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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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7月20日(土)読了
最近、気功に興味を持ちました。タイムリーなことに、精神世界の大御所である山川夫妻が、ブログで中氏のことを紹介していたので、縁のようなものを感じて借りたのがこの本。

中氏のことはまったく知らなかったのですが、気功の世界ではかなり有名な人のようです。20歳の頃に世界各国を旅して、そこでさまざまな聖人と出会い、気功の道に入っていったそうです。夫婦そろって気功の達人なので、すごいですね。

気功には内気功と外気功があり、内気候には静気功と動気功があるそうです。内気功というのは自身の身体を整えるように働き、外気功は、気功師が外から気功を流し込むことにより、対象者の気の流れを良くする方法です。ヒーリングのことですね。

気功の実践方法は、本書と本書に付属しているDVDに詳しく記載されています。気になっている気功が「憾天柱」。仙人になるための気功法と書かれています。背骨を柔らかくして脳を活性化させることにより、さまざまな病気が治るそうです。ガンが治ったという記録もあるみたいですから、すごいですね。

中氏の半生も前半に書かれており、とても興味深い内容となっています。気功に興味のある人には特にお勧めの本です。
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7.17(水)読了
精神世界の本を多数翻訳している山川氏の著書です。
山川氏は、官僚として順風満帆な日々を送っていましたが、ある日、突然スピリチュアルに目覚めてしまい、それから精神世界の翻訳者として多数の本を翻訳するという「使命」を全うしているとのことです。

ご自身も霊を視ることができ、声を聞くことができ、自動書記もできるとのことなので、スピリチュアル本を翻訳するのには適任と言えると思います。自分が経験していることなので、適切な言葉で訳することができるのでしょうね。

本書は、山川氏がどのようにして精神世界に入っていったのか、なぜ官僚を辞めたのか、精神世界を学ぶと何が変わるのかについて、分かりやすく書かれています。現在は絶版となっていますが、「天使クラブへようこそ」という本に書かれている内容と少し重複していますが、何度読んでも良い内容だなと思います。

本書には何度も「自分自身を知ることが大切」と書かれています。また、「この世に偶然はない」とも。
最近はスピリチュアルブームなので、こういった内容も受け容れられやすくなったようです。生まれてくる前に人生を決め、それに沿って生きていくという考えかたですね。自分で決めたのですから「自由意思」です。精霊によると、人生は「1分1秒狂いがない」のだそうです。ちょっと哲学的ですね。
7.14(日)読了
精神世界の本を翻訳している山川夫妻の共著。自身が翻訳した本を中心に、スピリチュアル本を30冊紹介しています。

シャーリーマクレーンの「アウト・オン・ア・リム」シリーズ、ブライアン・ワイス博士の「前世療法」シリーズ、アイリーン・キャディの「フィンドホーン」シリーズ、ニール・ドナルド・ウォルシュの「神との対話」など、精神世界に興味のある人なら一度は手に取ったことのある本が多数紹介されています。

私が読んだことのある本もたくさん紹介されていますが、まったく知らない本も数冊記載されていました。さっそく本屋や図書館で借りて読んでみたいと思います。

どれもよい本ばかりですが、ひとつ不満なところがあります。「バシャール」シリーズが紹介されていないことです。バシャールはアメリカのみならず80年代後半から90年代にかけて日本でも一大ブームを引き起こし、近年では須藤元気や坂本政道などと対談本を出すなど、根強い人気があります。これを外して精神世界を語ることはできない、と思うのですがいかがでしょうか。

とはいえ、この本で紹介されている30冊はどれも良書ばかりです。精神世界について知りたいけど、どの本を読んだらよいか分からないという人は、本著を参考に読み勧めていけばよいと思います。
7.11(木)読了
読み切り、連載と徐々に仕事が戻ってきた2人。しかし定期的な仕事が連載一本6ページという状態はさすがに心もとない。そこで、時間のある間に依頼されていないオリジナルの作品を描き溜めることに。とはいえ、締め切りの無い仕事はなかなか進まない。心を鬼にして頑張っていると、他の漫画家が急病になったため、32ページの読み切りを描いてほしいという依頼が舞い込む。描き進めていたオリジナルの漫画を元に、素晴らしいスピードで32ページを完成させることに成功。復帰への足がかりを掴む。

トキワ荘には鈴木伸一のほか、赤塚不二雄、石森章太郎という、のちの漫画会をリードする2人も入ってくることになった。石森の2日で32ページという執筆量に唖然とする2人。漫賀いわく、「つまり、才能の差か」。

トキワ荘の住人となった鈴木氏だが、アニメーションのプロダクションに入るため、トキワ荘を離れて鎌倉へ。みんなで盛大なお祝いパーティーをやる。

その後、漫賀は初のカンヅメを体験する。カンヅメから帰ってきた漫賀は、トキワ荘の2階で漫画を描いている才野の影を見上げる。というところでフィナーレ。春雷編はわずか1巻で終わってしまいました。かなり唐突な終わり方でしたが、読み応えのある漫画でした。藤子不二雄の青春が丸ごと入っています。その後の漫画道も読みたいのですが、続編を描いてもらうわけにはいかないでしょうか。80歳近いから無理かな?

7.8(月)読了
時代は別冊、付録時代。月刊誌には多数の漫画が掲載され、需要に供給が追いつかなくなりつつあった。そのため、新人漫画家たちにも依頼がやってくるようになった。漫賀と才野のもとにも、別冊や連載漫画の依頼が殺到した。5本の漫画掲載の予定を抱え、浮かれる足塚茂道。しかし、いきなり別冊の全部描き直しを言い渡されてしまい、余裕がまったく無い予定は殺人的予定に変貌。寝る間を惜しんで書き続けるが、そんなときに、漫画少年の加藤編集長から、手塚先生がピンチだから助けに来てほしいと依頼が。

漫賀が手伝いに行き、才野は部屋に篭って自分たちの漫画を描く。しかし予定はズルズル遅れ、漫賀が帰ってきた頃は寝ずに描き続けても間に合わない状態に。編集の人たちが泊り込みで部屋に来て、ギリギリの状態で書き続け、何とか予定に間に合わせたところはさすがはプロ。

翌年の夏、久しぶりに2人は実家へ帰る。家に戻った安心感からか漫画の予定はずるずる遅れ、ついに2人は大量に漫画を落としてしまう。東京に戻ると、当たり前だが各誌編集はかんかん。新漫画党の党首(?)である寺田氏が寝ずに代筆した漫画もあった。

何とかカムバックをと頑張る2人。少しずつ依頼も出てきたが、そんな折に漫画少年が潰れるという事態に。彼らのみならず、新漫画党の皆はがっくり。それでもめげずに、赤塚氏、石森章太郎氏といった後の大御所を入党させ、新たに決意を共にする党員たち。

10巻から12巻は内容の濃い巻になっています。足塚が原稿を大量に落とした、寺田氏が入院、新漫画党メンバーの拡充、漫画少年の廃刊。まさに山場といった感があります。ラストまであと2巻。一気に読んでしまいましょう。

7.5(金)読了
盲目のピアニストの自叙伝です。
梯氏のことは数年前にテレビで採り上げられたので、名前を聞いたことのある人も多いかと思います。彼は生後数ヶ月にして病気のため視力を失いました。そのため、ほぼ生来的盲人として人生を歩んでいます。前半部分で記述されていた、普通小学校に通わせるためのお母さんの努力には頭が下がります。そして四角四面の役所の対応に憤りを感じました。それはともかく……

梯氏は、小さい頃から音楽を聴いて育ちました。父親と母親は音楽家で、兄、姉も音楽を習っている音楽一家なので当然かもしれません。まして彼は目が見えないので、余計に音に対する感受性が高かったのかもしれません。一番、興味を持ったのがピアノ。天性の才能があった梯氏は瞬く間にピアノの腕が上達し、高校生の頃、ピアノ留学のためヨーロッパに旅立ちます。

さまざまな紆余曲折の末(この辺は本を読んでください)、彼は、世界的なピアノコンクールで2位という素晴らしい結果を残すに至りました。盲目のため演奏は全て暗譜。暗譜したのは彼ひとりだったそうです。2位という結果は日本でもセンセーショナルに報道されたので、知っている人も多いでしょう。

ハンディがあっても、それを乗り越える努力が大切ということを教えてくれる本です。人間の努力と可能性は素晴らしいと感じました。お勧めの本です。
7.2(火)読了
プロの漫画家になるために東京に上京してきた漫賀と才野。下宿先は漫賀の親戚の家だが、そこが2人で2畳という狭さだった。おばさんは、「ちょっときゅうくつだけどがまんしてね」と言っているが、ちょっとどころではないと思う。荷物などどこに置いたのだろうと考えてしまいました。

ともあれ、晴れて東京デヴューを果たした2人。仕事もバリバリ頑張っていたが、収支は釣り合わず、4万円あった貯金も7千円まで落ち込む。そんな窮地も、出版社から臨時の仕事をもらったり、なんとか乗り越えていきます。トキワ荘のテラさんの家で、新人漫画グループの「新漫画党」(6人)を結党したり、読み切り、連載漫画が決まったりと、明るい話題もありました。

そんななか、手塚先生がトキワ荘を出ることに。テラさんと手塚先生本人からの勧めもあり、2人はトキワ荘に引っ越しすることを決意する。懸案事項だった敷金(4万円)も、下宿先のおじさんが貸してくれたり、手塚先生が敷金を置いていってくれたりしたため解決。2人は大喜びでトキワ荘の人となる。

東京生活も5ヶ月余り。紆余曲折もあったようですが、徐々に仕事も増え、生活の目処もたってきたようです。それにしても2畳の部屋はすごいなと思いました。もとはおじさんの仕事部屋(時計修理)だったようです。仕事をする環境としてはよいかもしれません。トキワ荘は4畳半ですから、引っ越したときは相当広く感じたことでしょう。
6.29(土)読了
健康に気をつかいだしたこの頃。自宅で簡単にでき、お金のかからない健康法を探していて、図書館でふと目に付いたのが「気功」。少し怪しげな感じもして敬遠していた分野ですが、この機会に読んでみることにしました。

この本は、白隠という昔の禅の師匠が体得した気功の極意を書き記したものになります。嘘か本当か分からない逸話も挿入されており、読み物としてもなかなか面白いと思います。

気功には外気功と内気功があり、人を癒したり、逆に攻撃にも使用することができるそうです。簡単に言えば、人間の気を操作するわけですから、様々な使用方法が可能なわけですね。体得できたら非常に便利だと思います。

本来飽き性で3日坊主万歳の性格、おまけに瞑想や呼吸法といった刺激が少ないものは特に続かない人間ですが、機会をみつけて実践してみようと思います。他にも類似本を読んで、自分なりに研究してみるのも面白いなと思いました。健康は一生ものですからね。
6.26(水)読了
ついに最終巻。最後は東京にみんな集結します。そして友達は今までのことを「自作自演」と国民に自白します。国民はパニック。そして友達はUFOを作り、空からウイルスを撒き散らすことを計画。とはいっても、これは「しんよげんの書」に書かれてあることを実行しているだけ。子供の遊びなのですね。

結論からいうと、UFOはオッチョやケンヂたちの活躍により撃破される。ケンヂは万博に集まった(避難した)50万人の観客の前でギターを片手にライブをする、というところで終了。最後の最後にカンナはケンヂと再開することができました。

友達の正体は、結局は明かされませんでした。途中まではフクベエが友達でしたが、一度死に、復活したところで他人が入れ替わったようです。誰なんでしょ、友達って。ストーリーもごちゃごちゃしていて分かり難い。過去と現代がたびたび入れ替わり、過去も断片が繋がるようにして少しずつ謎が明かされる方式なので、前回の内容を覚えていないと全容を把握することはできません。つまり、1回読んだだけじゃだめってこと。しかし読み返すのも面倒だ。

ストーリーの複雑さはともかく、面白い漫画であることは確かです。それにしても、小泉響子をヒロインとしたボーリングブームってきたのかな? 大会で優勝したり、かなり実力はあったみたいだけど。第2の中山律子さんにはなれたのでしょうか。

あ、それと、友達が根に持っていた子供時代のケンヂの所業は、「特捜隊」のバッヂ事件でした。駄菓子屋事件ですね。ガムで当たりを引かないと手に入れられないバッヂをケンヂは盗んだと。確かにこれはケンヂが悪い。
6.23(日)読了
村上ラヂオシリーズ2。エッセイ集です。
村上春樹のエッセイのよいところは、飾らない文章、そして読みやすい文章に尽きると思います。そしてもちろん内容も面白い。日常のふと感じた疑問をひねらずに提示し、ちょっとシャレた文章で味付けをするあたりが人気の源ではないでしょうか、なんて。

題名の「おおきなかぶ、むずかしいアボカド」ですが、おおきなかぶのお話は日本人ならみんな知っていますよね。私は小学校1年生の国語の教科書に載っていたのでよく覚えています。

おじいさん、おばあさん、犬、猫が協力しておおきなかぶを引っ張ったけど、かぶは一向に抜けない。最後にネズミが加勢したことにより、かぶはようやく抜けました。こんなお話です。そこで先生がみんなに提示。このお話の中で一番力持ちは誰か。みんな「おじいさーん!」と声を合わせる可愛い小学1年生。しかし先生は違うご意見。ネズミが一番強いと。ネズミが加勢したことによりかぶが抜けたんだから、ネズミが一番強いと。この答えにはいかに小学1年生でも納得できないものがありました。ネズミの力など無いに等しいのではないかと。しかし反論できずに授業は終わってしまいました。あの時、勇気を出して正論を吐いていたら、果たして先生はどう答えたでしょうか。いまとなっては懐かしい思い出です。


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