくその生徒も殺害したが、それらの殺人を隠すためには、2年4組の生徒全員を殺害しなければならないという結論に達する。

猟銃を撃ち、狩りさながらに生徒を殺害していく蓮実。その手際は見事というほかはない。全員殺害後、生徒指導質に閉じ込めていた美術の教諭を殺害し、自殺に見せかけるように猟銃を置く。数分後、警察がやってくる。

だが、撃ち漏らした生徒が2名いた。その生徒たちの供述と、AEDに残っていた生徒と蓮実の会話が決めてとなり、蓮実は逮捕される。「神が私に命令した」と言い残して……。

秀逸です。貴志作品はどれも素晴らしいですが、その中でも最高の一作と言えるでしょう。ストーリー、心理描写、そして多数の人物を描き分ける筆力。素晴らしいの一言です。夫婦のカラス「フギン」と「ムニン」の存在が、ストーリーにほとんど影響しなかったのが、唯一の失策らしい失策です。そのまま2羽とも殺しておけばすっきりしたのに。

この本、さまざまな賞を獲得しているようですが、今年に入って読んだ本の中でベスト1です。生涯読んだ本のベスト10に入っていると思います。超お勧めです。

4.6(水)読了
まんだらけ吉川社長との対談第二段。
今回は、人類創生の歴史をアカシャによって解き明かそうという趣旨。人類の魂はいつ創出されたのか、人類と動物の違いは、猿と人間の関係についてなど、これまた興味深い話が盛り込まれています。

人類の歴史というと、エドガーケイシーの『新転生の秘密』が思い浮かびます。数年前に本屋で座り読み(イスがある本屋なので)しただけなのでよく覚えていませんが、最初の人類はキメラのようにヘンテコな形態のものが多かったそうです。両性具有だったそうですし。地球の周りで遊んでいた興味津々な魂が、ひょんなことから地球上の動物に入り込み、あろうことか輪廻に巻き込まれて抜け出せなくなってしまったのが発端だそうです。しゃーないから、その動物を進化させて、覚醒させるという正攻法で輪廻から脱却しようと。なんとも涙ぐましいお話です。

ゲリーの話も、上記の内容と近いところがあります。ピラミッドの話も同じものだし。もしかしたらゲリーはケイシーからパクってないかと疑ってしまうほど。いや、嘘ではないと信じたいですけどね。なにはともあれ、とても面白い本なので一読をおすすめします。



忍者ブログ [PR]
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
とし
性別:
男性
趣味:
読書、コーヒー、ジョギング
ブログ内検索
フリーエリア
最新CM
最新TB
バーコード
アクセス解析