読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
10.14(金)読了
芥川賞受賞作。 著者の実体験を描いた(ほぼ)ノンフィクション作品。10代の頃のやさぐれた生活を赤裸々に語っており、ちょっと恥ずかしくて隠してしまう箇所まで端折らずに告白しているところは凄いと思います。 小学生の頃、父親が強盗強姦罪で捕まり、両親が離婚。中学生の頃にその事実を知り、ぐれてしまう。中学を卒業後に母親の金をふんだくるようにして家を出る。そして「苦役列車」のような日雇いの生活に入る。かなり悲惨な話です。 本著の中でも、筆者自身は中卒であることをかなり卑下しています。どこまでが語りでどこからが卑下であるかは分かりませんが、意識していることは確かです。その感情のようなものが本の中からじわっと溢れているようで、なんとなく怖い。太宰の「人間失格」に似ている感じの本です。 筆力はあります。語彙力もあり、ストーリーも面白い。この一作でファンになってしまいました。著書が他に多数あるみたいなので、順に読んでみたいと思います。 PR |
カレンダー
プロフィール
HN:
とし
性別:
男性
趣味:
読書、コーヒー、ジョギング
最新記事
(06/30)
(05/31)
(04/30)
(03/31)
(02/29)
(01/31)
(12/31)
(11/30)
(10/31)
(09/30)
ブログ内検索
最古記事
(01/08)
(01/09)
(01/09)
(01/10)
(01/11)
(01/12)
(01/13)
(01/14)
(01/15)
(01/16)
フリーエリア
最新CM
最新TB
アーカイブ
アクセス解析
|