忍者ブログ
読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
[886] [885] [884] [883] [882] [881] [880] [879] [878] [877] [876]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2月12日(火)読了
第二次世界大戦末期のヨーロッパのある地方が舞台。空襲を逃れるため祖母のいる田舎へやったきた双子の男の子。母親は彼らを残して去って行く。そして祖母と双子の生活が始まる。

祖母は双子を「悪魔の子」と呼び、忌み嫌う。双子はそれぞれ祖母の手伝いをするが、実は双子は祖母以上の性格悪。というか、精神異常と言ったほうが適切かもしれない。何せ、殺してほしいと自殺幇助のお願いを受けて、あっさりと殺してしまう。双子を連れにきた母親が爆弾で死ぬと、母親と妹の骸骨を屋根裏部屋に引き上げて、吊るして飾り物にする。普通の感覚ではありません。ある意味ホラーです。

最終的に、双子は父親を犠牲にして国境を越えることに成功します。しかし1人は祖母の家に戻ることを選択します。理由は分かりません。2巻、3巻で秘密が解き明かされるのでしょう。ちなみに祖母は物語の途中で死んでしまいます。

文体は基本的に進行形で、感情を交えない超客観的に書かれています。淡々と物語が進みますが、この文体はホラーやスプラッタに適しているように思います。とても面白かったので、次巻以降も読みたいと思います。

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
とし
性別:
男性
趣味:
読書、コーヒー、ジョギング
ブログ内検索
フリーエリア
最新CM
最新TB
バーコード
アクセス解析