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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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8.9(月)読了
中学生の頃、謎の美少女作家としてデヴューしてしまった僕。恋人を自殺で失い、心に傷を負ったまま作家業をやめ、高校へ入学。ひょんなことから文芸部に入ってしまい、毎日毎日書き物をする日々。それというのも、文芸部部長であり唯一の部員でもある遠子先輩が、本を食べる妖怪だからだ。三題噺を書かされてはそれを食べられ、そんな日々は決して悪いものではなかった……。

久しぶりにライトノベルを読んでみることにしました。人気がある作品ということで”文学少女”シリーズを読了しましたが、個人的にはいまいちでした。
設定は悪くないのですが、無理にミステリー仕立てにしたことと、女性作家が少年を主人公にして一人称で進めたことに違和感があります。簡単にいえば、主人公のぼくちゃんは、少女コミックに出てくるような男の子。思考、行動、台詞回しなど、同じ男性からすると、かなり不自然に思いました。主人公は高校生という設定ですが、よくて中学生、ややもすると小学生並みに純粋です。

登場人物も中途半端。
主人公級の二人はまあいいとして、姫倉、琴吹の二人はなんのために登場しているのか分からない。特に琴吹。ストーリー展開にまったく絡んでいないので、むしろいないほうがいい。2巻以降のことも考えてわざとこのような使い方をしたと思うが、第一巻でこれは完全にアウト。2巻を読もうという気になれません。

かなりダメだしをしてしまいましたが、これは個人の読書の趣味嗜好の問題なので、この作品がいい! という人もいるでしょう。実際、結構人気があるみたいなので。ただし、アダルトには通用しない。「んなわけなーだろ!」と突っ込み入れたくなる箇所多数です。女子中学生あたりに対象を絞った作品かな、と思います。
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