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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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8月31日

「屋久島でヘミシンク」(坂本政道)
ヘミシンクとは左右の耳から異なるヘルツの音を聴かせ、変性意識状態への移行を助ける音響技術。
今回は、屋久島でヘミシンクを行ったらどうなるか、ということで総勢5名で屋久島へ。
屋久島はいわゆるパワースポットのような場所のようで、島の周囲にポジティブな結界が張られているとのこと。そして屋久島には精霊が多く存在しているそうです。ちなみに精霊とは異次元の存在のようで、いわゆる雪男やビッグフットなども広義の精霊に含まれるようです。
坂本氏の父親(!)である闇の勢力ラッシェルモアの情報やバシャールとのチャネリングなど(坂本氏はバシャールと自由にチャネリングできるようです)、内容も盛りだくさんで写真もきれいです。
ヘミシンクやチャネリングに興味のある人は面白く読めると思います。

「安楽死か、尊厳死か」(大鐘稔彦)
現役医師が語る安楽死と尊厳死の是非について。
古くは積極的に死亡を促す安楽死という言葉が主流でしたが、近年は医療行為を中断する尊厳死という言葉が主に使われています。
どちらも死を早めるという意味では似ていますが、世界的に見ても安楽死を法的に認めている国はまれ。オランダをはじめとしたいくつかの国に限られているようです。
安楽死はともかく、尊厳死はこれからの社会で考えなければいけない課題だと感じました。
意識の戻らない人にチューブを身体に24時間挿入して生命を維持する、治る見込みのない病で死ぬよりも苦しい痛みを耐えており、本人が死を望んでいる、家族の負担、医療費の増加等々。避けては通れない課題ですね。
昨年書かれた比較的新しい本であること、著者が年配の医師で尊厳死問題に精通していること、そして何より文章がきれいであることから、この問題に関心のある方にはお勧めできる本です。
今後、日本も超高齢者社会に突入していくので、尊厳死の問題はより一層活発になると思います。

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7月31日

「あの世に聞いた、この世の仕組み」(雲黒斎)
3読目。守護霊「雲さん」と自分「黒斎」とのチャネリングをまとめたもの。
守護霊というと厳かな雰囲気で上の存在と考えてしまうが、この本の「雲さん」はとても親しみやすく、非常に人間に近いテイストで描かれているのでとても印象が良い。
そして話の内容が分かりやすい。一昔前に「神との対話」という本がヒットしたけど、その本をもっと噛み砕いたような感じで、そして平易な言葉で書かれているので、一読するだけで簡単に理解できる。そして、納得感がある。
スピリチュアルにまったく興味のない人には「そんなわけないじゃん」という内容だが、それでも読んでみることをお勧めする。こういう考え方もあるんだ、と目から鱗が落ちるかもしれない。

6月30日

「うつな人ほど強くなれる」(野口敬)
うつ病を経験した著者が独自の目線でうつを解説している。
うつになった経緯から心構え、克服法まで、経験者だから伝えられるメッセージが沢山盛り込まれています。
パソコン、人材派遣関係のサラリーマンだった著者なので、会社との絡みが多く、ややサラリーマン向けかなと思います。

「うつの常識、実は非常識」(井原裕)
精神科の臨床医が書いたうつの本。
日本で唯一薬物療法に頼らない国立病院の精神科医とのことで、薬よりも生活習慣、特に睡眠を重視しておられる。
日本人の睡眠時間は先進諸国と比べて短く、5時間程度の人も多いと思うが、それをなんとかして7~8時間程度まで増やして生活習慣を整える。
超基本的な事柄すぎてぽかんとしてしまうが、大切なのもまた事実。ただ、うつになったらてきめんに眠れなくなるので、その場合は眠剤を使ってもいいのかな……?
また、抗うつ薬などは、一部の重篤なうつ病の人以外は効かないことが多いとも書かれている。西洋でもそれは認知されており、日本は遅れているとのこと。効く人もいるが、効かない人も多い。あまり効かないなら止めたほうがいい、ということ。それはそうだと思った。

「うつ病・自律神経失調症 治る人 治らない人」(鈴木直人)
うつ病になる原因、症状、うつに似ている別の病気、治し方などがひととおり書いている本。
整体院の先生が書いた本で、著者自身がうつ病の経験者のため、その際の経験を通して役に立つ情報がたくさん記載されている。
基本的な内容がきちんと記載されている印象があるので、うつ病や自律神経失調症を発症してしまった人はもちろん、健康な方も、予防的意味を込めてこの本で勉強するのもいいかもしれない。

「「うつ」は、ゆっくり治せばいい!」(小野一之)
出版社勤務だった著者がうつ病に罹患した際の経験をまとめたのが本書。
発症時点でのショックとその後の経過、会社を退職した後の経験など、うつ病によって生活が一遍したした事実が詳細に記されている。
自身の経験をもとに、うつ病になった人へのアドバイスや対処法が書かれているのも特徴のひとつ。うつのやり過ごし方は千差万別だと思うが、このように対処した人もいることが分かれば、何かの参考にはなるだろう。
どの本にも書かれていることだが、うつになった時には休養が大切。ストレスを減らしてじっくり休む、これに尽きるだろう。

「破船」(吉村昭)
貧しい漁村。健康な男女は出稼ぎでの過酷な労働で死ぬものも多い。そして、毎年おこなわれる冬の深夜に海沿いで塩作りには、本来の目的以外にも大きな理由があった……。
この小説を読んでいて、誘蛾灯という言葉を思い出した。光に集う蛾の性向を利用して駆除する装置。そして対象は蛾ではなく、難破している船、破船。
数年ごとに訪れる破船を襲うことにより生活の糧を得ている村。破船は敬意を込めて「お船様」と呼ばれていた。
幸運なことに2年連続でお船様が訪れた時、村は大きな幸福に包まれた。だがお船様がもたらしたものは富ではなく、大きな災厄だった。
因果応報といってしまえばそれまでだが、それにしても悲惨な結末だった。貧しい漁村で生き残る術が招いた悲劇といったところか。

「確実に治るうつ、治らないうつ」(森下茂)
うつに関する基本的な情報が書かれている。特にうつと間違われやすい病気について紙面を割いているので、うつかどうかを判断するのに役立つだろう。
挿絵が描かれていたり、文字が若干大きかったり、重要な箇所に赤線を引いたりするなど、読みやすい構成になっている。うつの人への配慮があって好印象。
一般的にうつの人に励ましはタブーと言われているが、回復期後期においては別みたい。職場復帰などの後押しのために「がんばってやってみたら」というのはOKとのこと。

5月31日

「山川さん、黒斎さん、いまさらながらスピリチュアルって何ですか」(山川鉱矢 山川亜希子 雲黒斎)
スピリチュアル対談。
山川夫妻はいわずと知れた精神世界の翻訳者。
雲黒斎さんはペンネームで、うつ病発症時にチャネリング能力が宿ったという特異な人。彼の守護霊を雲と名付け、自分を黒斎と呼んでいるネーミングセンス抜群の人。
この世界では超有名な方々の対談なので期待が大きかったが、まあそこそこといった感じ。
山川夫妻の生まれ変わり観と黒斎さんはのそれが根本的に違うというところは興味深かった。山川夫妻は個別の魂が生まれ変わるという分かりやすい輪廻、黒斎さんは木と葉で説明している。木が大本で葉が個別意識。大本の木の意識を感じ取っているのが葉である我々。過去世などは木の記憶を読み取っているだけで、ある意味そんなものは無い、と。
どちらが正しいか、どちらも間違っているのかは死んでみないと分かりませんが、ちょっと面白いと思った。

「洞窟オジさん」(加村一馬)
戦後間もなく生まれ、親からの折檻を逃れてホームレスとなった男の記録。
13歳で家出をして山へ分け入り、足尾鉱山の洞窟に住む着く。ヘビやカエル、昆虫、コウモリ、いのししなど何でも食べ、友は後からついてきた愛犬シロだけ。なんかものすごい話です。
白の死をきっかけに洞窟から離れ、その後は様々な山や川べりを中心に生活を続ける。軽犯罪を犯して逮捕されたことを期に、伝手により社会復帰を果たしたが、その間の人生がすごすぎる。
実際に読んでみてくださいとしか言えない。究極の自給自足というか、サバイバル本としても読むことができる。

「漂流」(吉村昭)
江戸時代、船が難破して南の島に漂着した男達の苦難の物語。
簡単にいえばロビンソンクルーソーですが、これは実話を元にした話のため余計にすごい。
漂着した島がアホウドリの群生地(食料豊富)であったり雨がたくさん降ったりと少々都合が良い設定なのと、途中から冗長なシーンが続くのが気になったが、それを除いても素晴らしい作品だと思います。
吉村昭氏の作品は初めてだったが、これを気に他の作品も読んでみようと思う。

4月30日

「人もいない春」(西村賢太)
短編集。秋恵もの多数。
今回は秋恵への凌辱は少なかったと思う。最後の話に関してはやさしかったので以外だった。
ネズミの話が1編入っていたが、これはなかなか面白かった。ガンバの冒険を思い出した。創作物も増やすとファンが増えるのではなかろうか。

3月31日

「ピアノのお悩み解決クリニック 練習向上編 (春畑セロリ)
どうやったらピアノが上手くなるの? といった悩みに答えるために書かれた本。
ピアノの練習方法や練習時間、独学方法などが、それぞれの悩みに2ページ程度で答えているので、自分の悩みに合った箇所だけ読むこともできて好印象。

「ゾマホンのほん」(ゾマホン・ルフィン)
「ここが変だよ日本人」でブレークしたアフリカはベナン共和国出身のゾマホンの本。
話が早くてユニークという印象があるが、とにかく努力家。中国、日本に留学して母国のために様々な分野で活動している彼の努力の内容がこの本に書かれています。
この本を読むと、自分もがんばらないとという気持ちになります。
数年ごとに読みたくなる本。これで4回目かな。

「東京者がたり」(西村賢太)
東京出身の氏が東京各所の思い出を書いたエッセイ。
私は関西在住のため東京のことはあまりよく分からないが、当然ながら東京も場所によってイメージが大幅に変わるものらしい。関西者視点では、大田区だと高級住宅地みたいな感じ。
そういった氏の思い出がたっぷり書かれたエッセイ集。もちろん苦しい思い出もたくさん含まれてはいる。
東京出身や在住者ならより面白く読めるんじゃないかな。

2月28日

「死を笑う」(佐藤優 中村うさぎ)
死をテーマにした対談集。
元々は男女に関する内容をざっくばらんに話し合う企画だったらしいが、中村うさぎが病気で死にかけたことから、急所死に対する内容に変更になったそうだ。
鈴木宗男との繋がりで逮捕・起訴された佐藤氏だが、なかなかの博識で面白い対談になっていた。
中村さんも3度死にかけて、そのたびに九死に一生を経て戻ってくる体験をしており、死に対する造詣というか一過言持っているため発言に重みを感じた。
基本的にこのおふたりには生に対する執着がないものと見た。
死にたいというわけではないだろうが、生に執着しない。精一杯生きたからこそ、そのような考えに至ったのだろうと思う。

1月31日

「新天皇論」(小林よしのり)
天皇論第三弾。天皇論、昭和天皇論の内容を踏襲しつつ、新たな視点から天皇、皇室について描写しています。
男系、女系の違い、女性天皇の誕生について、旧宮家復活について、側室制度、染色体議論……いつもながら内容はテンコ盛りです。そして絵より文字が多い。もはや漫画の域を超えており、ある種学術書の様相を呈しています。
あと数ヶ月で平成の世が終わり、新しい天皇と元号が誕生します。
この節目の時期に天皇について学んでみるのもよいと思います。

12月31日

賢人たちのメッセージ(光田秀 監修)
各界で活躍するスピリチュアリストたちとの対談集。
スピリチュアリストといっても江原さんや美輪さんだけでなく、指揮者の小松長生さん、銀座まるかんの斎藤一人さんなどユニークな人選なので楽しめます。
エドガーケイシーとの関わりというのが主題ですが、それはあくまでもおまけのようなもの。対談者たちの歩んできた人生が興味深かった。人に歴史ありを実感できました。

11月30日

「未来を動かす」(坂本美冬 バシャール)
チャネリング対談本。
宇宙存在バシャールとの対談本は、80年代後半から公開セッションという形式のものが出版されていたが、近年は個人を対象とする集中対談が多い印象がある。
日本では須藤元気氏との対談が10年ほど前に企画されたが、これは衝撃的だった。その対談をまとめた本が結構売れたのか、それ以降数冊、バシャール対個人の集中対談本が企画されることになる。
この坂本美冬さんは須藤元気とバシャールの対談本を読み、いつかバシャールと話してみたいと思い、今回の対談が急遽実現したとのこと。それに対してバシャールは「タイミングは常に完璧」と回答。
内容は、世間一般によくある悩みの克服方法などが主な印象。上手く仕事をするためにはどうすればよいかとか、性的マイノリティに関する話題とか。あの世の仕組みや超能力についてなど俗な質問はほとんどない。俗な話題が好きな自分としてはちょっと残念。
いつものバシャール節も冴え渡っている。「ワクワクに従い精一杯行動して結果にとらわれない」これを続けていけば上手くいくこと間違いなし。これが宇宙の真実だそうです。


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