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								2.11(木)読了 ガープ夫婦は、いくらかの不倫問題があるにせよ、それなりに上手く生活を続けていた。しかしあるとき、妻が車内で不倫をしていると、ガープの車が後ろからぶつかってきた。その事故で不倫相手のいちもつは4分の3が食いちぎられてしまう。次男坊は死亡し、ガープ一家はみんな大怪我お負って入院する。 ガープは長編2作を執筆する。その間さまざまなことがあった。性転換した「女性」が家に住み込むようになる。エレンジェイムズ党員のもととなった人物「エレンジェイムズ」も転がり込んでくる。娘が生まれる。問題はたくさんあったが、それなりの生活をしていた。 ガープはレスリングの練習を指導している途中、エレンジェイムズ党員に射殺される。射殺犯は幼馴みであるパーシィ家の末娘「プー」パーシィ。彼女は自分の姉のクッシィ・パーシーが死んだのは、ガープと付き合っていたことが原因だと考えた。そしてエレンジェイムズ党員となり(舌を切除)、原因であるガープを殺したのだ。 ガープの死後、登場人物全員のその後の生活が記されている。どうやって死ぬかというところまで書かれているので、「ゆりかごから墓場まで」という趣がある。まさに自伝的著書といえる。 全体的によかった。すくなくとも処女作よりは断然良い。 日々の生活がずーっと書かれているが、その合間合間にさまざまな事件が起き、葛藤している。人物もよく描かれていて、小説全体に伸びやかさのようなものが感じる。 これからアーヴィングの本を読もうと思う人は、処女作よりこちらを先に読むことをお勧めする。「熊を放つ」を先に読むと、あまりのつまらなさに投げ出して、アーヴィングという作家を箪笥の肥やしにしてしまう可能性が大(あえていう)だからだ。 PR     | 
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