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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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5月31日

「山川さん、黒斎さん、いまさらながらスピリチュアルって何ですか」(山川鉱矢 山川亜希子 雲黒斎)
スピリチュアル対談。
山川夫妻はいわずと知れた精神世界の翻訳者。
雲黒斎さんはペンネームで、うつ病発症時にチャネリング能力が宿ったという特異な人。彼の守護霊を雲と名付け、自分を黒斎と呼んでいるネーミングセンス抜群の人。
この世界では超有名な方々の対談なので期待が大きかったが、まあそこそこといった感じ。
山川夫妻の生まれ変わり観と黒斎さんはのそれが根本的に違うというところは興味深かった。山川夫妻は個別の魂が生まれ変わるという分かりやすい輪廻、黒斎さんは木と葉で説明している。木が大本で葉が個別意識。大本の木の意識を感じ取っているのが葉である我々。過去世などは木の記憶を読み取っているだけで、ある意味そんなものは無い、と。
どちらが正しいか、どちらも間違っているのかは死んでみないと分かりませんが、ちょっと面白いと思った。

「洞窟オジさん」(加村一馬)
戦後間もなく生まれ、親からの折檻を逃れてホームレスとなった男の記録。
13歳で家出をして山へ分け入り、足尾鉱山の洞窟に住む着く。ヘビやカエル、昆虫、コウモリ、いのししなど何でも食べ、友は後からついてきた愛犬シロだけ。なんかものすごい話です。
白の死をきっかけに洞窟から離れ、その後は様々な山や川べりを中心に生活を続ける。軽犯罪を犯して逮捕されたことを期に、伝手により社会復帰を果たしたが、その間の人生がすごすぎる。
実際に読んでみてくださいとしか言えない。究極の自給自足というか、サバイバル本としても読むことができる。

「漂流」(吉村昭)
江戸時代、船が難破して南の島に漂着した男達の苦難の物語。
簡単にいえばロビンソンクルーソーですが、これは実話を元にした話のため余計にすごい。
漂着した島がアホウドリの群生地(食料豊富)であったり雨がたくさん降ったりと少々都合が良い設定なのと、途中から冗長なシーンが続くのが気になったが、それを除いても素晴らしい作品だと思います。
吉村昭氏の作品は初めてだったが、これを気に他の作品も読んでみようと思う。

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