風の大地24~26（作 坂田信弘 画 かざま鋭二）

9.9(木)読了
全米選手権を終え、無事鹿沼に戻ってきた沖田。そこで待ち受けていたのは、素人相手に高額の賭けをする三人組の男だった。ひょんなことから沖田はその三人とハンディありの賭け試合をすることになる。しかし相手の二人はハンディ１、もうひとりに至っては、元プロゴルファーだった。

沖田はさしたる苦戦もせずに、どんどん勝ちを重ねていく。相手側も焦って、賭けの金額も上昇していき、最終的に３００万円という途方もない金額に。しかし沖田は金額が上がってもいつもの自分のゴルフをし、最終的に完勝して終わる。沖田の好意からチャラということで。
この試合の途中、元プロゴルファーの男は小針プロの弟子、つまり沖田の兄弟子ということがわかる。酒、女に溺れてプロから除名されたのだった。小針は彼を迎え入れ、もう一度一緒にゴルフをやろうという青年漫画らしい展開で終わる。

今回の章は閑話休題的な色合いが強かったです。大きな章の間の挿話的な物語。これはこれで楽しめました。むしろ本論より面白かったくらい。やはり日本での話は落ち着くということでしょうか。