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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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3.30(水)読了
不朽のスペースオペラ。漫画です。
ブックオフで、全編収録版の分厚いコンビニコミックが50円で売られていたので、思わず購入してしまいました。半年くらい前に。読もう読もうと思っていて積ん読していた一冊。今回ようやく読み終えました。

宇宙人に侵略されて放射能で汚染された地球を救うため、宇宙戦艦ヤマトでイスカンダルへコスモクリーナーを受け取りに行くというストーリー。途中、宇宙人たちと戦って、物語は端折り気味に進行し、ラストはナレーション処理で大ボスに打ち勝ち、コスモクリーナーを携えて地球へと戻ります。宇宙人、放射能汚染から地球は救われメデタシメデタシ……なんか、すっごくチープな感じがします。この内容でよく流行ったものだ。

第二部では、廃艦が決まったヤマトに、乗務員たちが反乱気味に乗り込んで宇宙に脱出します。そこに宇宙人がやってきて戦闘に突入。これから物語が進行するという展開で、「ヤマトの戦いはこれからも続く」というナレーションとともに全編完。……これって、週間漫画雑誌で不人気漫画が強制終了されるときの常套手段の物語終了方法ですよね? それをやっちゃあおしまいだよ。

 

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3.22(火)読了
ビートたけしが、父親の菊次郎、母親のさきについて書いたエッセイ集。
書籍名は知っていましたが、恥ずかしながら、北野武監督が撮影した映画のタイトルだと思っていました。カンヌに出品、とか。いやー、恥ずかしい。

細かい内容は省きますが、たけし氏の両親はかなり個性的だったようです。ペンキ塗りの職人の父親は、毎日酒を飲んで女房を殴る蹴る。そんな父君を母親は「無学の人間」とバカにし、子供たちに英才教育を叩き込む。子供たちが出世すれば自分を高い場所に連れて行ってくれる、というわけです。ところがたけし氏は大学を中退してフラフラしだす。まぁ、お笑い界の重鎮となることができたわけだから、母親の教育大成功、といったところでしょう。

ラストは、母親さきさんの死で締めくくられています。1999年でしたね。テレビの前で号泣するたけしさんが印象的でした。それに比べて、実の父親の死のシーンはからっとしたもの。寝たきり状態が続いて家族が心労でダウン寸前だったそうですから、亡くなって、正直みんながホッとしたそうです。そんなものなのでしょうね。

3.25(金)読了
スピリチュアル関係の本。この手の書籍を読むのは本当に久しぶりです。
著者は出版社の社長さんとのことです。池谷さんという能力のある人と出会い、その池谷さんの体験を中心に本は進んでいきます。

最初の方は、池谷さんが主催しているセミナーを受講した人たちの体験談など、一般の人たちの話が中心で面白かったです。途中から、ちょっと宇宙に関する科学談義などやや専門的な話があり、最後はスピリチュアルの話、チャクラなどで締めくくられます。科学関係の話はちょっとパス。スピリチュアル関係の本にはいらない話かな。

2012年頃に震災や戦争、宇宙からの落下物で人類の人口は激減してしまうという話がありますが、はたしてどうなのでしょうか。今回の東北沖の巨大地震はその前兆? と思ってしまうのは私だけではないはずです。ちょっと心配です。

3.24(木)読了
第17回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。2010年度の大賞ですね。
元の作品名が「ああ人不着絹」ということで、「ああ野麦峠」のオマージュということが分かります。私は「ああ野麦峠」は読んだことがないのですが(正確には1ページ目で挫折してしまいました)、雰囲気的にはこんな感じなんだろうな、というのが第一印象でした。

昭和初期中期に東北の村に人買い風の男がやってきて、大金でおぼこ娘を工場へ連れて行く。12歳から15歳の娘だそうです。工場へ連れて行かれた娘たちは、3度3度の食事とお風呂、たっぷりの睡眠をとらされ、徐々に超え太っていく。まるで天国のような生活ですが、ぐーたらな生活に娘たちはやがて飽き飽きしていきます。そして食事の前には怪しげな丸薬を飲まされます。やたら苦い薬です。

やがて娘たちは蚕の飼育を始めますが、その蚕が特別製で、とても上質な糸を紡ぐのだそうです。薬アレルギーを起こして別邸に隔離された主人公の娘は仕事に出られなくて、退屈で退屈で賞がありません。仲間たちが毎日のように顔を見せてくれていましたが、最近ではそれもなくなってしまいました。どうしたのかなと工場に忍び込みますと、そこでには大きな繭がいっぱいあります。人型の繭が……。

正統派の古典ホラーといったところでしょうか。ストーリー展開、ラストまで予想ができてしまうのが難ですが、筆力のある良作だと思います。途中で若干中ダレしてしまったので、ストーリーにもう一山作ったらよかったと思いました。

 

3.27(日)読了
対談本。
アカシックレコードにアクセスできる預言者、ゲリーボーネルとマンダラケ社長が世界のこれからについて話し合っています。

アメリカのワールドトレードセンタービルの自爆テロがあった翌月に対談していますので、約10年前の本ということになります。ゲリーは2001年当時から見た世界の予言を語っています。10年後の現在から見てみると、当たっているともいえるし、当たっていないともいえる。たとえば、中東辺りで大きな戦争があると予言していたとしても、あの辺りは年がら年中戦争しているので、それだけでは予言的中とはいえない。予言の内容が抽象的で一般的過ぎるんですよね。ブッシュが暗殺されるのは避けようのない予言だ、といっていましたが、ブッシュ氏は現在も存命されておられるし。好意的に見ても、外れていることが多いかな。

そういえばジュセリーのという預言者がいました。的中率90パーセント以上という触れ込みで、日本のTVでも一時取り上げられていましたが、後に検証してみると、ほとんど当たっていないようですね。的中率1パーセント以下じゃないのかなと思います。
予言って案外こんなものかもしれない、そして未来なんて視られない方がいい、と思う今日この頃です。

3.21(月)読了
前回に引き続き、阿川佐和子のエッセイ集。
軽いタッチでポンポンと書いているので読みやすいです。

和服に関する回が多かった印象があります。彼女の母親は父君に「お前に洋服は似合わん、和服を着ろ」と言われていたようで、毎日和服で家事をしていたそうです。にもかかわらず佐和子氏はまともに和服を着付けない。そんな自分を恥じていました。

アメリカ留学中の話も多い。特に食べ物の話。あっちの料理は本当に簡単なものが多く、夕食にピザやハンバーガーだけというのはあたりまえ、ビックリしたのは、パーティに誘われて赴くと、そこには各種缶詰が置かれていたことがあるとか。嘘のような本当の話だそうです。そこまでいくとおそらく、あちらの感覚でも「非常識」の部類に入るのではないかと思います。各種缶詰ったって、ねぇ……。

3.20(日)読了
エッセイ集。
10年以上前の作品なのでちょっと古いですが、阿川氏の考え方を知ることができたので良かったです。

実は、阿川佐和子の作品を読むのはこれが初めてです。どちらかというと作家というよりも司会者やコメンテーターというイメージが強いので、これまで読むのを避けていたのですが、なかなか面白かった。彼女がどのような生育歴をたどり、どのような経緯でマスコミの世界に入ってきたのか、本職は何なのかが分かってようやくすっきりしました。本職は、テレビに出演している何でも屋、と言ったら失礼か。

軽いタッチで書かれている本なので、ちょっとした隙間時間に読むのに最適です。電車に乗っている間とか、寝る前とか、トイレのお供とか……。そういえば、お父ちゃんの方の阿川の作品も読んだことがない。本著によれば、かなり偏屈な親父だったとか。偏屈親父の本も読んでみないといけないかな。

3.18(金)読了
不思議研究所というキテレツなことばかり取材・検証している、グッズ販売会社(?)の機関紙。
今回は森田氏の大学時代の宗教学のノートを転載して、巧みに書籍販売へと導いています。

さて、この機関紙。自社グッズの販売促進が目的なのはミエミエなのですが、内容がなかなか面白いのでこまっちゃう。前回は、明らかに最近書いたと思われる手紙を、数十年前に貰った手紙と主張して掲載したり、その前は、森田氏が顔を伏せた状態で女装して登場したり……。憎めないんですよね。

今回もトイレの中で楽しく読ませていただきました。
紙面の最後にはいつものように、百円均一で売っていそうなグッズを数万円で販売する強気の姿勢。お得意の六こう占術を使って、株で幾らでも稼げるはずじゃないのかという初歩的な突っ込みは横に置いといて、ヘミシンクが普通の値段で売っていたのでちょっと気になる。委託販売でも始めたのかな?

それにしても、グッズを購入する人ってどんな人だろう? 森田氏の書籍は一通り読んだし、それなりに楽しませてもらったけど、買おうとは思わないなぁ……。だって、六こう占術で大儲けした人の話、一回も聞いたことないし、森田氏自身が300万円の中国旅行費が無いとか言ってピーピーしてたし……。ジャロに電話したら一発だろ、といつも思う。

 

3.22(水)読了
人気ライトノベル第6巻。
アメリカ留学から戻ってきた桐乃だが、沙織の様子がおかしい。元気がない様子を気にして、いつものメンバーで沙織の自宅にアポ無しでやって来る。そこで出会ったのは沙織の姉の香織。だがよく見ると、彼女は香織に変装した沙織だった。その後、自分の過去と心情を吐露した沙織は、皆にコスプレをして楽しもうと提案。楽しいパーティとなったとさ。

その他、アキバでエロゲーを購入する話、加奈子のイベント参加にマネージャーとして同行する話、桐乃のアメリカでのルームメイトだった、世界一脚の速い小学生、ブリジットが来日して桐乃とかけっこ勝負をする話など計4編を収録。今回は笑いをテーマとしているだけあり、どれもアハハと笑うことができます。京介のキャラが若干変わったのが気になるが……。

とりあえず、図書館で借りることができる巻は全部読了しました。現在7巻まで出版されているようですが(たぶん)、図書館で貸し出されたら速攻で借りて読みたいと思います。

3.13(日)読了
第4巻で桐乃はスポーツ留学のためアメリカへ旅立った。よって5巻は、ヒロイン(ほぼ)不在という異例の巻となった。

この巻でのヒロインは黒猫こと「五更瑠璃」。ごこうるり。すげえ名前。ネーミングセンスを疑う。それは置いといて、五更は主人公の高校へ入学。性格の捻れと付き合いの悪さから、たちまち教室でハミッてしまう。それを見かねた京介は、五更をゲーム部へと入部させることに成功する。部活動を通じて友達を作ってあげようという作戦だ。ついでに京介も入部。しかし……

ゲーム部は変人の集まり……もとい、個性豊かな人材の宝庫だった。1年生の女子がひとり入部していたが、その女子は五更のクラスの級長。しかもホモゲー好きの変人、というのを隠している、表面的には一般人の級長らしい性格の腐女子。初めは彼女と反目していた黒猫だったが、ゲーム製作を通じて心が通い合い(?)ついには友達となることに成功。めでたしめでたし。

そのなある日、桐乃からメールが来る。「あたしの大切にしていたもの全部捨てて」慌ててその日のうちにアメリカへ飛んだ主人公(すげえ)。理由を聞くと、陸上の成績がなかなか上がらず、甘えを捨てるためにコレクションを捨ててくれとメールを送ったという。2人でエロゲーしながら、京介は頃合を見計らい、「日本へ帰ってきてくれ。お前がいなければ俺は寂しくて死んでしまう」と泣きながら懇願し、桐乃を日本へ帰国させることに成功。次巻から桐乃はヒロインとして復帰。めでたしめでたし。

 



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