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読書日記を感想文的に書き綴っています。「お知らせ」には日々の雑感、興味のある分野を記載しています。
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1.9(日)読了
第10巻は一冊丸ごと、柳沢教授の若かりし日の物語です。
戦後日本が舞台で、柳沢は米軍に接収されそうになっていたある館で、偽装のために学校の先生となり、戦争孤児を集めて授業を始めます。

戦前戦後の価値観の変化、学校の先生の授業の矛盾など、ある意味当時の風刺作品となっています。大人はまだいいですが、価値観が固まっていない子供などは、何が正しいのか、何を信じたらいいのか戸惑ってしまい大変だったでしょう。昨日まで「正しい」と教えられていた事柄が、次の日には「間違っていた」となるのですから。教師不審になってしまいますね。

柳沢は、学校教育は掛け算と多少の読解力があれば良いという生徒の意見に苦悩します。掛け算と文字の読み方が分かればそれで良いというのは、いささか乱暴な意見のようにも思いますが、柳沢は本気で「そうなのかもしれない」と考え込みます。確かに、因数分解や語法など日常生活ではあまり必要ないのかもしれませんが、科学者、研究者、文学者など、それらが必要な人たちもいます。また、それらの人がいなければ化学発展や文化の興隆はありえないし、それがなければ国の繁栄は成し得ない、なんて普通に考えたら(考えるまでもなく)分かりそうなものです。微分積分のできない科学者なんてイヤです。

 

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1.7(金)途中まで
キングの代表作のひとつ。映画化され、日本でも大好評を博したので読んだ人も多いと思います。

あまりにも長すぎて読み終えることができませんでした。ニ段組で400ページを超える大著、しかも改行はほとんどなし。面白ければなんの問題もないのですが、100ページ近くまで読んでもどうも面白くならない。元監房所長が老後に自身の体験を綴る形式で書かれているのだが、物語が時系列に沿っていないので分かりにくい。人物が多くて頭に入らない(いや、そこまで多くはないけど)。本論から外れたどうでもいい話がちょこちょこ入っていてイライラする。それがキングの良さという人もいるだろうけど、私の趣味には合わなかった。

というわけで、途中で挫折。断念。無念。まぁ、面白くない本を我慢して最後まで読むのは勉強関係の教科書だけでいいでしょう。小説は娯楽でありストレス発散のためにあるのだから。未読の勇気も必要さ(と自分を慰める)。

ちなみに本作を読んでいて村上春樹を思い出した。文章の雰囲気がとても似ている。村上氏は英米文学に傾倒していたらしいのでその影響かもしれない。

1.4(火)読了
少女漫画第5弾。
今回は「ご近所の悪いうわさ」という分厚い漫画のふろく本。厚さ1センチ程度なので気軽に読むことができました。

内容はいつもどおり、女が不幸になる話が多いです。最後の話は幸福になってめでたしめでたしでしたが、これは「ムーンストーンG」という幸福になるペンダントを売るための宣伝用の漫画です。ペンダントで幸福になれるのなら努力は不要なんですけどね。JAROに通報したら取り締まってくれるのかな、こういうの。まぁ、漫画が面白かったから許しますか。

小さい頃に「小学校○学生」とか「ボンボン」「コロコロコミック」といった月刊誌を毎月購入していました。その頃はふろくブームのようなものがあって、分厚い漫画に数冊の薄い冊子漫画が入っており、かなりお得感がありました。最近はふろく漫画も少なくなりましたが、女性漫画ではまだ健在だったのですね。懐かしい気分になりました。

12.30(金)読了
女性コミック4冊目。
今回は結婚生活に関するお題ですが、はっきり言って、この手の漫画で描かれる内容は「婚姻生活」「仕事」の2点が9割を占めているので、お題はあってないようなもの。これまで読んだ4冊はどれもほぼ同じ。ミックスしても違和感はないでしょう。

女性の漫画を読んでいていつも思うのですが(いや、そんなには読んでないんですけどね)、どうしてもっと個性を全面に出さないのだろう? ストーリー、画、内容に至るまでどれもこれも似たり寄ったり。たまにはごつ太い線で人物を描いたり、他の女性には絶対に描けないような漫画を描いたりしたらいいのに。それが個性でしょう、個性。

そんなこんなで4冊読了。まずまず面白かったので良しとします。暇つぶしには最適ですね。これでまた枕漫画が一冊減って部屋がスッキリ。うれしきことこの上なし。

12.28(火)読了
女性コミック第3段。
今回のお題は「歪んだ母子」ですが、殺人物が多いので結構怖かったです。いずれにしてもほとんどの物語が悲惨な終わり方をしています。読者層はおそらく20代~30代の女性が大半です。やっぱり「他人の不幸は蜜の味」ということで、このような漫画を読んで溜飲を下げているのでしょうか。おおこわ。

十数編の短編を読みましたが、なかにはハッとさせられた物もありました。ストーリー、結末ともに秀逸だったので、思わず唸ってしまいました。倒錯愛の物語なんですけどね。血の繋がりのない兄妹なので倒錯とはいえないのかもしれないけど、やっぱり行動に移したらダメですよね。おまけに妹は事故で失明している状態で。こりゃこわい。

さてさて、あと2冊。半分以上読了したので気が楽になりました。部屋も大分片付いてきたし。明日、明後日で全部読み終えられたらと思います。

12.27(月)読了
前回に引き続き、女性漫画特集。今回も分厚く5.5センチ。ここまでくると枕ですね。
人生最悪のギャンブルということで、結婚、結婚生活がほとんどです。そして内容は、思わず「最悪!」と叫んでしまうようなものばかり。他人同士が家族になるのだから困難はあると思いますが、ここまで困難の連続だと嫌になるだろうなーと思ってしまいました。

女性漫画なのでしかたないのかもしれませんが、どうして人生最悪のギャンブルが家庭に関することばかりなのでしょうか。それも夫と姑の問題ばかり。女性が関心ある内容とはいえ、もうちょっと捻ってほしかった。途中まで読んで、「おまえらの人生は家庭だけなのかっ!」と叫びたくなった。もっといろいろあるでしょうよ……。

とりあえず読了。あと3冊ある……。こう家庭問題の漫画ばかり読んでいると嫌になってくる。ホラー物だと嬉しかったんだけどなぁ……。でも頑張って読むべし。そして粗大ゴミに出して部屋をすっきりさせるべし。

12.26日(日)読了
ついに手を出してしまいました。ぶっとい女性コミックスに。ものさしで測ると、分厚さ4cm。枕にもちょうど良い大きさです。

嫌な女がたくさん出てきます。こんな女性とは絶対にお友達になりたくないと叫びたくなるような女性てんこ盛りです。嫁姑問題が多いあたりは、やはり現代の女性にとってもここがネックの一つだからでしょうか。そして例外なく姑が嫌な女……。世の女性にとっては姑とは天敵のようなものなのでしょうか? 目先を変えて嫁の姑いびりを描くといいのに、とあまりの捻りのなさに呟いてしまいました。

なぜ女性コミックスを読んでいるのか! 少し前にゴ○捨ての日に大量にゲットしたからです。だって、たくさん置いてあったんだもん。
ゲットした冊数6冊。全部分厚い。あわせて30センチ弱。部屋に積み上げると壮観です。女性漫画の山! 友達には見せられない光景だ。速攻で読んで速攻で捨てます。分厚くても内容が薄っぺらいため、一冊2時間もあれば十分読了できます。速読で1時間。来週には捨てられるな。とりあえず今週は女性漫画を満喫します。

12.24(金)読了
第8巻は初の長編(中篇?)でした。著者が取材旅行で訪れたモンゴルを舞台として、柳沢教授と教え子が経済学します。そして教え子たちは結婚することに。なんともロマンチックではないですか。

せっかく経費で(と想像する)海外旅行に行ったのだから、丸ごと一巻長編で費やしてほしかった。もう少しモンゴルの生活様式や文化、慣習などを盛り込んで、もう一度別の観点からモンゴルを考察してほしい。といっても、柳沢シリーズってもう終了してるんだよね。「続・柳沢~」とかいってもう1度描いたらどうだろうか?無理?

モンゴルには行ったことがありませんが、モンゴルの生活にとても興味があります。遊牧生活、乗馬、チャイ、弓……モンゴルファンならずとも一度は経験してみたいものです。前世は絶対に遊牧民だったと思うほど惹かれる。モンゴロイドのDNAが含まれているのでしょうか。

借りてた柳沢シリーズは全部読了。あとは図書館で借りてまた読む。漫画は取り合いだからいつ借りられるか分からないんだよね。かといって予約して取り置きしてもらうのも恥ずかしいぞ。

12.23(木)読了
元公安警察の北芝健氏の犯罪捜査に関する著書。
実際に警察に勤めている氏が直接現場の担当者に取材して書き上げたので、内容の正確さは抜群です。ミステリーファンはもちろんのこと、ミステリーの書き手、警察フリークも大満足の一冊と言えるでしょう。

私自身は、ミステリーや警察はあまり好きではないのですが、こういったノンフィクションものは大好きです。あまり知られていない警察の内部事情や北芝氏の武勇伝など、読んでいて血沸き肉踊る思いがしました。そういえば幼い頃の夢は警察官かパイロットになることだったような……この本を読んで、「警察にならなくてよかった」と胸をなでおろしている次第です。なぜか!

警察は自腹が多い。張り込み中の食費や宿泊費なども経費で落ちないことがあるそうです。昔日、北芝氏が出張費として9000円の領収書を出したところ、「国民の税金を何だと思っとるんじゃい」と雷を落とされたそうです。中小企業並ですね。

という警察の知られざる内部事情が赤裸々に綴られています。涙なくして読めない本書をご一読ください。警察官のご苦労がよく分かります。

12.22(水)読了
7巻は6巻より面白かった。
ほぼ全てが一話完結なので、そろそろ長編も読んでみたいところ。実際、中・長編のほうが描きやすいのではないかと思う。ネタ出しも一話一話考えるところからだと時間が掛かって仕方がないと思うのだがどうだろうか?

さて、「柳沢教授」シリーズは図書館で借りて読んでいますが、最近は漫画やライトノベルを借りる比率が高いので、ちょっと恥ずかしい。
「あ、きたきた。漫画とラノベの人(プププ」
なんて司書さんの声が聞こえてきそう……。「涼宮ハルヒ」シリーズの3巻は恥ずかしかった。「俺の妹……」シリーズもかなりきつい。表紙には配慮がほしい。せめて恥ずかしくない程度には。

ぼやきが入りましたが、無料で借りて読んでいる訳なので、この程度の恥辱は耐え忍ぶのが当然でありましょう。これからも「漫画とラノベ」の人としてがんばります。



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