読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
6.13(日)読了
自堕落な生活を送っている主人公の前に、妙な若い男が現れる。名前はトキオ。時に生きると書いてトキオだそうだ。そしてその男は、主人公の息子だと言う。 さまざまな事件があった二十年後、主人公は結婚し、一人息子を産む。名前は時男と名づける。その子は遺伝性の先天的病を患っており、やがて死ぬ運命にある。嘆き悲しんでいる妻に、主人公は、二十年前にトキオと会っていたことを告白する。トキオは自分の人生の恩人であるということを。 なかなかよくできた話です。宮部みゆきの『蒲生邸事件』に似ていると思いました。最後にはうっと胸を打たれてしまいます。 今作もそうですが、東野氏の作品のテーマは「家族」ではないでしょうか。特に、父親(もしくは母親)と息子。人でなしの親がいて、その親を憎んでいた息子がさまざまな人生遍歴を経て、ついには憎しみを手放す。大雑把にはそんなテーマがあると思います。 ちょっと長い作品ですが、読んでみて損はないと思います。 PR |
カレンダー
プロフィール
HN:
とし
性別:
男性
趣味:
読書、コーヒー、ジョギング
最新記事
(06/30)
(05/31)
(04/30)
(03/31)
(02/29)
(01/31)
(12/31)
(11/30)
(10/31)
(09/30)
ブログ内検索
最古記事
(01/08)
(01/09)
(01/09)
(01/10)
(01/11)
(01/12)
(01/13)
(01/14)
(01/15)
(01/16)
フリーエリア
最新CM
最新TB
アーカイブ
アクセス解析
|