読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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8.6(金)読了
いよいよ佳境を迎えた「銀河鉄道999」。 メタルメナという新キャラ(ウェイトレス)も追加したが、数回登場しただけで途中からまったく出演機会なし。よっぽど読者のうけが悪かったのでしょう。性格が悪いし。個人的には嫌いではないのですが。 それにしても……感想が書きにくいな。長編なら印象に残りやすいけど、この漫画、1回で描き終わりなので。そろそろマンネリになってきたのも確か。まあ面白いのも確かなんだけどね。 いつかこの漫画みたいに普通の人間が普通に宇宙旅行ができるくるのでしょうか? 海外旅行並みに価格が下がったら、一回は行ってみたいと思います。金星や木星あたりに。2010年の現在では、民間の宇宙旅行会社を使用したとして、宇宙空間に出るだけで3000万円程度かかると聞いたことがあります。家一軒購入するか、宇宙に飛び出るか。当然前者ですね。「家の代わりに宇宙旅行に行きたい!」なんて人いたら見てみたい。きっとホリエモンのような大金持ちなんでしょう。タイガーウッズとか。そういう人はドンドン宇宙に飛び出て、「実験台」となってもらいたい。ノウハウが進めば金額も下がるでしょう。 PR
8.4(水)読了
機械の身体を無料でもらうためにさまざまな星を旅する少年の物語。宇宙空間を移動するのに乗り物がなぜかクラシックな機関車。なぜ機関車が浮くのか、なぜ蒸気が噴出しているのかという突っ込み満載の漫画。まぁ、著者は「宇宙戦艦ヤマト」という、戦艦が宇宙を旅する漫画を描いた松本氏なので、二番煎じを狙っての連載だったのではないかと思っています。……えっ、違う? 身体を絶対に見せない車掌さんや美しいメーテル、短足蟹股純粋日本人体型で正義感が強い鉄朗など、魅力のあるキャラクターがたくさんいます。特にメーテルは男子から絶大な人気を誇っているようで、以前「まんだらけ」という怪しいアニメ関係のお店にいったら、メーテルの黒いコスプレ服が結構な値段で売っていました。誰が、何のために購入するのか謎です。 それにしても、機械の身体に作り変えてまで長生きしたいものでしょうか? 200年も300年も死なないなんて、逆にぞっとします。先々の心配をしなければならないし、第一、そんなに長生きしてなにをするのと問いたい。何かを成し遂げたいから長生きしたいではなく、死ぬのが怖いから長生きしたいでは生きている意味がないような気もします。まぁ……もっと年をとったら考え方も変わるかもしれないけど。私は生身で十分です(お刺身みたいだ)。
8.2(月)読了
もう一度読み返そうシリーズということで、永遠の傑作、「銀河鉄道999」。 なぜ六巻からかというと、昔、1から5巻までを購入して何度も読み直したからです。暗記するくらいに。 小学生くらいの頃、テレビでこの「銀河鉄道999」を夕方に放送していて、その時間になるとどんな遠くで遊んでいても、家に帰ってみていたものです。その当時、一番好きな漫画やアニメでした。幼いながらも、無常観のようなものを感じながらみていた覚えがあります。この星の住民は可哀想だ、とかこんな横暴許せないなどと。 相変わらず面白いですね。これは年齢に関係なく楽しめる漫画です。松本零ニ氏の思想、信条のようなものが現れているようで、いろいろ考えながら読み進めています。非常に哲学的な内容が多いので、新たな発見のようなものもあります。この傑作、もう一度漫画でもみてみたいなぁなどと思いました。
7.31(土)読了
最終話。百鬼丸はついに自分の父親に取り付いた妖怪を退治する。その妖怪は数匹の妖怪が合体してできた、いわば妖怪の妖怪だった。何とかそれを倒して自分の身体を取り戻した百鬼丸だが、まだ自分の身体の部分は数十も失われたままだ。百鬼丸はどろろと分かれて妖怪退治の旅を続ける。 旅はまだ続く、という形で終了してしまいました。思うに、あまり人気が無かったため、途中で打ち切りになったのではないでしょうか。読んで読めないことはないのですが、あまり面白くはない。インパクトがないというか、軸になるものがないというか。 それにしても、百鬼丸は自分の弟に続いて実の父親も殺してしまうことになります。あまり良い父親ではなかったけど、殺されるのは無念でしょう。百鬼丸は原罪を抱えて生きていくことになります。数十の妖怪を倒す旅も、数十年は続くはず。生きているのは何のため、と問うてしまいそう。いやだなそんな人生、と思ってしまいました。
7.29(木)読了
さまざまな妖怪が登場し、百鬼丸とどろろはそれを打ち倒します。そのたびに百鬼丸は身体の一部を取り戻していきます。目が見えるようになり、鼻が戻り、手足が生えてきて……、百鬼丸は人間の子ですが、こうしてみると妖怪そのものですね。 さて、どろろの背中には親である野盗の親分が隠した財宝のありかが描かれています。どろろはそのために危ない目にあいます。やがてどろろは百鬼丸に諭されて、財宝を使って人々を救うのが使命だと気付きます。そして2人は財宝が隠された島へと向かいます。 「どろろ」は映画化されました。昨今の妖怪ブームに乗ってのことでしょうが、まずまず受ける内容だと思います。 妖怪というと水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」ですが、妖怪とおばけ、幽霊の違いはなんでしょう? おそらく妖怪は人間が想像力を働かして作り上げたものでしょう。では、おばけや幽霊は本当に実在するのかと言われたら返答に窮しますが。とりあえず、妖怪は偽者。しかしこんな偽者を考えつくなんて、人間の想像力とはすごいものだと思います。カラカサなど涙物だと思うのですが。
7.27(火)読了
映画化にもなった、妖怪漫画「どろろ」。 どろろというのは主人公のお供の盗人の少年のこと。主人公、百鬼丸は父親の願望を適える代償として、目、鼻、口、手足が無く生まれてきた。生まれてすぐに捨てられて、運良く医者の男性に拾われて育てられた。木などで義手、義足を作ってもらい、義眼などで体裁を整え、妖怪退治の旅に出る。彼には48の足りない部位があり、48匹の妖怪を倒すごとに、一箇所ずつ身体のパーツが取り戻せるという。彼は妖怪を求めて各地を訪れる。 設定はやや幼稚ですが、それなりに楽しめます。どろろも百鬼丸も不遇な生まれですが、いじけずに頑張って生きています。生きるためには盗人をするのもしかたがない世の中。誰も彼らを責めることはできないでしょう。 それにしても、自分の願望のために生まれてくる子供の身体機能を捧げる親なんて信じられません。そんな親、ぜったい嫌だ。旧約聖書に自分の赤子を神に捧げるため殺すという話がありますが、人間を試すために殺意を抱かせる神なんて私は許せない。心の中で「子殺し」をおこなった親は、一生涯そのことが忘れられず、罪悪感を抱くのではないでしょうか。そんな神など信用できません。……って、なんでこんな話になったのか。2巻に続く。
7.26(月)読了
主に戦争論、靖国論について。 2006年執筆の本書はA級戦犯について多くの紙面が割かれている。そういえば当時、A級戦犯を靖国神社から離すといった議論がなされていたが、いまはどうなっているんのだろうか。そんな話題は拉致被害者と同様にどこかに飛んでいってしまったようだ。まぁ、夏になればまた、総理が靖国に参拝するかどうかといった報道が面白おかしくなされるのだろう。その時に議論が再燃するかもしれないが、夏の風物詩のようなもので、秋になったら忘れ去られるだろう。 どうでもいいが、「暫」という漢字は読めない。「しばらく」と読むのだそうだが、「ざん」と読んでしまう人も多いだろう。内容も字ばかりで、娯楽漫画からかけ離れている。むしろ文字に挿絵がついている、昔の雑誌にあった挿絵小説のようだ。小説一冊読むよりも密度が高いと思われる。なかなか読み進められないし、正直、読んでいて疲れる。読み応えがあるといったらそれまでだが。 ブックオフの進出についても危機感を抱いているらしい。再販制度で日本の本は守られてきたが、ブックオフのような店舗が日本全国に進出していくと、販売部数にかなり響くらしい。みんな新刊で買わなくなるので、小説家や漫画家はこれから一層の受難の時代に入るかもしれない。これで再販制度がなくなったら……日本の漫画、小説は一気に衰退してしまうでしょう。購入側からしたら安く本が手に入ってうれしいんですけどね、ブックオフ。
7.24(土)読了
ミギーは最終的にはあっち側の世界に返っていきます。シンイチの右手は普通の右手に……。 なかなか感動的なラストでした。人間社会の自然に対する痛烈な批判・風刺となっていて、少々説教臭いところもありましたが(特に最終巻)、十分楽しく読ませてもらいました。 それにしても、市長の広川が人間だったことには驚きました。てっきり寄生獣だとばかり……あんな人間いねーよと思ってしまいますが。 田村玲子が登場人物の中では一番好きだった。彼女は最終的に人間の心(?)を得て死んでいきます。子供を妊娠・出産したからでしょうか? 寄生獣には情が無いとのことなので、心情を理解した、といったところでしょう。 「寄生獣」は人気型ではなく完結型の漫画だったようで、作者の中で「ここで終わり!」と決めたところが連載終了だったようです。ドラゴンボールのように延々と描き続けるよりも潔いともいえる。それだからこそ、人々の心に残る漫画として完成したともいえます。なんにしても名作でした。
7.21(水)読了
さまざまなタイプの寄生獣が現れ、新一とミギーは協力してそれらと戦い、勝利していきます。旅行中の父母のうち母親が寄生獣に殺され、寄生されるという事件が発生し、それを契機に新一はタフになります。まず、風貌が変わった。以前よりぜんぜん強そうになる。実際に恐ろしく強くなります。走れば100メートル10秒台、跳べば3メートルの壁を一跨ぎ。実はこれ、新一にミギーの細胞の30パーセントが混じってしまったためです。そしてミギーは1日のうち4時間は完全熟睡に入るという隙だらけの体質になってしまいます。この辺は主人公に弱点を作ってパワーバランスを保とうという、作者の思惑が見え隠れする設定ですね。ちょっとご都合主義で幼稚かな。 しかし、ストーリー展開は秀逸です。 最初は弱い敵(犬)、徐々に強くなっていき、ついには1人の人間に5体寄生しているという強敵に出くわす。新一たちも最初は弱かったものの、さまざまな戦いや出来事、ミギーの細胞が混ざり合って一気にパワーアップと力を付けていき、強敵と合間見える……見事なまでの王道展開にため息です。 読んでいて知ったのですが、この漫画って、講談社の賞を受賞しているのですね。まぁ、面白いし、妥当かなとは思います。なぜ10巻(完全版では8巻)で終了してしまったのでしょうか? もっと続けてほしかったのですがね。
7.19(月)読了
往年の傑作漫画、「寄生獣」の完全版。普通版との違いは、巻の最後にほんのちょっとインタヴューが描いてあるだけ。ある意味詐欺とも思える出版物だが、マニアの中には完全版を集めており、高値で売れることもあるようです。初版が良いとか。何かよく分かりません。 改めて読み返してみましたが、やはり面白い。間違ってシンイチの右手に寄生してしまった「ミギー」。シンイチが死んだら自分も死んでしまうので、彼に押し寄せる火の粉を振り払いつつ、自分の存在意義に迫っていきます。寄生獣は同種(人間)を食して生きている肉食獣。いったい何のために彼らは宇宙から飛来したのか。なぜ人間に寄生するのか。なぜ人間を殺すのか。それは寄生獣自身にも分からない謎です。物語が進むにつれて、それらの謎の片鱗のようなものが見えてきます。そういう意味で、非常に哲学的で考えさせられる漫画です。 一部、スプラッタの箇所が描かれていますが、ホラーではないので、怖いのが苦手な人も読めると思います。とにかくとても面白いので、読んだことがない人は一読をおすすめします。 |
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