読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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5.16(金)読了
元総合格闘家の須藤元気が、友人とのメールのやりとりを本にしたもの。 本の内容は、非常に哲学的で人生に大切なものがたくさん書かれています。 その中で、気になったものを1つ。 「とになく頭で考えないで、サインと感情に従うといいのです。 感情は魂からの語りかけなので、その通りにしてあげる。 目の前に選択肢があったら、損得ではなく、いい感じか嫌な感じで決めます。」 その通りだと思います。 でも、なかなかできない。須藤元気なら、こう言うでしょう。 「できないのではなく、やらないだけです。 心の中で難しいと思っているから、難しいのです。 そのような観念を振り払い、簡単だ、という観念に交換してください。 そうすれば、必ず簡単になります」 須藤元気は私も大好きな「バシャール」ファンです。 そのためかどうかは分かりませんが、彼と私は感覚が非常に似ていると思っています。 非常に近いものを感じる。実は兄弟なのでは……そんなわけはありません。
5.16(木)読了
いじめを題材とした童話。 ある日、理由もなく学校のみんなからいじめに遭う主人公。 彼はいじめが理由で、学校に行かなくなってしまいました。 夜空を見上げていると、とても綺麗な星が降ってきました。少年は感動しました。そうだ! この星を作って、みんなに見せてあげれば、感動していじめがなくなるかもしれない! 少年は、その日から「星」の製作にかかりました。そして、大きくなって科学者になっても、星の製作を続けました。「星」はなかなか作れず、失敗ばかりです。事故や爆発などで、主人公に生傷はたえません。それでも、作り続けます。老人になっても作り続けます。そんな姿をみて、いつしかみんなは、彼のことを「星のおじいさん」と呼ぶようになりました。 とうとう星は作れず、主人公は老人ホームに入ってしまい、研究をあきらめてしまいます。 しかしある日、テレビで少年のいじめによる自殺のニュースを見て、憤ります。「いまの時代でも、いじめはなくなっていないではないか!」 おじいさんは再び研究を再開します。そしてある日、ついに星の製作に成功しました。 星を箱に押し込め、おじいさんは天へ召しました。星は膨張し、ついには箱からあふれ出して、おじいさんの家の煙突から空へ吹き溢れました。空一面の流れ星です。しかし、夜遅くなので、誰も見る人はいませんでした。 時は流れ、学校の少年たちが水道で何かを洗っています。 それは、星の残骸でした。 出版社に小学校6年生の女の子から手紙が来たそうです。 その女の子はいじめられており、なぜいじめに遭うのか分からないと書いていました。 その手紙がきっかけとなり、この『星のおじいさま』の本は書かれました。 いじめに遭うのは、本当に苦しいものです。 世の中が愛や感動に溢れて、いじめがなくなれば良いですね。 今日は読書日記ではありませんが……。
5.15(木)読了
すばる新人賞受賞作品。 <あらすじ> 虹色の着物を作ろうと、主人公は野蚕を採集する。ドロップアウトした研究者に依頼して、その蚕を改良する。やがて、肉食に改良され、動物タンパクを食することにより巨大化した蚕の糸により、虹色の着物が完成する。しかし、それを着たモデルは、身体が紫色に変色して死亡する。 アレルギー体質のせいだとして、示談で済ませたが、蚕のせいだということは明らか。養蚕場から逃げ出した蚕は、隣接する養鶏所の鶏を食い尽くす。やがて、町全体に蚕の被害は広がる。共同出資人も、蚕の毒にやられ、死んでいく。 研究者は、以前、研究で作った蚕を死滅させる緑色の菌を使用する。5000羽の蚕に注射器で菌を注入して、外にばら撒くのだ。交尾した蚕は気が狂い、異常行動を起こす。そして、人間たちに叩かれていく。 研究者は、菌の注入中に誤って菌を大量に吸い込んでしまう。その影響で倒れて、入院中に死亡する。 蚕騒動は収束に向かっていく。誰も使用しなくなった養蚕所で、蚕が孵化。ぶるっと身体を震わせ、仲間をもとめて飛び立つ。 篠田節子の受賞作。処女作になるのかな? 非常にしっとりとした、気品のある文章です。古風であって、落ち着いた、艶のある文章です。初期の作品でありながら、文体が確立されているといった感じです。 男性にはこの文章は書けない。 内容的には、よくみかける話ですが、雰囲気が非常にでていて、飽きさせません。 ジャンル的にはホラーになるのかな? 純文学的なホラーといった感じ。 彼女の本は初めて読んだのですが、とても良いです。 他の作品も読んでみたいと思います。
5.11(日)読了
お人形マンガ3~4巻。 水銀燈と夢の中で戦います。その夢の中で、主人公の男子は自分の弱さに打ち勝ち、切り落とされた真紅の腕を取り戻します。 うーん、立ち読みで一気に読んだので、いまいちストーリーが頭に入っていない。 第7ドールの水銀燈の主人は、どうやら病院に入院している女の子のようです。 4巻で描かれている限りでは、良くならない病気に罹っているようで、冷笑的な雰囲気を漂わせています。上司と部下の性格が、見事に一致しています。 どうでもいいことかもしれませんが、ローゼンメイデンを立ち読みしていると、周りの人々の目が痛い。気にしすぎといえばその通りですが、対象年齢は小学生~高校生の女の子でしょう。男が読んでいるというだけで、視線ビームは突き刺さります。 いわんや、絶対に買うことはできません!
5.9(金)読了
心理学から人間の本性を読み解くというコンセプトの本。 ウソをつく人、つかない人、強欲な人、欲のない人、暴力をふるう人、ふるわない人など、殺す人、殺さない人間の不可解な行為を脳により解説しています。 これらの決め手は、主に生まれてからの生育環境にあります。 特に、母親に愛情を注がれたか否かにより、情緒豊かで哀れみ深い、やさしい人間になるかならないかが、決定されます。もちろん、遺伝的なものもあるとは思いますが。 人を殺す人、特に快楽殺人を行う人物は、やはり脳のどこかが異常もしくは未発達な状態にあるといえます。 その前兆としては、小動物(犬や猫)をいじめたり殺したりするようです。快楽殺人を行う人物は、ほぼ100パーセントこれをやるそうです。 題名の「神に近い」というのは、人間が人間らしくあるための、大脳皮質が発達した人であり、「爬虫類に近い人」というのは、爬虫類にもある、間脳や視床下部の優位な人という意味のようです。
5.5(月)読了
中学生男子の主人公の元に、西洋風のかわいいお人形が送られてくる。ゼンマイを巻いたら動き出して、人間のように喋ったり思考したりする。名前はローゼンメイデン第5ドール<真紅>とのこと。ゼンマイを巻いた人は、その人形の下僕にならないといけないという、無茶な設定。 ローゼンメイデンシリーズは第1~7まであるようで、<雛苺>とか<水銀燈>とかいろいろな人形がある。アリスゲームというローゼン人形同士の戦いを勝ち抜いた人形1体が、7つに分かれたローザミスティカという人形の命を独り占めできるらしい。ふーむ。 こんな感じのお話。 自民党の麻生太郎氏が空港で読んでいた、と聞きます。 そして、本屋さんにいったら「ローゼンメイデン」というマンガがあるではないですか! というわけで立ち読みをしました。記憶にとどめるのが大変だった……。 結論的には、よくある設定で人気を出すぞ! という作者の意思がみえる作品です。 真紅が好きな「紅茶」ゴシック系の「服装」「成長譚」これに恋愛があったら完璧です。 非常によく似ているマンガに『ちょびっツ』という作品があります。 設定はほとんどそれの焼き直しでしょう。 『ドラえもん』→『タルるートくん』と同じです。 内容自体はそれなりに面白いです。 少女漫画ではないので、男女問わずに楽しめると思います。 全8巻、がんばって立ち読みで読もうかと。イスくれぃ。
5.4(日)読了
<あらすじ> フィンランドのある村で、サンタ協会の会合が開かれます。サンタ協会というのは、各国代表のサンタが集まり、サンタについてのさまざまな取り決めをおこなう機関です。 今回の取り決めは、引退するアメリカ代表の後任を採択するということです。アメリカ代表が選んだ人物だから大丈夫だろうと、各国のサンタは思っていましたが、現れたのはなんと女性でした。 ここから、喧々諤々の大論争が始まります。 サンタが女というのはおかしい。いや、男女差別は良くない。サンタのモデルは欧米人だ。いや、サンタのモデルのキリスト教徒、聖ニコラスはは現在のトルコの司教、トルコは西アジアだ。など。 最終的には初の女性サンタが認められました。ただし、イメージを損なわないように、眉は小麦粉で白く塗るという条件です。 12月24日のクリスマス・イヴ、各国のサンタは子供たちにプレゼントを配りにいきます。アメリカ・サンタのジェシカもはりきって配ります。 彼女は家に帰ってくると、眠っている息子のトミーを起こして屋上に上がります。屋上にいたは3階に住んでいるジョンと娘のエミリーでした。トミーとエミリーは一緒に遊び始めます。エミリーはサンタを見たといっています。 ジョンはジェシカにプロポーズをします。ジェシカの答えは「YES」。そして、ジョンはジェシカの眉に小麦粉がついているのに気が付きます。ジェシカはいいます「ケーキを焼いていたからよ」 年明けにサンタの臨時会議が開かれました。 議題はサンタの結婚を認めるか否かです。 イタリア・サンタは少しごねましたが、結局全会一致で認められました。 サンタを題材にしたハートフルストーリーです。 男女差別や人権問題などを散りばめながらも、明るい雰囲気でとても面白い作品です。 東野圭吾さんは推理小説というイメージが強いのですが、こういう作品も書かれるのですね。 読後感最良。大当たりの絵本です。
5.3(土)読了
大作家、五木氏と宗教哲学者、鎌田氏の対談集。 ただの対談ではなく、本の題名でも分かるように、広く霊に関することを話題にしています。 霊は実在するのか、霊視について、交霊について、超能力、死後の世界などといったトンデモ関係なものから、宗教と神道、仏教、キリスト教についてといった宗教学的な内容について、さらには個人的霊体験、霊能力者体験について語られています。 鎌田氏は宗教哲学者なので分かるのですが、五木氏はなぜこんなに宗教関係に詳しいのだろうと不思議に思いました。 本の最後の作者紹介をみると、五木氏は50歳前にして、執筆活動を中断して龍谷大学で3年間、仏教史を学ばれたそうです。なるほど、と思いました。 宗教関係の知らない人名・地名がぽんぽん出てきて、正直、ついていくことができません。 それなりに知識や教養のある人でないと、完全に理解することは難しいかなと思います。 お2人とも、霊や霊能力者にはわりと寛容なようで、存在を信じておられるようですが、さすがに危ない霊能者や宗教者に対する警告のようなものも語っています。 判断基準はやはり、その人がどういう人かということです。人柄や言行が一致しているか、嘘はないか、不要に金銭を要求していないかなどです。当たり前といえばその通りですね。 |
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