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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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10.18(金)読了
久しぶりに図書館で借りて読んでみました。
結構古い漫画ですが、その輝きはいまだ色褪せてはいません。1話完結形式ですが、わずか30ページの間に、さまざまな人間模様が展開されています。内容的には悲しい話が多いのですが、感動というスパイスが効いているので、嫌な感じはまったくありません。

エリートサラリーマンがふとしたことから転落人生を歩んだり、犯罪に巻き込まれたり、義理の父親を取り調べたり、やはり辛い内容が多い。何かに似ているなと思い起こしてみると、藤子不二雄意Aの「笑ゥせえるすまん」にそっくりなんですね、コンセプトが。あの漫画も人間模様の雨あられでしたが、人間の闇の部分を描くのが両者共に上手いですね。全巻読破を目指そうかな。
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10.15(火)読了
裁判員裁判がスタートする前に書かれた裁判傍聴記。
裁判員裁判が上手く機能するか、実際に自分が裁判員に選出されたら、果たして死刑の判決を下すことができるかと、著者は苦しい胸の裡を吐露しています。トロなだけに……。

冗談はさておき。裁判員裁判はスタートを切り、現在のところ、大きな問題もなく順調に進行しているように見えます。というか、世間も裁判員裁判にあまり興味を持たなくなり、マスコミが採り上げなくなったというのが実際のところ。ま、どうでもいいか、という空気が流れているというのが現実のようです。

トロ氏は、生涯70分の1の可能性で選出される裁判員に選ばれたらどうしようと悩み、予行演習と称して、裁判傍聴の際は心の中で判決を下し、果ては模擬裁判に出席するために自腹で熊本に向かうという力の入れよう。職業だから出張になるのだろうけど、どれだけ心配性なのだと読みながら突っ込みたくなりました。

しかしまあ、人を裁くには、予め予行演習をしておく必要があるというのはその通りだと思います。「面倒くさいから死刑でいいや」なんて決められたら最悪だし。そのためには、国民一人ひとりが最低限の法律の素養がないといけません。つまり義務教育の段階で法律科目を必修に……それはやりすぎかな?
10.12(土)読了
藤子不二雄Aの回想録。幼少期から現代まで、時代を追って漫画家としての軌跡をたどることができます。

最近、藤子A氏の著作が多数出版されている感じがします。内容はどれも興味深いのですが、「まんが道」を何度も読んだ身としては知っていることも多く、内容的にも重複している事柄が多数あるので、お得感はちょっと薄いです。「まんが道」の焼き直しなのでは、と。

「まんが道」と言えば、続編に当たる「愛、知りそめし頃」という漫画を鋭意執筆中とのこと。80近くなってもいまだ現役で描き続けているのは藤子氏くらいではないでしょうか。完成したら是非読んでみたいのですが、文字通り「ライフワーク」となるそうで、ラストまで描き切るかその前に終わってしまうか、時間との戦いのような気もします。文庫本とかで出版されてないのかな? 古本屋でもみたことがないので購入しようがない。ちょっと調べてみようかな。

10.9(水)読了
背骨のゆがみを直して自然治癒力を高めよう!というのが本著の内容です。背骨の周辺には神経が張り巡らされており、背骨が曲がることにより神経にも悪い影響が出て病気になる。真っ直ぐにすれば病気も治る。シンプルで分かりやすい理論です。

背骨の重要性は他の本でも読んだことがあります。背骨のゆがみを直すために、西式健康法のひとつ「背腹運動」を行っています。毎日500往復、背筋を伸ばして振り子のように左右に傾ける運動ですが、これが結構キツイです。有酸素運動になるので、肥満を解消する目的にも利用できそうです。

歩くときも背筋を伸ばしてシャンとする。自然治癒力が高まり見た目も良くなる。生活の一部として取り入れるといいと思いました。

10.6(日)読了
各界の著名人にインタビューをして、精神世界について語り合うというのが本書の要点。トップバターにニール・ドナルド・ウォルシュ、山川鉱矢・亜希子夫妻、作家の鈴木光司、寺山心一翁など、精神世界を代表する(?)人たちが勢ぞろいしています。

「神との対話」で有名なニール氏の半生についての話はとても興味深かった。メディアに公開していない内容だったので、日本で初披露というわけです。といっても、この本は10数年前に出版されたものなので、いまでは結構知っている人も多いかもしれませんね。

山川夫妻は、スピリチュアルに目覚めるまでの人生を語り、「リング」などのホラー小説を執筆した鈴木氏は、あまり精神世界について詳しくないと語っていますが、宇宙の生成などについて抽象概念を用いながら、理系らしく理路整然と自分の考えを披露しています。

一口に精神世界といっても、色々な切り口があり、さまざまな考え方の人がいるというのが本書で改めで分かりました。ひとりの人の考え方にのめり込むのも悪くはありませんが、多角的に物事を考えられるようにするためにも、このような本を読む価値はあると思います。
10.3(木)読了
元格闘家の須藤元気氏。彼は知る人ぞ知るスピリチュアルオタクなのであった。バシャールと対談した本を出版したり、「オーラの泉」にゲスト出演したりと、その活躍ぶりは類を見ない。

今回は、シャーマニズムの伝統を受け継ぐ呪術師ルハン・マトゥスに会いに、コスタリカ、サンフランシスコまで赴くという熱の入れよう。スピリチュアル半分、一人旅半分といった趣は、どことなく「深夜特急」を思い起こさせる。文章もなかなか面白い。文才があると言っていいでしょう。

内容は本を読んでもらいたい。ルハン・マトゥスから秘法を学んだ須藤氏は、ますますスピリチュアリストになってしまったようだ。そろそろオーラが見えたり、聴こえないはずの声が聴こえてきたり、神を視たり(!)できる頃ではないだろうか。今後の須藤氏に注目だ。
9.30(月)読了
漫画家、松本零士さんの人気漫画を一気に紹介している本です。文章の途中で漫画のページもあり、「おとこおいどん」「銀河鉄道999」「キャプテンハーロック」などの往年の作品も見ることができます。

一番好きな作品は「銀河鉄道999」ですね。小さい頃にテレビ放映されていて、夕方になると、毎日欠かさず見に家に帰ったものです。その後、文庫本を買って漫画も読破しました。哲学的というか、夢を駆り立てられる漫画ですね。道徳も入っているし。

逆に、「宇宙戦艦ヤマト」は漫画で見ましたが、いまいちでした。地球を救うためにイスカンダルまで旅立つヤマト。ストーリーは悪くないのですが、なぜか面白くない。主人公のキャラが立っていないのも原因と感じました。中途半端に終わってしまったし……。

この一冊を読めば、松本零士さんの主張、漫画に賭ける思いを知ることができます。猫のみいくんの逸話など感動しますよ。
9.27(金)読了
対談本。半藤氏は作家で近代日本氏の著書を持つ。戸高氏は日本近代史、特に軍史の専門家のようです。

本著は特に日本海海戦にスポットを当てています。日本海海戦は、当時最強と言われたロシアのバルティック艦隊を、丁字戦法を用いて撃破した海戦として有名ですが、おふたりはこれに対して否と言っています。丁字戦法は用いられなかったと。

丁字戦法は日本海海戦の前に用いて失敗していたため、他の戦法を採用することとなった。連繋機雷を使用する方法だ。そして海戦当日、連携機雷の使用を目論んだが、「天気晴朗なれど波高し」の言葉通り、高波のため機雷を敷設することができなかった。そのためやむなく正攻法でバルティック艦隊と対決し、「運良く」撃破したというのが真実だそうです。

では何故、丁字戦法を用いて勝利したことになっているのか。これは、当時軍機として取り扱われていた連繋機雷にあります。連繋機雷は、日本海海戦で使用できなかったとはいえ、以後の戦いで用いることを考え、世界に公表してはいけない軍機扱いとなりました。そのため史実では丁字戦法を用いて勝利したと記載されることになった。軍機は現在も生きているため、未だ公表されていない、というのがおふたりの意見。

真意のほどは分かりませんが、なかなか説得力はあると思いました。「丁字戦法を使っていないとは何事だ!」とお叱りの意見も多数寄せられたそうですが。真実は如何に。
9.24(火)読了
気によって様々な病気や症状を治療している気功の第一人者の著書です。森美智代さんのブログで紹介されていたので、図書館で借りて読んでみました。

佐藤氏によれば、気の重心が身体の上にくればくるほど不健康であり、下にいけば健康を取り戻すそうです。胸とか丹田から下に気の重心がくるように施術を行い、最終的には足の裏、さらには地球の中心に気がいけば、とてもよい状態になるそうです。スピリチュアルでよく言われる「グラウンディング」のことのようです。

この方の施術を受けるのは最大5回までで、5回以内にスピリチュアル気功ができるようになる人もいるようです。森美智代さんもスピリチュアル気功ができるようになったと書いていました。自宅で簡単にできる気の訓練も記載されているので、興味のある方は実践してみるのもよいと思います。
9.21(土)読了
最終巻。妹との和解を果たした高坂京介。この巻では京介が次々に告白されます。あやせ、黒猫、加奈子……。しかし、京介は次々と女性を振っていきます。「ごめん、好きな女性がいるから」と。

クリスマスイブの日、京介は桐乃と2年連続のデートをする。その場で京介は、桐乃に告白をする。「俺は妹が大好きだ、結婚してくれ!」と。告白というよりプロポーズ、それも実の妹にプロポーズしたが、桐乃の答えは「はい」。それも泣きながら。桐乃は昔から京介のことが大好きで、どのようにしたら相思相愛になれるか悩んでいたという。そして、イブの日に告白しようと決意していたそうな。京介は先を越したということだ。

卒業式の後、京介はラスボスである、幼馴染の麻奈美をも振ってしまう。麻奈美と桐乃は殴る蹴るの大喧嘩。しかし京介の決意は変わらない。そして……京介と桐乃は、教会で2人だけの結婚式を挙げる。もちろんキスも。その後、桐乃は京介に指輪を返し、「普通の兄妹」に戻った。卒業式までの限定の恋人は結婚式をもってフィナーレを迎えた。

エピローグは、沙織が「オタクっ娘あつまれー」のサークルで新メンバーを紹介というので、京介と桐乃がオフ会に向かう場面。普通の兄妹に戻った2人だが、割と仲は良さそう。
全巻通してとても面白かったです。いままで読んだライトノベルで一番良かったかな。個人的には黒猫がちょっとかわいそうと思いました。その後、彼女はどうなったのかな? ちょっと気になります。


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