読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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12.24(日)読了
戦争、外交を中心に取り扱っているマンガ。短編形式なので、上巻を読んでいない人でもまったく問題なく読めます。 今回は、第二次世界大戦末期のシュムシュ島を中心に描かれています。日本最北端のシュムシュ島には、北からアメリカが攻めてきた際の防衛の要として、戦車部隊をはじめとした精兵2万が配置されていました。敗戦が決定した後、ソ連兵が火事場泥棒的に攻め込んできたのは周知の事実です。その際に、上から武装解除の命令を受けていたにも関わらず、シュムシュ島の兵士たちは勇敢に戦いました。その結果、ロシア兵による北海道上陸を防ぐことができ、北海道分割という最悪の結果を免れることができたのです。 「戦争論」シリーズのように、当時の兵士たちの心情、信条、状況を克明に描いており、歴史物語としても素晴らしい出来だと思います。それにしてもロシアは卑怯だと思います。日ソ中立条約を一方的に破って攻め込んだのですから。日露戦争から「臥薪嘗胆」の思いで待っていたのでしょうか」……。 PR
12.20(木)読了
漫画家、小林よしのり氏の「平和」に関する時事漫画。ゴー宣の特別版ですね。 内容は少々古く、イラク戦争や小泉純一郎元首相がたくさん登場します。もう8年も前の話ですね。大量破壊兵器が発見できなかったイラク戦争は、アメリカの単なる侵略戦争に過ぎない。それに加担した小泉元首相、日本は大罪を犯したと痛烈に批判しています。確かにその通りですね。イラクは譲歩に譲歩を重ねて、屈辱的な査察受け入れ条件を呑んだにも関わらず、アメリカははいちゃもんをつけて査察を中断、戦争に踏み切った。ジャイアンです。そしてもちろん日本はスネ夫(もしくはポチ)。 その他、旧日本軍の毒ガス弾遺棄疑惑、従軍慰安婦問題、玄洋社といったコアな話題も取り扱っています。守備範囲が広いですね。ゴー宣開始当時はサヨク的だった小林氏も完全にウヨクの人になってしまったようです。月日の流れるのは早いものだと。
12.17(月)読了
まんがで読破シリーズ、今回はなんと日本国憲法です。確かに「読み物」ではあるけど……。 大学生が講義形式で日本国憲法の内容を紹介しています。前半は、日本国憲法が制定されるまでの歴史的経緯、世界情勢など。この辺は日本史、世界史の授業みたいで分かりやすいです。受験生が読むのもお勧めかも。 後半は、いよいよ日本国憲法の内容について。 割と分かりやすくは書かれていますが、やっぱりごちゃごちゃしていて理解はしにくいというのが正直なところ。国家の根本なのだから、簡単すぎるのも問題だろうけど。GHQの押し付け憲法だから文章も翻訳語になっていて読みにくいし。せめてまともな文章に換えて欲しいと思います。 先の衆議院選挙で自民党が大勝しました。安倍首相はいよいよ憲法改正に乗り出すでしょう。どのような憲法になるのか楽しみです。
12.14(金)読了
テレビで人気の医師、南雲さん。見た目は若いですが、現在56歳。その若さの理由がこの本に書いてあります。 南雲氏は以前は太っていたそうですが、父親、祖父ともに60歳くらいで亡くなったことから、健康を意識するようになったとのことです。 まずは酒、タバコを止め、食事も1日1食に。甘味、肉、塩なども絶った結果、いまの若さ、健康を手に入れたとのこと。確かに健康的な食生活を送っていますが、私のような凡人から見たら、「そんな生活楽しいの?」と思ってしまいます。 私も1日1食生活を長年続けていますが、肉や甘いものは大好きです。焼肉、あんぱんが無くなったら生きているのが寂しくなります。砂糖は生涯止められない気が……。酒、タバコはやらないので、そこまでめちゃくちゃな食生活ではないと自分では思っております。 南雲流の食生活を否定する訳ではありませんが、凡人のほうが楽しく人生を遅れるような気もします。
12.11(火)読了
今回の「俺妹」は、主人公と桐乃が仲が悪くなった3年前の追想をメインに取り扱っています。 今作品を通して地味であまり目立たない印象の主人公ですが、3年前の中学生の頃までは、学校では中心的人物で、かなり明るい性格だったようです。それが、ある事件をきっかけに、「頑張らなくてもよい」と目覚めて、一気に普通の男子生徒になってしまいました。 そんな「普通」の男子になった「実はお兄ちゃん子」の桐乃は、兄を疎み始めます。粗筋はそんな感じですが、そんな仲の悪くなった兄妹を、主人公の幼馴染(名前忘れた)は、誤解を解いて仲直りさせようと画策します。結果的には誤解は解けたのですが、3年間にも渡る冷戦状態のい2人は、完全には仲直るすることはできませんでした。 そして何より一番重要なのは、桐乃と主人公の幼馴染の2人だけのやりとり。 そこで桐野にまつわる衝撃的な事実が告白されます。ネタばれですが……実は桐乃は超お兄ちゃん子であるばかりではなく、兄を慕っているという……男性として。そして幼馴染は、その想いは一生誰にも話してはいけないとアドバイスし。なんと悲しい物語です。そして次巻はついに最終巻。寂しいですね。
12.8(土)読了
人気を博した「死後世界地図」の日本編です。著者は宇宙人とコンタクトを取れるという秋山眞人氏。 死後世界について分かりやすく書かれているので、初心者でもとっつきやすいと思います。死後世界は当人の思考の表れでもあるため、日本人は三途の川や閻魔様、欧米人にはイエス様が現れるといったステロタイプになりやすいようです。そのため日本編、欧米編などと大枠があるのもうなずけます。思想・信条、文化に左右されやすいため、一概に「死後の世界はこうだ!」とは言えないのですね。 死後の世界だけでなく、秋山氏自身の過去世や、その他さまざまな情報が記載されています。文章もすっきりしていて読みやすいです。死後世界の入門書として読むのもよいと思います。
12.5(水)読了
俺妹の10巻。とうとう10巻に到達しました。 今回は、これまで登場した人物が一同に会するという初めての試みをしています。あやせと黒猫、主人公の幼馴染など、これまで接点がなかったキャラがホームパーティで知り合いになります。しかしこれは、あやせ、黒猫、桐野、幼馴染の4人が主人公を巡って激しく火花を飛ばしあうという、ハラハラする展開になっています。どれだけモテるんだ主人公。 そして、主人公は実の妹に手を出そうとしているという疑惑をかけられ、両親から自宅を離れるように宣告される。次の模擬試験でA判定を取ったら帰ってきてもよいという、元と末の噛みあわない内容にムーっといった感じ。 結局は主人公にやる気を出させるための母親の策だったのですが、そうと知らない主人公は猛勉強をして、見事A判定を取るに至りました。その過程であやせが毎日、一人住まいの主人公の世話を焼きにきて、嫌いだった主人公にホレてしまうという意外な展開に。最後の最後には「好きです。付き合ってください」と。黒猫の告白とまったく同じですね。 今回はモテモテ主人公の巻でした。
12.2(日)読了
サピオ以外で連載している「ゴー宣」。雑誌名は忘れました。編集長が花田氏の雑誌です。 沖縄米軍基地問題と原発問題を中心に取り上げています。2010年執筆の作品だから超ホットな話題ですね。 作品中で、小さな子供を育てている関東在住の女性が、子供の飲料水にするためにミネラルウォーターを買い溜めすることを取り上げ、「公徳心がない」という趣旨の発言をしています。これはどうかなあ。将来、子供の身体に影響が出る可能性が若干でもあるのならば、事前に悪影響と思われる事柄を排除しようとするのは、親として当然の措置だと思うのですが。子供は自分で選択、判断できないわけだし。福島の子供たちにミネラルウォーターを届けるのが先決なのは当然ですが、だからといって他の地域の子供がミネを飲む、親が購入するを非難するのはお門違いと思います。 皇室問題にも言及していました。 小林氏は皇位継承を女系も含めるべきと主張しています。側室制度がない現代において男系を守るのは至難の業というのがその一因です。それはそうと思います。旧宮家を復活させるという案については、「旧宮家候補を提示し、国民の審判を仰がなければならない」が、実際に旧宮家候補を提示できておらず、国民の納得も得られないという理由から反対の立場をとっています。 はたしてそうか。血が薄いとはいえ、血統的には問題ないと思います。国民の納得が得られないと書かれていますが、なぜそう考えるのでしょうか。私は割と賛成ですが……。万が一の際の安全装置として旧宮家復活は議論すべきだと思います。 原発、皇室問題ともに、少し意見が偏っている感じがしました。他の意見をする人間に対して愛を感じないというか、一方的というか。以前の小林氏はもう少し愛を感じた気がします。
11.30(金)読了
鳥は実は頭が良い。道具を自作したり、シャガールとゴッポの絵を判別することも可能だそうだ。そんな鳥の脳力をあますことなく伝えているのが本書。 カラスが頭が良いというのはよく知られています。オウムなど人間の言葉を反芻する鳥も知能が良いそうです。空中から石を落として貝の殻を割ったり、枝を使用してえさを穿り出す鳥もいるみたいなのでびっくりします。鳥は結構、頭が良いのです。 カルガモを飼っています。実際に鳥を飼育している人は分かると思いますが、鳥にも感情があり、喜怒哀楽を実に率直にあらわします。表情筋がないので分かり辛いので、飼育していない人には、「いまって怒ってるの? よろこんでるの?」となってしまうかもしれませんが。 本書を読んで、うちの鳥君の頭の良さを再認識することができました。実際、頭がいいです。時々人間と間違うくらいですから。(言いすぎ)
11.27(火)読了
一流の和食料理人を父に持つ味平はめでたく高校入試に合格。家族の喜びもつかのま、「俺、高校に行かずにコックになるよ」。 波乱の家族ドラマで幕を開けた料理物語。味平は父親を説得しコック見習いとして洋食屋「ブルドッグ」に就職。住み込み。ここでもまた波乱が。一流コックの料理長が実家に帰っている間に助っ人できてもらった人間が「ブルドッグ」乗っ取りを企てる。その第一弾として味平がいびられ始める。だがめげない味平。ひょんなことから乗っ取り一味と料理対決をすることになり大弱り。負けた方が店から出て行く約束だからだ。なんといってもまだまだ未熟な味平。しかし負けん気の強さは超一流。なんとか打開策を練るが……。 往年の料理エッセー漫画ですが、なかなか面白かったです。2巻以降も近いうちに読みたいと思います。 |
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