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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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7.27(火)読了
映画化にもなった、妖怪漫画「どろろ」。
どろろというのは主人公のお供の盗人の少年のこと。主人公、百鬼丸は父親の願望を適える代償として、目、鼻、口、手足が無く生まれてきた。生まれてすぐに捨てられて、運良く医者の男性に拾われて育てられた。木などで義手、義足を作ってもらい、義眼などで体裁を整え、妖怪退治の旅に出る。彼には48の足りない部位があり、48匹の妖怪を倒すごとに、一箇所ずつ身体のパーツが取り戻せるという。彼は妖怪を求めて各地を訪れる。

設定はやや幼稚ですが、それなりに楽しめます。どろろも百鬼丸も不遇な生まれですが、いじけずに頑張って生きています。生きるためには盗人をするのもしかたがない世の中。誰も彼らを責めることはできないでしょう。

それにしても、自分の願望のために生まれてくる子供の身体機能を捧げる親なんて信じられません。そんな親、ぜったい嫌だ。旧約聖書に自分の赤子を神に捧げるため殺すという話がありますが、人間を試すために殺意を抱かせる神なんて私は許せない。心の中で「子殺し」をおこなった親は、一生涯そのことが忘れられず、罪悪感を抱くのではないでしょうか。そんな神など信用できません。……って、なんでこんな話になったのか。2巻に続く。
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