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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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10.7(水)読了
マジュニアとの戦い~ナメック星でのドラゴンボールの捜索まで。
悟空も大きくなって、さらには悟飯も生まれて新展開へ。ラディッツが現れて悟空は自分の出生の事実を知る。ラディッツを倒したが悟空も死ぬ。海王の下で修行し、ナッパ、ベジータを撃破。死んでしまったZ戦士を甦らせるためにドラゴンボールを求めてナメック星へ。そこにはベジータの他にものすごく強い敵がいた。

いつのまにかピッコロが仲間になっていて協力して強敵を撃破。今度はもっと強い敵が現れて、対抗するためにもっと修行して強くなり、仇敵であるベジータと手を組み敵を打ち破り……。まさにヒロイックファンタジーの王道、RPGゲームの真髄、強さのインフレスパイラル。努力、勝利、友情の芽生え。こっぱずかしいけど、それでも人気があった要因は単純に面白いから。伊達に王道走っていないって感じ。

漫画でも小説でもそうだけど、努力、葛藤、友情、勝利は面白くなるための必須アイテムといえる。なんの悩みもない絶対的な主人公が敵を打ち破ってもおもしろくもなんともない。敗北、葛藤、努力、再戦して勝利してこそ読者から共感を得ることができる。葛藤が大きければ大きいほど勝利したときのカタルシスも大きくなる。つまりマゾなまでに主人公に挫折を味わわせればいいというわけ。

それにしても悟空は、アホかと思うほど負けても負けても立ち上がり、修行して努力してどんどん強くなっていく。途中どこかで挫折して陰気になってほしいところだが、異常なまでに明るく元気。ノーテンキ。さすが健全な少年漫画だと思う。敵もごていねいに段階的に強くなっていき、悟空が敵うギリギリのレベルの人たちと決闘することになる。初期の頃にラディッツあたりがやってきたらそれで終わりだったろうが、絶対にそうはならない。このあたりが現実とは違うところだ。
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