読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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3.15(日)読了
推理小説であり青春小説。直木賞候補作。 ある男にレイプされて、その結果生まれてきた春。家族はそのことをあまり語らずにいる。 家の近くで不振な放火が続く。奇妙なことに、放火の近くにはグラッフィティアートがペイントされている。そしてそのグラフィティアートを連続して読むと、ある単語が浮かび上がってくる。 伊坂幸太郎氏はとても人気のある作家ですが、いままでこの人の作品を読んだことはありませんでした。 数行読んでまず感じたのは、「村上春樹だ」。 村上春樹の作風と酷似しています。事象や感情を変わった比喩を使って繰り返したり、さらりと文章を書いたり。好き嫌いがわかれる文体だと思います。私は嫌いではないが、好きでもない。 内容は、レイプ犯によって生まれてきた少年の、自分の出自に対する葛藤とその昇華、というところでしょうか。暗くならないように、サラリと書かれています。 タイトルの「重力ピエロ」もセンスがあっていい。まさにこれが主題といってもいいと思います。 伊坂氏の作品に『オーデュボンの祈り』というものがあるそうです、衝撃的な本とのことです。今度読んでみたいと思います。 PR |
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