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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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8.13(火)読了
逞は先輩の脳死により、心臓移植を受けられることになった。しかし、脳死が人の死といえるのかと悩む逞。結局、心臓移植は受けないことにする。そして先輩の母親も、息子の心臓を提供することを拒み、先輩は脳死状態で生存することに。

主治医は移植以外の方法がないかと模索。その結果、isp細胞を使用する方法に辿りつく。しかし、未だ臨床経験が少なく、成功率、予後などの結果が分からない状態。完全な人体実験による手術。逞はその手術を受けることを受諾。

手術に先立って、繭と逞は結婚することになる。2人とも高校在学中の18歳。両者の母親は猛反対するが、反対を押し切っての結婚だった。しかし、最後は両者の母親とも祝福してくれる。父親は物分りが良く、結婚に反対はしない。病院での式、そして手術。

逞は遺書を書き残す。もし手術で自分が死んだら、他の人と恋愛し、結婚し、幸せになってほしいと繭に宛てた手紙となっていた。そしてエピローグ。

最後は、繭と逞が2人の子供と夜道を歩いているシーンで終わっています。手術が成功したのか、以後、逞が生き延びたのかは分かりません。しかし、何となくほっとするシーンで終わっていたのでよかったです。

ストーリーはくっついたり離れたりの2人のシーンが中心でたが、最後のほうは割とシリアスな内容となっていました。脳死に関する問題も描かれていたので、「新ブラックジャックをよろしく」を思い出してしまいました。個人的には、脳死を人の死と定義するのは無理があると思っています。臓器移植という方法にも抵抗があります。……感覚が古いのでしょうか。
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